寝室、布団(ベッド)畳(カーペット)のダニ対策について

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ダニはいたるところに生息しています

ダニの大きさ比較

ダニの大きさ比較

ダニは私たちの周りに沢山生息しています。
屋外で最もやっかいなダニはマダニです。
マダニに咬まれることで、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「日本紅斑熱」などの感染症に感染することがあります。
マダニは、森林や草地などに多く生息しています。

春から秋にかけてキャンプ、ハイキング、農作業など、草むらで活動する機会が多くなるので、ダニに咬まれないように注意しましょう。
また飼っているペットに付いて家に持ち込まれることもあります。

そしてダニは私たちの家の中にも生息しています。

家に生息するダニの主な被害は、刺されたり、皮膚に寄生されたりすることで起きるかゆみと、喘息や鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすことです。
ダニの対策方法は、先ず第一に、こまめな掃除や定期的な換気などを頻繁に行う事です。
ダニの生息に適した環境になると、猛繁殖するので、被害が出る前に早めの対策を心がけましょう。

家の中のダニはどこからきた?

暖かい季節になってくると気になるのが、家の中に潜んでいるダニの存在ですよね。

気付かないうちに布団やベッド、ソファーなどに潜り込んで繁殖しているダニですが、一体どうやって家の中へ侵入してきたのでしょうか?
そしてどのように繁殖しているのでしょうか?

ダニは、屋外から人の衣類やペットの毛などに付着して侵入したり、家から家へと人を介して運ばれます。
外出先で触れたソファーやカーペット、電車やバスの座席など、さまざまな物に接触することで、身に付けている衣類やバッグ、靴などにくっつき、家の中に持ち込まれてしまうのです。

そして、新築の住宅だからと言って安心はできません。家を建てる過程で人を介して持ち込まれている可能性があります。
わたしたちは社会に関わって生活している以上、ダニの侵入を完全に防ぐことはできません。
なので、家の中でいかに繁殖させないようにするかが、ダニの被害に遭わないためのポイントになります。

家に潜むダニの種類と特徴

家に潜むダニの8割はアレルギーの原因となる「チリダニ」です。
家の中には、他にも数種類あり、それぞれの特徴は以下の通りです。

ヒョウヒダニ(チリダニ)

ほぼ1年中見られるダニで、 じゅうたんや家具等に多く発生します。
大発生した際、このダニの死骸、糞(フン)がアレルギー性疾患の原因(アレルゲン)となります。
このダニは人を刺すことはありません。
気温20~30℃、湿度60~80%の高温多湿を好みます。

コナダニ

梅雨時~秋口に増殖するダニです。高温多湿を好み、繁殖力が極めて旺盛です。
人を刺すことはありませんが、大発生するとコナダニを捕食するツメダニが増殖し、そのツメダニによる刺咬被害が出ることが多いです。
低温に強いコナダニの繁殖を抑えるには湿度を下げることが有効です。

ツメダニ

コナダニと同じく、梅雨時~秋口に増殖するダニです。
8~9月は特に被害が増加しています。他のダニやチャタテムシ等を捕食し繁殖します。
これら餌になるダニや虫が増えると、ツメダニも多く発生する相関関係があります。
吸血しませんが、稀に間違って人を刺し体液を吸うため、刺咬症の原因になることもあります。

イエダニ

ネズミや鳥に寄生する吸血性のダニです。屋根裏に巣くった鳥の巣からも沢山検出されます。
宿主のネズミが死んだ場合や、ネズミの巣内で大発生しネズミによって移動して人から吸血します。
割れ目や暗い場所に潜み通常は夜間に吸血します。
5月頃から発生し、6~9月が発生の最盛期となります。人への被害もこの時期に集中します。
室内はダニにとって一年中繁殖できる最高の環境と言えるのです。

ダニの生態と発生条件

チリダニは卵から成虫になるまで約1カ月かかり、約2カ月間成虫として活動した後一生を終えます。
成虫になったダニは、約50個~100個もの卵を産みつけます。

ダニが気になる時期は6~9月です。
その原因は、以下のような環境条件においてダニが繁殖しやすくなるためです。

  1. 温度が20〜30℃ (特に25℃前後)
  2. 湿度が60~80%以上 (特に70%前後)
  3. 栄養源となる汚れがある (アカ・フケ・食べカス・髪の毛など)

これはカビの発生条件と重なります。
湿度が高くなる6〜7月の梅雨時期に繁殖し始め、8月~9月以降は多くのダニの死骸が残ります。

さらに、冷暖房が常にきいている室内や寝ている間の布団などは、1年を通してダニが活動しやすくなります。
最近の日本の住宅は高気密のため、気温や湿度が一定に保たれ、ダニの繁殖には最適な環境となっています。

ダニ騒動が住宅を変えた!?

