和室にベッドを置く場合、畳に傷をつけないための対策について

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和室にベッド

和室にベッドを置く

畳の上には布団を敷くのが一般的です。が、介護や体調的な理由、あるいはお好み等で、どうしても和室にベッドを置きたい場合もあろうかと思います。

とはいえ、ベッドはそもそも洋室に置くことを想定したアイテムです。

どうしても和室にベッドを置きたい場合、一番気になるのは、ベッドという重い家具を置いたら、畳にどのような影響を及ぼすかということですね。

当然柔らかな畳の上にベッドを置くと「畳に何らかの負担がかかる」「和と洋のバランスはどうか?」などの問題が生じることは想像できます。

そこでここでは、和室にベッドを置くときの注意点と、その対策について検証してみましょう。

和室の畳について

イ草の収穫

イ草の収穫

和室は洋室と違い、デリケートな畳を敷き詰めたお部屋です。

畳は「い草」という植物を編み込んだゴザを、藁や発泡スチロールなどの芯台に被せた長方形で、各地方によって大きさが異なります。

それは、それそれ経済圏での建築の規格が昔から少しづつ異なっているからです。

このことは現在でも統一されていません。

統一出来ないのは、住居や家屋は文化や伝統を延々と引き継いでいるということでしょうか。

ですから一般住宅用の畳は、サイズ、厚みが異なる為、すべて「オーダーメイド」です。

以下は地方によって異なる基本的な畳のサイズです。

畳の呼び名 1畳の大きさ(寸) 1畳の大きさ(mm) 使われている地域
京間、本間、関西間 6尺3寸×3尺1寸5分 1910㎜×955㎜ 京都、関西地方
中国、九州地方
中京間、三六間  6尺×3尺 1820㎜×910㎜ 愛知、岐阜、三重 福島、山形、岩手 北陸地方の一部、奄美大島
江戸間、関東間、五八間 5尺8寸×2尺9寸 1760㎜×880㎜】 関東、東北、北海道、東日本の大部分、全国的な標準規格

団地間など他にもいくつかあります。

近頃流行りの、フロ―リングに置けるユニット畳は、82×82cmと扱いやすいサイズで売られています。

「い草」は空気中の水分が多い時は湿気を吸収し、乾燥時には水分を放出、部屋の中の湿気を調節します。

機密性の高い住宅において「い草」は、年間を通じお部屋を快適に保つ人間に優しい素材です。

そのような「イ草」を使った畳は、デリケートな存在で、ベッドで覆ってしまうのはとても残念なことです。

ですから畳の上にベッドを置くときには、十二分に注意して使いたいものですね。

ベッドは重く、しかも、専有面積が大きいので、以下のことに注意します。

和室にベッドを置くときの注意点と対策

  • ベッドの重みで畳に跡がつきます。
  • ベッドを引きずると、まず100%畳を傷めます。
  • 新しい畳の場合、ベッドを置くと変色する。
  • 湿気がこもり、ダニやカビが発生しやすい。

ベッドの重みで畳に跡がつきます。

ピアノの敷板

畳の上に置いたピアノの敷板

畳は、表に「イ草」を使ったています。「イ草」は細い茎状の植物ですからものすごくデリケートです。

ちゃぶ台など、少しの重みによりへこみ跡がつく特性があります。

和室にベッドを置く場合、ベッド全体の重みは床と接する脚に集中するので、何も敷かないで直接置くと畳は深くへこんでしまいます。さらにその部分は退色が遅いため、色の違いも生まれます。

畳は一度凹むとなかなか復元しません。

短期間でついた多少のへこみは、手入れによりある程度戻る可能性はありますが、完全には戻りません。

長期間になるとほぼ絶望的です。へこみを元に戻すのは困難です。

なので、ベッドの脚の下にピアノを置く時のような丈夫な敷板を使用しましょう。

ベッドを引きずると、まず100%畳を傷めます。

ベッドを配置した後、お掃除や模様替えなどで、ほんの僅かでもベッドを引きずると、脚が敷き板から外れ畳表の「イ草」をかきむしります。

おそらくは100’%畳に傷がつきます。「イ草」が擦り切れてしまいます。

重いベッドを畳の上で引きずるわけですから、織り込まれた「い草」が切れて、さらには芯の藁床までもボロボロになる可能性もあります。

ですからどうしてもベッドを動かしたい場合は、二人以上で、ベッドを持ち上げ所定の位置にそっと納めます。

新しい畳の場合、ベッドを置くと変色する。

畳は空気と光で自然に色があせ変色していきます。これは畳が新しいほど変化が大きいです。

家具など、なにも置かない和室の場合は、すべての畳が同じように変色していきますから違和感はありません。

しかし、ベッドを置くと、ベッドの敷板と光を遮るベッドの下は色あせが遅くなるため、ベッドをどけたとき明らかに濃い畳の色として残ります。

これは最初に部屋全体にカーペットを敷き、その上にベッド置くと防げますが、今度は通気性が損なわれるため「イ草」にカビが発生することが予想されます。

湿気がこもり、ダニやカビが発生しやすい。

畳とベッドの組み合わせは湿気とほこりが溜まりやすく、カビやダニの発生を招く恐れがあります。

畳は、湿度を吸収・放出する働きがあるため、多湿の環境では畳の中にどんどん湿気が含まれます。

べッドを置くと通気性が損なわれるため、カビる可能性は高いです。それを防止するには、湿度管理が大切になります。度々部屋を開け放ち空気を入れ替えましょう。

まとめ

畳の上にベッドを設置することは、出来るだけ避けたいところです。しかし何らかの事情で、どうしてもベッドを置こうとお考えの方は、畳を傷めない対策を十分に行ってから設置しましょう。

具体的には、畳のへこみ傷対策にはベッドの脚の下に「マット」や「敷板」を敷きましょう。また、予めベッドの下にカーペットを敷く場合は、出来るだける通気性が良いものにします。なお、模様替えなどで、ベッドを動かす時は絶対に引きずらないことです。

-neruco-

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