壊れた木製のベッドフレームを修理する方法

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ベッドフレームの直し方

壊れたベッドフレームを修理することは、お金を節約する最も有効な方法です。

と同時に、DIY に興味がある場合は、趣味を実践するためのとても良いチャンスです。

ベッドは家具の中でも比較的構造がシンプルですから、DIYがお好きな方にとっては修理プロセスは非常に簡単です。

壊れたベッドは、買い替えるのが一般的で一番面倒がない方法ですが、廃棄する前に先ず検討してみましょう。

物作りはやってみると、とても面白いことだったと気づくことが出来るかもしれません。

ベッドが破損してしまう原因

ベッドが壊れてしまうもとも一般的なる原因は、主に以下の3とおりです。

  • 耐荷重オーバー
  • 経年劣化
  • 一ヶ所に荷重がかかっている

耐荷重オーバー

木製ベッドには、殆どの場合、耐荷重が表示されています。

メーカーにより違いはありますが、だいたい100kg~200kg前後のものがほとんどです。

またベッドの中には、耐荷重が80kg前後と低めに設定されているものも多くあります。

これらの耐荷重をオーバーした使い方をすると、ベッドのフレームや床板が破損してしまう可能性があります。

ですから長く使うことを考えるならば、できるだけ耐荷重の大きいベッドを購入すると安心です。

良く聞かれる、ベッドが壊れた、というお悩みに、シングルベッドに二人で寝た、という場合があります。

若い独身者が、たまたま、彼氏、あるいは彼女と一夜を共にした場合です。

おそらくは、幾ばくかの衝撃荷重が加わった可能性もあり、耐荷重の低いベッドでのこのような使い方は、厳に慎まなければなりません。

一般的に、ベッドの耐荷重は余裕を持って設定されてはいますが、使い方によっては思いのほかの荷重が掛り破損の可能性があります。

例えば1メートルの高さからベッドの上に飛び降りた場合、その衝撃荷重は想像を絶するものになります。体重のおよそ10倍程度の力が加わるとも言われています。

経年劣化

ベッドは長い年月の渡って使うことを想定され設計されていますが、やはり年数が経つと劣化していきます。

たとえばベッドのフレームの接合部が、使っているうちに緩んでいるにもかかわらず、使い続けていると破損に繋がります。

そして、ベッドの使用環境によっても寿命は変わってきます。

ベッドの下などに湿気がたまりやすい環境ですと、ベッドの床板が次第に脆くなってしまいます。

それに伴って、思い他の荷重が掛れば破損するリスクも高まるので、お部屋の湿気対策は重要になります。

湿気に弱いフレームは、無垢材よりパーチクルボードなどの心材を使ったフレームです。

パーティクルボードとは、木材のチップを加熱圧縮した板のことです。
パーティクル(particle)とは英語で「小片・細片・粒子」という意味です。

パーティクルボードのメリットは安価であり、材質が均一なので、遮音性・断熱性が高いなど、家具の材料としても多く使われています。

家具の場合、このパーティクルボードを心材として、表側に化粧合板を張り付けて本物の木のように装飾しています。

パーティクルボードを使った心材は、無垢材のように繊維が繋がっていないので水気には至って弱いです。

もし外部に一年間も放置すると、雨などの水気を吸って膨れ上がり、最終的にはボロボロになってしまいます。

しかし水分である湿気対策を普通に行っていれば、ベッドフレームの寿命は、10年どころか20年でも30年でも持ちます。

つまり普通の環境で使うにはそんなに心配することはありません。

一ヶ所に荷重を掛けてしまった!

