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私たちが健康で生きがいのある人生を送るためには、食事や、適度な運動と共に、より良い睡眠が絶対欠かせません。
このうちのどれかが極端にバランスを欠いていれば、健康を維持することは困難でしょう。
私たちは人生のおよそ三分の一はベッドの上で過ごすと言われています。つまり寝ているのです。
その睡眠はどのようにして得れば万全なのでしょうか?
人によっては「自分はどこででも寝られる、あっという間にバタンキュー…」こんな素晴らしい方も時にはおられますが、とてもまれなことです。
特に社会人になって、社会的責任が生じ、その重さが増すとともに常にストレスに晒される、ということになります。そしてそれは睡眠の質に大きく影響を及ぼします。
そうです。ストレスは快適睡眠にとって大きな障害になるのです。
快適な睡眠の最大の障害はストレス
この精神的なストレスはとても厄介な存在です。
こうすれば良いという処方箋が、個々で大きく違ってくるからです。
年齢、性別から始まり、性格や資質が違い、それぞれの生活環境も大きく違うからです。
それは各自が生きて来た様々な環境の中で培われてきた、そう、たとえ兄弟であったとしても違ってくるものです。
それぞれがこの世に生を受けた瞬間から、そこに既に存在していた、環境、養育、思想、習慣、時代的背景の中から、好むと好まざるに関わらず、誰もが無意識に、何かを吸収して、それぞれのわたしになっているのです。
当然その中には遺伝的傾向も大きく影響しています。
そして吸収したものが、一人一人違っているわけですから、こうすれば良いという、全ての人に共通する100%正しい処方箋は存在しません。
いつでもどこでもどんな環境でも、バタンキューで、快適な睡眠を得られる人は、素晴らしい宝を吸い込んだという事にもなります。
しかし多くの場合、ノンストレスでいられることは不可能です。
とくに現代社会はストレスの塊のような時代です。ゆえに心療内科は大繁盛しています。
ストレスに対応する医学的処方箋は病院では薬に頼ります。
しかしこれは言うまでもなく万全ではありません。
薬には薬効時間があり、時間がたてば切れます。更に常用すると副作用が伴います。
ストレスに強くなる心を鍛える方法は、それこそ山のように、書物やネット情報に溢れています。
座禅や滝行など仏教や密教な宗教的なものから、現代精神医学と、あるいはそれらと複合したメンタヘルスまで広範囲に広がっています。
しかし、哀しいかな、どれを選べば正解かは誰にもわかりません。精神世界の問題は、それくらいあやふやなものです。
ストレスは何処から来る?
では一体、具体的に、ストレスはどこから来るのでしょうか?
端的に言えば、ストレスは物事を考えたときに発生するものです。
「人間は考える葦である」とは、フランスの有名な哲学者・パスカルの言葉です。
葦というのは水辺に育つ、弱く細い草のような植物のことで、パスカルは著書の中で「人間は自然の中では葦のように弱い存在である。
しかし、人間は頭を使って考えることができる。 「考える事こそ人間に与えられた偉大な力である」ということを述べています。
この偉大な力が現代の文明社会を築いてきたのは確かです。
そのために私たちは、如何ほどの恩恵を受けて来たでしょうか。が、しかし、当然作用があれば反作用が生まれます。ストレスです。
ともあれ、わたしたちが受けるストレスというのは、3種類の発生原因が考えられます。
- 現在起きている不安や精神的な負荷。
- 過去を思い返すことで発生する後悔。
- 将来を考えることで発生する不安。
1.と2.に関しては、さほど問題ではありません。
今現状のストレスは、あっという間に時が過ぎ、過去のものになってしまいます。
2.の過去の問題は時とともに薄れてゆきます。
しかし3.の将来のことを思い煩うストレスは大問題です。
人によっては、時間と共に10倍にも100倍にも膨れ上がります。
このように人は、考えることによって、ストレスの魔力に捉えられ雁字搦めに絡めとられてしまうのです。
たしかに人は、考えることによって文明社会を築き、わたしたちはその文明の恩恵により暮らしているわけですが、その考えるという行為そのものがストレスを生み出しているのです。
動物界では、考えることはおそらく、人間ほど多様ではないでしょう。
ゆえにかれらはノンストレスに見えます。しかしそうでしょうか?