昔の家屋は建付けが悪く通気性があったため、ダニ被害が少なかったですが、現代の住宅はとても高気密です。

そのため、30年前に比べてダニの数は約3倍に増えたともいわれています。
1980年代、それまでマンションや住宅で沢山採用されていたカーペットが激減します。
その大きな理由は、「アレルギーの原因になるダニやホコリがたまりやすい」という悪評が広まったことです。
連日TVで取り上げられたことを覚えている方もいるでしょう。
わたしも、団地の締め切った部屋の畳に虫眼鏡を当て、ダニが畳の目の間を出たり入ったりしている報道を目にしたことがあります。
あれを見ちゃうと確かに畳の部屋は減ります。
同時に、カーペット敷の部屋は、欧米風のフローリングに代わっていき、カーペットの肩身がどんどん狭くなり、いまや新築住宅にカーペットを敷く人の割合は、最盛期の0.2%です。
日本古来の畳も同じ運命をたどっています。
0.2%というと、1000人中2人という割合で圧倒的な劣勢、というより、もはや風前の灯火ともいえるでしょう。

しかしとても矛盾した話ですが、高給ホテルでは圧倒的にカーペットの敷き詰めです。
そしてホテルでのダニ騒動は殆ど起きていません。

要は如何に温度と湿度の管理と清掃が大事だという事です。
これさえしっかりできていれば、たとえカーペットでも畳でも、ダニ問題はそんなに大げさにはなりません。

ダニの生息場所と対策

ダニはエサとなる人の皮脂や食べこぼしがある場所や繊維が多い場所、暗い場所などを好みます。
具体的には以下のような場所に多く生息するといわれます。

  • 布団やベッド(マットレス)
  • ソファ、クッション
  • カーペット
  • 衣類など

ダニは肉眼で見えないほど小さく、上記のような場所の奥深くまで入り込みます。
繊維にしがみつく力も強いので、掃除機では生きたダニは容易に取り除けません。
どれくらい強いかと云うと、掃除機の強風であっても吸い込めません。
面白いことに、吸い込みを強にするとかえって強くしがみつき、弱にすると力を弱めるので吸い込めるようです。つまり油断させると吸い込めるということになります。

徹底的に駆除するには、まず生きているダニを死滅させてから、ダニの死骸やフンを除去する作業が必要です。
薬剤を使ったり高温乾燥機にかけたり、スチームを使用してダニを殺した後、掃除機をかけると取り除くことができます。

布団のダニ対策

特に寝汗や皮脂が付着する布団には何十万〜何百万ものダニが潜んでいるとも言われています。
眠っている間にダニに刺されて、背中やお腹が赤くなったりしていませんか?

ダニの虫刺され

ダニに刺されると、猛烈な痒みでかきむしることになります。
ダニによる虫刺されは、激しい炎症を伴ってかゆみがしつこいため、適切なケアを怠ると、掻きむしって腫れたり、色素沈着を起こしたりすることが良くあります。

ダニによる虫刺され

ダニによる虫刺され

ダニによる虫刺されを早くきれいに治すためには、充分な強さのステロイド外用剤を使った治療が必要です。
ステロイド成分は、かゆみ、腫れの元である炎症を強く抑制する働きがあり、虫刺されによるつらい症状をすみやかに抑えてくれます。

市販のステロイド外用剤の中には、掻きむしった虫刺されにも使用できるよう、抗生物質を適切に配合したタイプのものもあります。
虫刺されは掻かないことが大切ですが、ダニの痒みはそれを許してくれません。
出来るだけ我慢して抗生物質を配合したステロイド外用剤を活用しましょう。

布団を干す

ダニの繁殖を防ぐためには、先ず生息しているダニを駆除し、布団を清潔に保つことが大切です。
ダニの住みかになりやすい布団は、布団乾燥機を使うことで中に潜んでいるダニを死滅させることができます。

天日干しは、ダニが布団の奥や裏側に逃げてしまうため、死滅させることはできませんが一定の効果はあります。
布団の湿度を下げることでダニの活動力が低下し繁殖力を抑えられるからです。

