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フロアベッド、ローベッドとは
フロアベッド、ローベッドともに低いベッドという事になります。
その違いはローベッドには短い脚が付いていて、フロアベッドは脚がなく、フレームが床にぴったりくっついているタイプです。
脚の分だけローベッドのほうが幾分背が高いという事になります。
ここではフロアベッド、ローベッド、それぞれに分類して、特徴やメリットやデメリットなどを検証してみましょう。
フロアベッドの特徴
フロアベッドとは、床にフレームがベッタリついてるタイプのベッドで、脚がないのが特徴です。
ただしマットレスの乗せる位置に違いがあります。
- フラット型
- 落とし込み型
「フラット型」はサイドフレームの上部と面一であり、もう一方はフレームの底に落とし込んだ「落とし込み型」です。
当然フラット型はその分10cm位は高くなりますが、床との空間があるので通気性には優れます。
いずれにしても、フロアベッドのもっとも分かりやすい特徴は、他のベッドと比べて圧倒的にベッドの高さが低いことです。
マットレスの位置が通常のベッドよりも低く、脚が無いため安定感もあります。
フロアベッドは先に申し上げた通り、フレームが床にぴったりついた低床ベッドです。
フレームが床についているため若干通気性が悪くなります。
また隙間が全然ないので、そのままではベッドの下の掃除が行き届きません。
フロアベッドは、フロアに一番近い所で低く寝られるので、畳の上に布団を敷いて寝ることがお好きな方も違和感なく寝ることができます。
更にフロアベッドは低床ベッドとは言え、お布団で寝るより若干高い位置に寝ることになるので、埃を吸い込む量も軽減されます。
お気に入りのマットレスで、開放的な寝室を演出するフロアベッドは、年齢を問わず、また和室洋室を問わず使えるおしゃれな低床ベッドです。
フロアベッドは、高さが抑えられているため、開放的なお部屋を演出します。
また使っている部材が少なくて済むため、価格的に安い上オシャレなデザインが多く、寝室が見違えるような雰囲気になります。
ローベッドの特徴
それに引き換えローベッドには脚がついています。
それなのにローべッドと言われるゆえんは脚が極端に短いためです。
※6~7.cmの脚が付いています。が、足の長さが何センチだからローベッドと分類しているわけではありません。
これはお店によって呼び方が違い、普通のベッドと比べて低ければローベッドと呼んでいることに等しいです。
当然脚が短いのでベッドの高さはフロアベッドの次に低いです。
足が短くても、フレームと床との間に隙間が生じるため通気性に優れます。
フロアベッド・ローベッドともに床板がすのこ仕様のものが多いですが、通気性を求めるならローベッドのほうに軍配が上がります。
湿気が多い部屋で、低用ベッドを選ぶなら通気性に優れるローベッドのほうをお勧めします。
湿気が少ない部屋では、カビの心配も少ないのでフロアベッドをお使いください。
フロアベッドはオシャレでお部屋を広く使えるベッドですが、でも、使うシチュエーションによっては全てに満足できるものはありません。
フロアベッドの持つメリットとデメリットについて考えてみましょう。
フロアベッドのメリットとデメリット
まずはメリットです。
フロアベッドのメリット
- 見通しが良くなります。
- 安定感があります。
- お布団からの移行する方にも違和感がありません。
- お部屋が広く感じます。
- フロアベッドはコストバリューに優れます。
- 小さな子供も安心です。
見通しが良くなります。
部屋の中に背の高い家具があると人は圧迫感を感じます。
広いお部屋であれば気になりませんが、狭いお部屋だと余計に窮屈な印象になります。
背の低いフロアベッドを置くとお部屋全体へ視界が通り、とても広く感じることが出来、快適なベッドライフを満喫できます。
安定感があります。
ベッド自体の揺れが気になる人もいますが、フロアベッドは床から近い分安定度が増します。
車通りの多い沿線に面した住居では、結構振動が伝わり、気分がフワッしてしまう方もいます。
フロアベッドは少しぐらいの地震などでは影響も少ないベッドです。
また、寝相が悪く、万が一ベッドから落ちてしまっても痛手になりにくいので、子供との添い寝にはもってこいのベッドなんです。