私の子供のころの経験ですが、シジュウカラという小鳥がいまして、庭の大きな柿の木の祠をねぐらにしていました。
夕方になると寝るためにやってきて祠に入る。
欲深だったわたしは、それを見てそのシジュウカラを飼いたくなってしまいました。
そこで早速、やや暗くなってから祠に手を伸ばして捕まえて、鳥カゴに入れました。
細長い空き缶をシジュウカラの寝床に見立てて取り付けて。
カゴに入れられたシジュウカラは、少しの間飛び回っていましたが、やがて、空き缶の中に潜り込みました。
と、それから5分ほども経ったでしょうか!?
甲高い「キャ~ッ」という悲鳴と共に、いきなりこと切れてしまったのです!
あっという間の出来事です。今考えると、かなり過度のストレスが加わったことが原因ではないかと想像しています。
環境の変化が重大なストレスを与えた証左です。
だからストレスは、睡眠の質どころか生死にかかわる大問題をも生み出してしまうのです。
「不安」という現実はない「不安」は頭の中にある
高橋佳子氏の著書である「新・祈りのみち」の「不安と恐怖を抱くとき」の一節に「不安」は頭の中にあり「不安」という現実はない、という一節があります。
ここで「不安と恐怖を抱くとき」を抜粋してご紹介しましょう。
不安と恐怖を抱くとき
心の奥で、助けや救いを待ち望んでいることがあります。
落ち着かない、胸さわぎがする。胸が締め付けられている。
息苦しい。激しい動悸。
他人の眼が気になっている。重圧感。何となく嫌。嫌悪感。人と会いたくない。
イライラアする。ものを乱暴に扱っている。怒りっぽい。悲観的。投げやり。
人が信じられなくなっている。疑い深くなっている。
人のことを悪く言いたくなっている…
それは、何かを埋め合わせるためのあらわれではないでしょうか。
自分でもよくわからずに、こんな症状に見舞われている時、あなたは不安と恐れの気分の中に捉えられているはずです。
一つのことに対する不安であっても、その気分は一日を支配します。
集中力を萎えさせ、嫌な気分を引きずらせるのです。
「ああなったら…」「こうなったら…」「これは大丈夫だろうか」
心配が心配を呼び、頭の中がパニックに陥りそうになります。
この不安や恐れの否定的な魔力に捕えられてしまうと、心は正気を失い、現実に取り組むことよりも不安な想念との闘いに「思い煩うこと」に心のエネルギーの大半を費やしてしまうからです。
そしてそのとき、いつの間にかあなたは現実に背を向けてしまってるのではないでしょうか。—以下略―
「不安」は頭の中にあり「不安」という現実はない。
あるのは生きる現場。
ある時は、待つこと。
あるときは、退くこと。
あるときは、突入し関わってゆくこと。
ただ心を尽くして生きるだけ。
今日の命は今日もの。
このことを念じて、勇気を出して不安と向き合ってください。—以下略―
以下祈りを乗せる言葉へと続きますが、ここでは割愛させていただきます。
ちなみにかつて、メジャーに挑戦した野茂秀樹氏は、果たして自分の技術がメジャーで通用するだろうか?
もしかするとノックアウトを食らうのではないか?
