ベッド・マットレス通販専門店 ネルコンシェルジュ neruco
アメリカの三大ブランド、シモンズ、シーリー、サータについて
ベッドメーカーの3Sってご存じですか?
日本でも有名なアメリカのベッドメーカーSimmon(シモンズ)、Sealy(シーリー)、Serta(サータ)の3社は、全米3大ベッドメーカーとして世界中の多くの人から支持を得ています。
そしてこの3社の頭文字をとって、通称「3S」と呼んでいます。
マットレスは気軽には決められない大きな買い物ですが、メーカーの数やマットレスの種類が多く、なかなかこれがいいとは言えない状況です。
今回は3社に加え、日本のフランスベッド、日本ベッドの概要とマットレスの特徴をご紹介します。
あなたのマットレス選びの参考になれば幸いです。
シモンズ
シモンズは、米国で最大のインナースプリングマットレスメーカーです。
常にその時代のお客様が求める理想のベッドを追いつづけ、150年の歴史を有しています。
シモンズ株式会社は1964年に、アメリカシモンズの子会社として設立されました。
1987年に独立、アメリカシモンズとライセンス契約を結び、シモンズブランドのベッドやマットレスを国内の自社工場で生産しています。
また、アジア23の国と地域での販売ライセンスも譲り受け、製品輸出を行なっています。
シモンズの特徴
シモンズは、さまざまなコイル数、コイルの高さ、およびワイヤの太さ(ワイヤゲージ)でケースに入れられたポケットコイルを採用しています。
シモンズは、ビューティーレスト ライン、ポケットコイルで有名になりました。
ポケットコイルは、表面の適合性が向上し、動きの振動の伝達が少ないことで知られています。
ポケットコイルは、従来のボンネル、LFK、または連続コイル設計のように上部ではなく、コイルの中央で熱溶接されます。
コイルがコイルの上部に取り付けられている場合、個々のコイルは独立性が低くなります。
これは、ポケットコイル設計での運動伝達が少ない理由の一部です。
ほとんどのシモンズビューティーレストマットレスは、発泡ケースに入れられ、片面です。
シモンズは数年前に片面マットレスを開発しました。
ポケットコイルを包むフォームはユニットを安定させるための最良の方法です。
シモンズが片面マットレスを作った結果、保証と返品の問題は大幅に減少したそうです。
これは、ポケットコイルユニットの固定が強化され、ハンモック(たるみ)がそれほどできず、ユニット自体が左右に動く可能性が低いためです。
シーリー
シーリーは創業から135年以上の歴史をもち、現在60か国以上で愛用されるグローバルマットレスブランドです。
そして2019年には米国でのシェアNo.1マットレスブランドに輝きました。
シーリーはベッド大国であるアメリカで最も売れているマットレスです。
シーリーは、心地よい眠りをつねに科学的な視点から見つめてきました。
独自の快眠テクノロジー、そしてホテルのスイートルームのようなラグジュアリー感で、最高の寝心地のマットレスと評判です。
シーリーの特徴
シーリーのポスチャーペディックテクノロジーは、まったく異なるタイプのインナースプリングを使用しています。
一般的にLFKタイプとして知られています。
このユニットは通常5ターンのワイヤーで、コイルの形状自体は上から下に向かってより砂時計の形状ですが、ポケットコイルはよりバレル(樽)の形状です。
シーリーが使用するLFKユニットは、表面に3つの直線の側面があり、トリプルオフセット設計と呼ばれることもあります。
コイル自体の上部は、多くのボンネルコイルのように結ばれていません。
これにより、ユニット自体の表面の適合性が向上します。
表面のコイルは、表面の小さならせん状のワイヤーによって一緒に取り付けられています。
これによりコイルの表面でより多くの動きが可能になり、より大きな動きの伝達につながると主張する人もいます。
このユニットは非常に耐久性と信頼性があります。
サータ
米国有数のマットレス会社の1つであるサータは、1931年以来マットレスを製造しています。
現在、ベッドフレーム、ペット用ベッド、枕やシートなどの寝具アクセサリーに加えて、インナースプリング、フォーム、ハイブリッドマットレスの多数のラインを製造しています。
2011年、サータはサポートと冷却用に設計されたメモリーフォームを使用するアイコンフォートラインスリーシスケム を発表しました。
日本に於いてのサータは、1979年。日本のドリームベッド社がグローバルブランドのサータとライセンス契約を結び、サータ・ジャパンが始まりました。
ドリームベッド社は、1950年に広島で創業。
駐留軍のマットレス修理を請け負ったことを機に生まれた、「寝心地のいいマットレスを日本でも普及させたい」という創業者の想いが、ドリームベッド社のはじまりです。
1931年からグローバルブランドとして培われてきた、サータの技術・サイエンスに、日本のものづくりを掛け合わせた一台。それが、サータ・ジャパンのマットレスです。
サータの特徴
サータパーフェクトスリーパーは連続コイル設計を使用しています。
このインナースプリングのコイルは、セルタのインナースプリング設計で頭からつま先まで伸びる1本の連続したワイヤーです。
連続コイルの列を取り付けるために使用されるらせん状のワイヤーは、フリーエンドコイルユニットのように左右ではなく、頭からつま先まで伸びています。