ですから、ファミリ―で使える連結ベッドはフロアベッドが多いです。
お布団からの移行する方にも違和感がありません。
和室に布団で永く暮らしてきた人は、低い位置での生活スタイルにものすごく慣れているため、普通の高いベッドでは安心感が損なわれるという方は多いです。
フローリングが多くなってしまった住宅事情で、布団からフロアベッドに変えて、ものすごく落ち着いたという方もいます。
またフロアベッドは、寝室が和室でも洋室でも、お部屋の雰囲気を崩すことなく違和感の少ないベッドなのでオススメです。
お部屋が広く感じます。
フロアベッドは高さが抑えられているため天井までが高くなります。
この視覚的要素は、わたしたちが考える以上に快適な空間なのです。
人は視覚から入った情報を総合判断して、快感や不感を無意識に判断しています。
以前はどこにでもあった銭湯に、広々とした風景画が描かれているのは、まさに開放的快感を入浴者に与えているのです。
これと同じように、高さの空間が広がるとお部屋がものすごく広くなったと感じます。
フロアベッドはお部屋の圧迫感をなくし、開放感を生み出す快適なベッドなのです。
フロアベッドはコストバリューに優れます。
フロアベッドは部材が少ない(脚部がない)ので原価を抑えることができます。
一見5万円以上しそうなベッドでも、意外に3万円チョットで買えたりします。
背の低いオシャレなベッドはそれだけで満足度が高く、精神的に満たされた満足感の高い寝室は睡眠の質にも影響します。
小さな子供も安心です。
赤ちゃんがいる家庭では、家族みんなでいっしょに寝ることも少なくありません。
そういう場合でも低いベッドだったら下に落ちてけがをする心配が少なくて済みます。
また成長盛りの子供は非常に寝相が悪く、頭の位置と足の位置が反対になることも珍しくありません。
そのような寝相が悪い子供は、もしかしたら就寝中に落下するかもしれません。
高さが低ければそれも安心ですね。
次はデメリットを考えてみましょう。
フロアベッドのデメリット
- 湿気が心配・・・
- お掃除がしにくいです。
- 起き上がりにくいです。
- 収納はできません・・・
- かけ布団が床に触れる。
湿気が心配・・・
フロアベッドは湿気が心配という方は多いです。
ですが、いくらフロアベッドが低くてもぴったり隙間なくフロアにマットレスが密着してるわけではありません。
すのこの底板があり、ゆかとの間に若干の隙間が存在しますし、その空間を空気が出入りします。
床がカビるというようなことはほとんどありません。
現在のお住まいで、布団にカビが生えるような場合、そのお部屋全体が湿気が籠もる環境と考えられます。
そのようなときには、スノコと布団の間に「防湿シートやマット」を一枚敷かれるように、マットレスの下にも除湿シートを敷くと湿気予防は出来るかと思います。
高温多湿の季節は除湿機を使うのもよいでしょう。
お掃除がしにくいです。
フロアベッドは、フレームがぴったりと床とくっついているため、ベッド下は掃除がし難いです。
定期的にマットレスを上げて掃除をしましょう。
そうすればマットレス裏のカビなどの点検にもなります。
起き上がりにくいです。
フロアベッドを最も「選んではいけない人」が、腰痛や背中通・ひざ痛持ちの人です。
朝ベッドから起き上がるのには、思いのほか足腰や腕の筋肉を使い負担になります。
腰を悪くしてお布団生活からスタンダードなベッド生活に変えられる方も多いです。
身体に不安があるかたは通常のベッドをお選びください。
足先をぶつけやすいです。
フロアベドはベッド下空間がなく、足先の入る隙間がないため、いつもの調子でベッドに近づくと、つま先をぶつけてしまう心配もあります。
小指などをぶつけると転げまわる程痛い思いをします。
でも、これもなれで、逆に痛い思いをするとそれ以後はぶつけなくなりますから不思議です。
フロアベッドは、脚付きベッドと比べるとどうしてもぶつける要素が高くなるので、ぶつけやすいとも言えます。
収納はできません・・・
当たり前といえば当たり前ですが、フロアベッドはベッド下空間がないので、ベッド下の有効活用は出来ません。
収納機能が必要な方は、収納ベッドがありますからソチラを選びましょう。