などと、不安を募らせていました。
偶然に「祈りのみち」に出会い、読み進めていったとき「不安」は頭の中にあり「不安」という現実はない、という箇所が心に響き「ああそうだ、自分は未だ、起こってもいないことにあれこれ思い悩んでいた」と気付き、いっぺんに心が晴れ、救われたと述べています。
ひとは誰も、自分の心の中の想いによって、不安の虜になってしまいます。
つまり不安は、外からやってきたように見えて、ジツは自分の中で作り出しているのです。
テーマの「より良い寝室をつくるための10の条件」の第一番目は、ストレスをできるだけ無くす、ということであると思っているのですが、これは非常に難しい課題なので特別項としてお伝えしました。
不十分ですがどうぞご了承ください。
以下テーマの「より良い寝室をつくるための10の条件」を始めさせていただきます。
寝室をより快適にするための10のヒント
1.照明を調整します
ベッドルームは主に睡眠用ですが、常に暗くなることを意図したものではありません。
他の部屋と同様に、寝室には一般的な照明も必要です。
寝室にに十分な光を提供すると同時に、トーンを暖かくリラックスさせたいですね。
寝室には、着替えや読書などに通常のルックスの照明も必要なのですが、それにはポータブル照明と設置済み照明の両方を組み合わせると使い勝手がいいです。
寝室の照明を調整するだけで、部屋の全体的な快適さのレベルに大きな違いをもたらすことができます。
明るく過酷なLEDなどのオーバースペックな照明よりも、ソフトライトを選択するのが良い方法です。
実際、可能であれば頭上の照明を避けることは、部屋の照明を居心地の良いものにする1つの方法です。
寝室の照明に調光スイッチを使用すると、明るさのレベルを最終的に制御でき、電球にランプシェードを使用すると、部屋全体に光を分散させることができます。
自然光で部屋が明るくなりすぎないようにするには、部屋を暗くするブラインド、シェード、またはドレープを取り付けます。
2.ラグマットを使う
寝室がカーペット敷きであるか、フローリングの床かどうかは関係ありません。
ラグマットを使うことは寝室に、質感と柔和な雰囲気を整えるための優れた手法です。
もちろん、柄や色使いは決定的な要素ですが、良い踏み心地であることも重要な条件です。
さまざまな形やパターンのラグを用いることは、寝室に快適さを加える簡単な方法です。
が、あまりにも厚く、つまずくような設置方法(何枚も重ねる)は、夜間の寝起きに支障をきたすので注が必要です。
3.枕の選択
枕は実用面では寝心地が優先します。使い勝手は重要です。
枕の高さや硬さ、大きさなど重要な要素はいくつかありますが、これは寝姿勢によって大きく違ってきます。
しかしどんな寝姿勢であれ、枕に頭を乗せたとき、身体の前後を横から見たときは脊椎が無理なく湾曲していなければなりません。
そして横向き寝の方は、寝ている背中から見て脊椎は直線に近くなります。
枕の選び方
枕選びで重要なのは、大きく分けて以下の5つです。
- 枕の高さ
- 枕の硬さ
- 枕の大きさ
- 枕の素材
- 枕のカタチ
この5つがそれぞれ自分の体型や寝姿勢に合ったものが理想です。
しかし、この5つ以外に、もっともっと重要な要素があります。それは、好みや感覚です。
夏場は涼しい枕は快適ですし、反対に寒い冬場は温い枕が好まれます。
硬さや柔らかさの好みも人によって違います。
このように自分の好みや感覚も枕選びには重要な要素になってきます。
実際、同じ身長・体重・体型の方がいたとしても、あう枕は違うのです。
寝返りや寝相だって、各自ものすごく違いますから枕も合わせなくてはなりません。
そういうわたしも、いまだにもっと良い枕はないか?と探しあぐねています。
自分の好みや感覚を信じ、枕を選ぶことが大切です。
上記の基本的条件を加味した上で、カバー生地など、他のベッドリネンとのバランスを取ります。
関連記事:完璧な枕を選ぶにはどうすればよいですか?