これはおそらく、左右のモーション転送を制限します。コイル自体は4ターン以下です(3ターンと言う人もいます)。
シーリーのフリーエンドコイルポケットとシモンズのポケットには5ターンのワイヤーがあります。
サータの連続インナースプリングユニットのコイルは、フリーエンドコイルやボンネルの設計に見られる従来の砂時計型のコイルよりもスパイラルのような形状になっています。
これらのユニットは非常に硬く、シモンズのポケットやシーリーのフリーエンドコイルよりもユニットの表面の適合性が低くなっています。
シモンズ、シーリー、サータの結論
結論として、これらの製品はすべて非常に信頼性が高く耐久性がありますが、感触には違いがあります。
シーリーとサータはどちらも、製品の表面や内部で使用するさまざまな種類のフォームの感触と快適さの違いに依存していると言えます。
シモンズは、ポケットコイル自体からマットレスの感触と快適さをさらに高めています。
3つすべてが誰でも使いやすいものから非常に豪華なものまで幅広い製品を提供しています。
日本の二大ベッドブランド、フランスベッドと日本ベッドについて
フランスベッド
フランスベッドは、家庭用ベッド・医療用ベッドを取り扱う日本のベッドメーカーです。
1949年に創立された日本のベッドメーカーです。
社名からフランスの会社、あるいはフランス製のベッドを輸入販売する会社と思われがちですが、元々は車両シートの製造工場として創業した 株式会社双葉製作所が前身です。
社名の由来は、寝具事業に参入して間もない頃、背もたれを倒してソファと兼用できるソファベッドの商品名を社内で公募したところ、「フランスがなんとなくお洒落だから」という軽い理由でしたが、そのソファベッドが爆発的に売れたところから「フランスベッド」という語感も良い、という事で社名になりました。
一般ベッドの国内トップメーカーとして50年以上の歴史とともに、日本の生活様式のあり方に大きな影響を与えてきました。
これまでフランスベッドが手がけてきた商品は、多くの宿泊施設や官庁で利用されています。
高密度連続スプリングマットレスや介護ベッドのレンタル事業などが有名で、日本人の体格や日本の風土・気候に合った商品を開発、提供しています。
ベッド類型販売台数は3,300万台、国内売り上げシェアNo.1のベッドメーカーです。
ベッドメーカーのパイオニアにふさわしく、ベッドフレームや寝具のラインナップも豊富です。
フランスベッドの特徴
フランスベッドの最大の特徴は、ベッドからマットレスまで「国内生産」を徹底していることです。
つまり、日本の気候風土や、日本人の体格や使い方などを徹底的に研究し、日本人に合った商品開発をしているという事に尽きます。
ゆえにフランスベッドのマットレスは通気性が非常に良く、日本人に快適な睡眠を提供しています。
また、日本人の体型等を考慮して独自開発されたマットレスの「高密度連続スプリング」によって、背中や腰の部分的な落ち込みを最大限減らし、極上の寝心地を実現しています。
日本ベッド
1926年創業。日本のベッドメーカーの中で一番歴史の古いベッドメーカーです。
皇室や迎賓館に納品実績のあるメーカーとして知られており、国内の一流ホテルへの納品実績を数多く持っています。
日本ベッドの特徴
1.大正15年から続く、日本の老舗ベッドメーカーです。
1926年に日本初のベッド製造会社として誕生。
まだ畳と布団の生活しか知らなかった日本で、ベッドの文化を浸透させてきた日本のベッド文化のパイオニアです。
とことん寝心地にこだわり、日本でいち早く「ポケットコイル」を導入し、幅広いシーンで評価を得ています。
2.シルキーシリーズ
絹のような寝心地を味わえるというキャッチの「シルキーポケットマットレス」は、世界で初めて、シングルサイズで1200個のポケットコイルを使用した独自開発のマットレスです。
従来に比べ、より細い線径のコイルスプリングを超高密度に配列し、これによりひとつひとつのスプリングがきめ細かくサポートし自然な寝心地を実現しています。
まさに眠りの中に沈み込み、とろけるような”絹”の寝心地を堪能できるのが特徴となっています。
3.迎賓館や官公庁施設でも支持される品質
日本を代表する一流ホテルへの導入実績はもちろん、世界各国から訪れるセレブリティを迎える赤坂・京都の「迎賓館」のすべての寝室や、宮内庁施設でも同社のベッドが導入されているなど、まさに日本を代表する品質と言えるでしょう。
フランスベッドは家庭用として、日本ベッドは業務用として日本ブランドも頑張っています。
まとめ
これらブランドのマットレスは、各社独特の技術を展開しそれぞれ特徴があります。
フランスベッドは日本で一番売れているマットレスであり、他のブランドも、高級ホテルで多く採用されている信頼性に優れるマットレスです。
一度各社のショールームで、その寝心地を確かめてみるのも宜しいかと思います。
-neruco-欲しいベッドが必ず見つかる、国内最大級のベッド通販専門店。ベッドコンシュルジュネルコ-neruco-
インターネット最大級【アイテム数3,000点以上】おしゃれなベッド・寝具多数掲載! 取り扱いメーカー/フランスベッド/ サータ ドリームベッド/ 東京ベッド/ パラマウントベッド/日本ベッド/ウォーターワールド /Platz(プラッツ介護ベッド)/ /Sealy(シーリー)/ 東京スプリング工業 /東京西川 昭和西川