クリーニング

また、布団カバーや枕カバー、クッションカバーなど洗えるものは、定期的に洗濯をしてダニのエサになる汚れを取り除きましょう。
布団やソファ、カーペットなど洗濯が難しいものは、掃除機をかけて、ダニの死骸やフンを取り除きます。

死骸やフンだけでなく、エサとなるフケやホコリなども吸い取れるので、結果としてダニの繁殖を抑えられます。掃除機は、1㎡あたり20秒を目安に、念入りにかけましょう。

ダニの駆除と死骸やフンの掃除は一時に行うことがポイントです。
年間を通して、こうしたダニ対策を行い、常に清潔な状態を保つことが大切です。

繁殖のピークや死骸が増える時期はあくまで目安で、今は住宅が高気密のため年間を通して対策が必要です。
布団乾燥機でダニを駆除したら一緒に掃除をかけて綺麗に吸ってしまいます。
こうすることで、ダニのいない清潔な布団で休むことができます。

薬剤を使う

掃除が終わったらダニよけ剤をスプレーします。
市販のダニよけ剤をスプレーは沢山種類がありますが、ダニよけ成分天然100%で、すぐ乾くものが使いやすいです。
肌が触れる場所に使うものなので安全性の高いものを選びましょう。

マットレスのダニ対策

ふとん乾燥機を使う

ダニは熱に弱いため、ふとん乾燥機で退治することもできます。
しかし、ダニも生き物なので生存本能で熱が届かないマットレスの深部に逃げてしまいます。
なので一度くらい乾燥機に掛けても、完全に退治するまでには至りません。

効果を最大限に引き出すポイントは、部屋を暗くし1時間ほど待つといいそうです
ダニは夜間に活動する習性があるため、部屋を暗くすることでマットレスの表面に出てくるようさそい、その後にふとん乾燥機を使うとより効果的です。
それを数回繰り返します。
一方で高温の熱を直接マットレスに当てるため、素材そのものを劣化させる可能性もあります。
マットレスが高温に対応できるか事前に確認も行いましょう。

ダニ駆除薬剤を使う

ダニ駆除薬剤を使うのもおすすめです。
ですが何でも良い訳ではなく、必ず「ふとん・マットレス対応」と明記されているものを使用します。
また、化学薬品ですので、肌が敏感な方は少量から使ったり、マスクを着用したりするなど注意を払いながらご使用下さい。しっかり掃除がし終わったら、ベッドバッドの下にダニ除けシートを使う事も良いです。

掃除機をかける

ダニを退治しただけで安心してはいけません。
マットレスにはまだダニの死骸や糞、抜け殻などダニアレルゲンが付着しているからです。
ダニアレルゲンは掃除機を使って吸い取ります。
マットレスの表面をじっくり掃除することが大切ですが、特にダニが集中的に生息する下記のところは、念入りに掃除する必要があります。
ノズルの動かし方はぐいぐいやるのではなく、ゆっくり動かすのがコツです。

  • マットレス表面の上部
  • マットレスとベッドの隙間
  • キルティング(外カバーの縫い目)の隙間

以上の部分は、ダニが集まりやすいので、ダニアレルゲンも多く溜まっています。
ここは特に注意して掃除機をかけましょう。

防ダニシーツを使用する

ダニの退治とダニアレルゲンを除去が終ったら、ダニが発生が少なくなるように防御します。
ダニ再発を防ぐ防ダニシーツを使用しましょう。

防ダニシーツとは、ダニやハウスダスト(ほこり)の透過を防ぐシーツのことを言います。
防ダニシーツには下記の特徴があります。

  • ダニの餌となる老廃物(フケ・アカなど)が溜まるのを抑え、ダニの繁殖を防ぐ
  • 寝汗でマットレスが湿るのを防ぎ、湿気が大好きなダニの繁殖を抑える

また、防ダニシーツは薬剤の影響を心配する必要もありませんし、普段のシーツの代わりとして使うものなのでお手軽です。

除湿敷きパットを使用する

寝汗を吸収する「除湿付き敷きパット」もおすすめです。
ダニが好む「湿気」を防ぐことができるので、ダニの繁殖を予防することができます。

定期的にマットレスの手入れを行う

ダニ対策をやっていても、だんだん汚れが溜まり生息可能な環境になっていきます。
なので、定期的にマットレスの手入れを行うことをおすすめします。

普段から手入れを行うことで、ダニが住みにくい環境を作ることも大切です。
最後に具体的な手入れ方法について紹介します。

寝室の窓を開けて換気を行う

マットレスが両面使用できる場合、3ヶ月に1度のペースでひっくり返すローテーションを行う
暑い季節は3日に1度のペースでシーツを取り替える

上記をしっかり行えば、ダニ対策は万全です。

ダニ対策は無精をすると遂行できません。面倒でも定期的にやることが肝要です
ぜひ「退治する」から「除去する」へ進み「再発予防する」までのプロセスで、嫌なダニを駆逐して快適な睡眠を取り戻しましょう。