おそらく、ベッドの破損に繋がる原因はこれが一番多いはずです。

ベッドのフレームに足を掛けて仕舞ったり、同じ場所に椅子がわりに長時間座ったり、シングルサイズを複数人で使うとと破損の原因になります。

またベッドを足場にして、高窓や押し入れなど高い位置に上り、飛び降りた場合などは間違いなく破損に繋がります。

その時の衝撃荷重は 、1トン以上にもなると言われています。

特にすのこのベッドは、床板が複数の板で作られているため、一ヶ所に体重が集中するとかなり壊れやすいです。

スラットタイプの床板ならなおさらです。スラットの一枚の、桟の無い位置にそっと乗っただけでも破損に繋がります。

このような使い方で、もし破損してしまった場合は、買い替えるか修理するかの二択になります。

ここでは修理する方法を提案します。

ベッドフレームを直す方法

木製のベッドフレームの最も壊れる部分は、フレームと床板の「すのこ」部分が最も一般的な箇所です。

これは、ベッドフレームの取り扱いが不十分であった場合に多く発生します。

壊れた状態はヒビや割れと云うことになります。

以下にこれらの修理方法について解説します。

木製のベッド フレームの修理

割れ(ヒビ)の入った木製のベッド フレームを修理する場合は、次のアイテムが必要です。

ただし修理する箇所や状態より変化しますから、先ずその状態を確認し適宜準備しましょう。

  • 木工用ボンド
  • 速乾ボンド
  • ウッドクランプ
  • サンドペーパー
  • ふき取り用布
  • 添え木用板 割れやヒビの3倍程度
  • 電動ドリル&ビッド
  • 木ネジ

ステップ 1

最初のステップは、ベッドからマットレスを取り外し、ベッド フレームを露出させることです。

ベッドの下に引き出しやコンテナがある場合は、それらも取り除きます。

作業スペースは十分にあることが必要です。

ステップ 2

そして割れ(ヒビ)の箇所に汚れがないことを確かめます。

そしてその割れ(ヒビ)の隙間全てに木工用ボンドを押し込みます。

押し込み終わったらクランプでシッカリ挟み込み、はみ出したボンドを拭き取ります。

ステップ 3

しっかり乾燥させます。乾燥時間はボンドの種類、温度、湿度によって違います。

一般的に、普通タイプが約12時間、速乾タイプは約6時間必要です。

乾いたら修理箇所をサンドペーパーで滑らかにします。

ステップ 4

修理箇所が綺麗になったらこの上に補強材を貼り付けます。

つまり割れた箇所に添え木する要領です。

大きさは割れ(ヒビ)の3倍程度の板が良いでしょう。接着するのはフレームの裏側で目立たない箇所がいいです。

こちらは速乾ボンドを使います。速乾ボンドは添える板、修理箇所両方に塗り、15分程度オープンタイムを取り溶剤を飛ばします。

触って粘らない程度に乾いたら綺麗に合わせて接着し、クランプでシッカリ抑えます。

ボンドの溶剤はシンナーですから、溶剤の匂いが無くなるまで十分に換気します。

いう間でもなくタバコなどの火気は厳禁です。

ステップ 5

乾いたら完成です。

しっかり乾燥したら表面を滑らかにサンドペーパーを掛け、場合によったら似寄りの塗装を施しましょう。

添え板は裏側で見得ませんし、傷も目立たなくなっているでしょう。

ステップ 6 (必要ならば)

こちらは本当は必要ないかもしれません。

が、さらにしっかり止めるには、くっつけた添え板の四方に下穴をあけ木ネジを打ち込みます。

下穴をあけるのは、ビスによる割れを防ぐためです。

ビスの径より一回り細いドリルを使います。

気を付けたいのはフレームの表まで貫通させないことです。

フレームと板の厚さを計算し、ドリルにクラフトテープを巻くなどの印をつけ、絶対に空け過ぎないことです。

ビスの長さも同様です。

こうしてビスを打ち込んでおけば決して剥がれることがないので安心です。

心配性な方にお勧めです。が、速乾ボンドであれば、よほどのことがあってもはがれる心配は少ないです。

すのこの割れの修理

すのこは上記の方法を取るより、似寄りの板をホームセンター等で購入し差し替えるのが望ましいです。

板は無垢材より合版のほうが丈夫なので合板にしましょう。

桟が割れている場合も、似寄りの角材を用いて差し替えます。

割れを修理するより遥かに簡単で綺麗にできます。

脚の修理

脚は金属のモノや木製など色々ですが、ほとんどの場合フレームとの接合部分が破損しています。

その個所を十分綺麗にしてから元に戻せるなら元に戻して、補強が必要ならば金属ジョイントやブラケットなどで固定します。

用具や材料はその都度必要なものをホームセンタなどで見つけ購入します。

このような面倒な作業もDIYの一部であり楽しみなところです。

まとめ

さあいかがだったでしょうか。壊れたベッドは買い替えるのが手っ取り早いですが、DIY愛好家の方にとっては腕試しの絶好のチャンスです!完全復元は無理にしても、使用に何ら問題がない所まで持っていければ喜びもひとしおでしょう。

修理状態はいろいろで、ここで述べた通りにはいかない場面がほとんどでしょう。が、ようはやる気です。やり方はユーチューブで探せばアイデアが沢山見つかります。本格的にやるのであれば、フレーム一本を差し替えることだって不可能ではありません。ベッドが壊れたら廃棄する前に挑戦してみましょう。

-neruco-

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