関連記事:失敗しない枕の選び方
4.コーディネートされた家具
寝室の家具の配置は快適さに大きな違いを生むことになります。寝室を散らかしすぎないようにするのが一番です。
整理整頓ができていないとストレスに繋がり、より良い睡眠への妨げになります。
寝室の家具の場所は実用的で、機能的で、そして見た目で歓迎的でなければなりません。
使い勝手と、家具を置いた後の動線スペースが充分に確保されていることが重要です。
デスクやスツールに躓くようではレイアウト不足です。
また寝室に於ける家具は、カラー、質感などがバランスよく配置されることが求められます。
5.良い寝具を選ぶ
寝具はベッドと共に最大の寝心地に影響するアイテムです。ですから少しも疎かにはできません。
良い寝具にお金を掛けることは、睡眠の快適さを向上させるための素晴らしい決断です。
それは睡眠の質に直接影響するので、これはおそらく寝室の最も重要な側面です。
寝具の素材には高品質で柔らかい生地を選択します。
もっとも寝心地に響くマットレスは、自分の寝方、体調、体格、好みによって選択しなくてはなりません。
また寝具は、清潔さを保たなくてはならない為、クリーニングのためのスペアは必須条件です。
6.電子機器のコードを隠す
電子機器が寝室の快適さや居心地の良い雰囲気を増すことはめったにありません。
テレビやなど電子機器のスイッチライトは、点きっぱなしなので幾つもあると気になる場合が多いです。
ですから寝室へは、出来るだけ電子機器は持ち込まないことです。
確かに、居心地の良いベッドから、テレビでお気に入りの番組を見るのは快適ですが、目に見える電気コードは見えないに越したことはありません。
可能な場合は電子機器の電源を切り、睡眠に影響を与える可能性のあるノイズや光を発している電子機器をなくします。
電気コードは壁の中を通し視覚から消すのが最良の方法です。
7.心を落ち着かせるアート
寝室にアーを飾ったり、落ち着いた装飾を施したりすると、リラックスしたトーンを作り出すのに役立ちます。
なにもない殺風景な白い壁はすっきりして落ち着くというものでもありません。
自然な環境の風光明媚なアートや写真は、心を和ませる素晴らしい選択になる可能性があります。
8.ノイズに対する考え方
幹線道路から離れ、静かな環境は寝室にとって素晴らしい環境です。
しかしあまりにも静かすぎると、神経がとんがり過ぎるきらいがあることも事実です。
寝室の気に障る騒音を減らすと、より良い睡眠につながります。
音を発する電子機器は、夜中に目を覚ましてしまうことがあります。
これらのデバイスをベッドからできるだけ離して設置するか、スイッチを切ることを試して見てください。
ファンや空気清浄機を使って寝室に快適さを求めるとノイズを持ち込む場合もあります。
ただ自然の中の雨の音や川のせせらぎ、小鳥のさえずりなどが眠る環境に良い作用があることも言われています。
音の高さはあまり強くない方が良いですが、睡眠のためのBGMや自然音を取り入れることも良いでしょう。
エアコンやファンの音が軽減されるかもしれません。
9.温度制御
暑すぎたり寒すぎたりする部屋は快適ではないでしょう。が、温度や湿度を制御すると解決します。
一般に寝室環境は室温18~28℃前後、湿度50~60%、寝具内温度30℃前後に保つことが推奨されています。が、温度はひとによって好みがあります。
冬の寝室温度は何もしなければ10℃前後で、湿度も低く、寝具内温度も整うことはありません。
寝具内温度が不足すると寒くて眠れなくなります。電気毛布やアンカの使用もお勧めです。
室内温度、それはエアコンなどに頼るしかありません。
夏場ですが、寝室のアクセントとして、クッションなどを枕もとに多用すると頭周りの温度が上昇し、睡眠が不快になる可能性があります。
日中にクッションを飾っても、寝る時間になったらそのうちの一部を外してください。
10.色について
特定の配色と色合いは、寝室の快適さのレベルを追加または低下させる可能性があります。
暗い色と明るい色のどちらが快適な部屋に適しているかについては明確な答えはありませんが、何がより魅力的で、何が最もリラックスして快適に感じるのに役立つかを理解することが重要です。
真っ白な部屋が最も居心地の良い空間になると信じている人もいれば、部屋をより包み込む暗い色を好む人もいます。
どちらを選んでも、一貫性を目指し、寝室の色と快適さを引き立てる装飾や素材を組み合わせ、心地が良いと感じるなら成功と言えます。
関連記事:「インテリア」
まとめ
どんなに快適な寝室を作っても、それを使用するわたしたちの心が充実していなければ、その目的を十分に達成することはできません。早く言えば心の持ち方が重要という事です。
それがしっかりできて、さらに寝室の環境が整えばこれ以上のことはありません。
現代ではストレスをいかに軽減するかが大きな課題です。そしてそのストレスは、目や耳から入った情報を自分の中に吸い込んで、自分自身が作り出し増幅しているのです。
それをなくすことは、たやすいことではないですがど、自身の内面のことは、自身が克服するしかないことは疑いようがありません。
しかし逆に言えば、自分自身の心ですから、変える勇気さえあれば不可能ではないということにもなります。ストレスをなくして、より良い寝室環境を整え、健康な日々を送りたいものです。
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