畳のダニ対策

畳もダニが気になる時期は6~9月です。
その原因は、以下のような環境条件においてダニが繁殖しやすくなるためです。

  • 温度が20〜30℃ (特に25℃前後)
  • 湿度が60~80%以上 (特に70%前後)
  • 栄養源となる汚れがある (アカ・フケ・食べカス・髪の毛など)

以上のことから、カビやエサの栄養源を無くし、室内の湿度が高くならないように管理することで、畳を衛生的に保てるということがわかります。

除湿と掃除

カビやダニを発生・繁殖させないためには、毎日換気と掃除を怠らないことが一番です。
室内の風通しを良くし、除湿対策をしましょう。

雨天ではない日は窓や戸を開け、エアコンがある場合は除湿(ドライ)機能を活用します。
エアコンがなければ、除湿器を置くだけでも違います。

観葉植物など水分を含む物は、なるべく置かないようにしましょう。
畳の上にカーペットや絨毯(じゅうたん)を敷いたり、和室で室内干しをしたりするのも良くないです。

畳の掃除の基本は、履く/拭く、いずれの場合も畳の目に沿うことです。
最も畳を傷めずに済む方法は、ほうきでゴミを掃き取り、乾拭き、もしくは固く絞った雑巾で水拭きをすることです。

掃除機を使いたい場合は、やはり畳の目に沿って、ゆっくりと丁寧に行います。
ここでも掃除機はゆっくりノズルを動かします。ゴシゴシやるのは畳を痛めるだけです。

天日干し

畳のダニ対策を万全にする方法は昔よくやった畳を外に干すことです。
狭小地にある建物やマンションの場合は、ベランダやバルコニーに畳を立て掛けます。

「ベランダやバルコニーがない」という場合には、和室の床で畳を浮かせた状態で、ペットボトルや空き缶を挟んで固定し、風を通してあげるだけでもかなり効果があります。

畳を干す際には、直接表面に日が当たりすぎると、色あせ・変色してしまうため、裏面を太陽に向けることがポイントです。
もしくは黒い布で畳を覆っておくと、日焼けを防ぎつつも、熱をより吸収するので、ダニが潜んでいた場合に死滅させやすくなります。

床に防虫シート

畳を戻すときには、せっかくの機会なので、畳を上げた際には、床に防虫シートや備長炭シート、乾燥シート(防湿シート)などを敷くと良いでしょう。
が、防虫シートを敷いた後には、中に潜んでいたダニが畳の表面へのぼってくるので、毎日きちんと掃除をしましょう。

畳に印をつける

畳は所定の位置があります。これが狂うと収まりがつかなくなります。
なので畳の裏に番号と方向の印を入れ、敷き方を間違いないようにしましょう。
あらかじめ写真を撮っておいたりわかりやすい印をつけておくと、間違わなくて済みます。

ダニが発生してしまった際は、基本的に上述した掃除の仕方である程度は効果があります。
安全で確かな方法は、掃除機がけと天日干しが基本です。

ダニは夜行性のため、掃除機をかける1~2時間ほど前に、電気を消してカーテンを閉め、部屋を暗くしておくと、おびき寄せやすいです。
ただし、一時的なダニの除去には向いている方法ですが、畳の中や下に潜んでいるダニを完全に駆除することはできません。

ダニを出来るだけ多く死滅させるには、畳に黒い布をかけた状態で天日干しをする方法が、効果が高いとされています。

カーペットのダニ対策

カーペットはホテルのようにフェルトを入れて敷き込んだタイプとラグのよう置き敷期するタイプがあります。
敷き込んだカーペットはアンダーフエルトまでダニの住処になるので厄介です。
出来るだけダニを多く発生させないように、初期からのメンテナンスが重要です。

先ずラグのダニ対策を紹介します。

ラグ カーペットの場合

ラグ カーペットはダニの温床になりやすいです。
ダニは、布団や畳で申した通り発生原因は一緒です。
温度・湿度・エサの3つの条件が揃った場所に繁殖します。

それらの条件を出来るだけ少なくするところから始めましょう。
ダニが発生してしまったら以下の方法で退治します。

  • スチームクリーナーを使う
  • スチームアイロンを使う
  • 燻製殺虫剤を使う
  • 退治した後は必ず掃除機で吸引する
  • 天日に当てて干す
スチームクリーナーを使う