でも、ヘッドボードに収納機能(雑誌やSD,小物程度)を設えたフロアベッドも沢山ご用意しています。コンセント付きもあります。
かけ布団が床に触れる。
フロアベッドとローベッドは高さがないため、かけ布団が床に触れます。
これは人によっては不潔に感じる方もいます。
でも、不思議なことですが、畳にお布団ですと誰も不潔だとは言いません。
畳は、床ではなくて敷物だという考え方でしょうか。
ですからベッドルームがフローリングの場合は、お掃除はきちんとしましょう。
また、カーペットを敷いてベッド置くこともよいでしょう。
次はロータイプのベッドのメリット、デメリットですが、次のような点があげられます。
ローベッドのメリットとデメリット
ローベッドのメリット
- 低いと部屋が広く見える
- 通気性があります。
- 落ちたときにケガをすることがほぼ無い
低いと部屋が広く見える
フロアベッドの次に低いロータイプのベッドは、やはり部屋が広く見えるという点ではないでしょうか。
ベッドに限らず、部屋に置く家具は、ロータイプの方が壁面がたくさん見えて部屋を広く感じさせてくれます。
ベッドは専有面積が一番大きい家具なんです。
大きい家具は出来るだけ低い方が広々感があります。
通気性があります。
やはり脚があるほうが自然です。
ベッドが低いとおしゃれですが、それでもフロアベッドのようにピッタリだと何かと大変です。
ローベッドは低いと言っても脚があり、もしかしたら薄型のロボット掃除機なら使えるかもしれません。
脚があるとその分通気性がありますから、高温多湿の日本で使うにはローベッドのほうが適しているかもしれません。
落ちたときにケガをすることがほぼ無い
これは大人の場合ですが、ベッドから落ちてケガは少ないと思います。
ましてローベッドは、スタンダードベッドより相当低いですから。
心配なのは幼児とか赤ちゃんですね。
それくらい小さければ低いとは言ってもベッドですから、寝かせない方がいいです。
どうしても一緒に寝る方は、ベッドの片方を壁にくっつけて使うとか、親子で川の字になって寝れる年頃まで待ちましょう。
つぎにローベッドのデメリットを書き出してみましょう。
ローベッドのデメリット
- 低いから立ち上がりキツイ
- 収納場所にはなりません
- ベッド下の掃除がしにくい
低いから立ち上がりがキツイ
一番のデメリットはココだと思います。
通常の体調ではさほどではありませんが、腰痛や背中を痛めたような時は大変です。
といっても布団を使うよりは楽です。
そのような時のベッドの高さは椅子の高さがベストでしょう。腰かけた状態からの寝起きはぐっと楽になります。
収納場所にはなりません
脚付と言っても、それは短い脚ですから収納場所としてはベッド下を使えません。
そのような収納が必要でしたら、脚が相当長いベッドや収納ベッドにするしかありません。
引き出しタイプだと、奥行き60~70cmほどの引き出しが2杯あるので、なかなかの収納量です。チェストベッドや跳ね上げ式収納ベッドになると、押し入れ一個分もの収納量を誇ります。
ベッド下の掃除がしにくい
これはローベッドの脚の長さにもよりますが、一般的にロータイプだと、床とベッドの間が狭いです。
わたしもローベッドを使っていて、調べたことがあるんですが、当時のお掃除ロボットは使えませんでした。
最近はとても薄型のロボットができたように聞いていますので、そのあたりは調べてみてくださいね。
わたしの場合ですけど掃除機のノズルも入らないんです。これも掃除機のタイプによってだと思います。
ですから私もめったにベッドの下は掃除しません。
時々ですがマットレスを壁に立てかけて、すのこをはずして掃除機を使います。
でも不思議に思ったほどホコリは積もってないです。
ベッド下があまり空いていないからか?そこんところはよくわかりません。
まとめ
とにかくフロアベッド、ローベッドはスタイル優先と云うことで。
脚がないフロアベッドは、その浮いた予算で、ワンランク上のマットレスを買うことだってできます。
それから、特にフロアベッドは、親子が川の字になって寝たいご家庭にはもってこいのベッドです。
ゆえに連結フロアベッドはファミリー用として人気です。
連結式は、将来シングルとして使えるのでコストバリューが高いベッドです。
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