スチームクリーナーは、効率的にダニを退治出来るアイテムです。
製品にもよりますが、スチームクリーナーは約100度の蒸気を発生させることが出来、熱に弱いダニを一気に駆除する事ができます。
そのままスチームクリーナーをかけると、食べかすなどが溶けてラグ カーペットにこびりついてしまうことがあります。
なのでまず最初に掃除機で汚れを取るように注意しましょう。
また、熱に弱いラグ カーペットもあるので、必ず取扱表示を確認しましょう。

スチームアイロンを使う

家にスチームクリーナーがなくても、スチームアイロンがあれば同じように代用できます。
スチームアイロンを使う場合も、スチームクリーナーの時と同様にまずラグ カーペット全体に掃除機をかけましょう。
次にラグ カーペットからアイロンを少し浮かせて、スチームをかけていきます。
もしくは薄手のタオルを敷いて、その上からアイロンをかけても構いません。
スチームアイロンを使う場合も、必ず取扱表示を確認するようにします。

燻煙殺虫剤を使う

スチームクリーナーとスチームアイロン、どちらもない場合におすすめしたいのが燻煙殺虫剤です。
燻煙殺虫剤を使えば、ラグ カーペットの奥深くまで殺虫効果が行き渡るので、ダニを死滅させることができます。

上記で紹介した3つの方法でダニを死滅させた後は、必ず掃除機をかけてダニの死骸を吸い取りましょう。
そのままにしておくと、今度はそのダニの死骸をエサに新しくダニが繁殖してしまいます。

天日に当てて干す

ダニはとにかく日光が嫌いです、熱が嫌いです。
ラグは比較的小さいのでベランダでも干すことができるでしょう。
干す前にしっかり掃除機をかけて、干してからも掃除機を掛けます。
こうすることでダニのえさや死骸を綺麗に取り除くことができます。

敷き込みカーペットの場合

敷き込んだカーペットは動かすことができないので天日には干せません。
なので上記に示した

  • スチームクリーナーを使う
  • 燻製殺虫剤を使う
  • 退治した後は必ず掃除機で吸引する

事で対処します。

面白いことに、カーペットには私たちが思うほどダニは生息していないようです。

ダニはもともとから絨毯やカーペットにいるわけではありません。

「カーペットはダニの温床」
「カーペットのダニが小児ぜんそくの原因」
一時そんな風にマスコミでも言われたため、今ではカーペットの需要は全盛期の0.2%にまで減ってしまったと言われています。

しかしカーペットは保温効果や防音効果、クッション性などのメリットが木の床よりも遥かに優れています。
しっかりメンテを行っていれば、ダニの温床になることは少ないです。
まして最近のカーペットは、防ダニ加工をしているので初期にはほとんど生存してはいません。

ダニとアレルギー発症の関係を調べた西宮市環境衛生局(兵庫県)の調査結果や、大学病院の研究報告などにより、カーペットの”無実”は証明されています。

西宮市の報告によると、
「小児ぜんそくなどのアレルギー症状の原因のひとつがダニであることは事実であるが、そのダニの最大供給源は、布団などの寝具から空気中に舞い上がったダニが犯人で、床材素材(カーペット)とは免疫学的には無関係である」
と結論付けています。

スウェーデンで「カーペットがアレルギーを引き起こす」という疑いがあがり、学校を使って実験したところ
教室がカーペット敷きとそうでない教室では、カーペットを敷いていない学校の方がアレルギー患者の割合が多かったそうです。
原因はさまざまなので、なぜかは断定できませんが、カーペットとダニに相関関係が無いという証明にはなります。

まとめ

ダニが気になる時期は6~9月です。
その原因は、以下のような環境下においてダニが繁殖しやすくなるためです。

1.温度が20〜30℃ (特に25℃前後)
2.湿度が60~80%以上 (特に70%前後)
3.栄養源となる汚れがある (アカ・フケ・食べカス・髪の毛など)

これはカビの発生条件と重なります。

ですからダニ対策はこの3つの条件を徹底的になくすことに付きます。
ダニは私が肌を接するもっとも近い所で発生するため、繁殖させないことが肝要です。
それにはお部屋や寝具を徹底的に綺麗にし、部屋の換気をして湿度を溜めないことに付きます。

-neruco-

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