寝室のカビを防ぐ方法

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わたしたちは働いていない限り、屋内で過ごす時間のほとんどは実際には寝室で寝て過ごしています。

その時間は人生のおよそ三分の一とも言いますから膨大な時間です。

そのため、寝室のカビは、アレルゲンや毒素を何時間も吸い込むことになるため、最も問題のあるものの1つです。

ベッドの湿気やカビについての質問です。

Q1.引き出し付ベッドのカビについて

ベッドは引き出しがあるタイプのを使用しています。

ベランダの近くにしか置けないので置いているのですが、どうしても湿気が溜まってしまいます。

今日カビが生えているのを発見してしまい、湿気シートを置いて布団を干していたら、置いただけで湿気シートがピンクになってしまいました。

ベッドにすのこを置いてそのまま、マットレスはナシで布団を置いています。

マットレスがあった方がいいでしょうか?

湿気取りもベッド下に2つも置いています。今日数を増やしました。

他にベッドや布団のカビ対策など出来る事があれば教えてください!

《補足》

ベッドの下はフローリングなのですが、絨毯など敷いたりしたら、多少はカビ対策にはなりますか?

A.カビ対策はお部屋の環境から

収納ベッドだからカビるとか、すのこベッドならカビないとか色々意見がありますが、これは本質的には、ベッドの問題ではなく、カビが発生する条件にあったお部屋の問題ともいえます。

ですから、多分、絨毯を敷いても何も変わらないでしょう。

その訳は、床やベッドに湿気があるわけではなく、お部屋全体の湿度がかなり高いことが伺われるからです。

湿度が高い時、空気中の湿気が付着し、そこに養分があり一定の温度があるとカビが大好きな環境になります。

ですからベッドのカビを何とかする。と、考えるのではなく、お部屋の環境を整えることが先決なのです。

実は、ワタシもカビに悩まされた経験があリます。

クローゼットの中の洋服だんすの中の、クリーニング済みのスーツが、ひと夏過ぎて着ようと思ったら、ところどころカビていて困ったものです。

翌年からクローゼットの扉と、洋服ダンスの扉を開けっ放しにしてひと夏送りました。

随分だらしがない部屋になってしまいましたが…

が、それが功を奏したようで、それ以後カビが発生したことはありません。

わたしの場合、以後、これだけで湿気は防ぐことが出来ました。

この部屋はベッドルームですが、あまり湿気らない部屋なのか、ベッドがカビたことがありません。

除湿器も、除湿シートも、エアコンも使っていません。

条件が悪いお部屋でしたら、除湿や温度管理を強制的にする必要があります。

ベッドがカビるのは絶対的にお部屋の湿度と温度が関係しているのですから、湿度計などを置いて少し気にしてみてください。

湿気対策ができれば、どんなベッドであれ、カビることはないでしょう。

カビが発生する条件

  1. 適度な温度があること(10~35℃前後)
  2. 栄養分があること
  3. 水分がある(湿度80%前後)
  4. 酸素があること(呼吸、発酵に必要)

1.適度な温度があること(10~35℃前後)

住居の中で発生するカビは、一般的に10℃から35℃程度の温度で生育します。

その温度は人間が快適に暮らせる温度とも一致しており、そのため、1番目の適度な温度という条件をコントロールすることはなかなかむつかしい問題です。

2.栄養分があること

また、2番目の栄養分は、有機化合物と言われるいわば自然、人工のものを問わず、すべて物質が栄養素になると考えても良いです。

典型的な例はチリ、ホコリ、あか、石けん水の残りカスなど人間が使うほとんどすべての物質、さらに廃棄物も含めて栄養源になってしまいますから、これらを厳密にコントロールすることもなかなか出来ません。

ただ、カビは菌糸という根を付着した物質に伸ばし生育する必要があるため、ツルツルした物質にはカビは付着しにくいです。

ガラスにはなかなかカビが生えませんが、サッシ自体が汚れ、ホコリなどが付着するとそこにカビ菌が付着して育成してしまいます。

収納ベッドのカビが、塗装面より無塗装面に発生するのはこのためです。

3.水分がある(湿度80%前後)

そして、3番目の水分は、私たちが見えている水という形の固形物ではなく、空気中に含有する湿気が主な状態です。

ひとつの例を挙げれば、汗がどんどん出て滴る状態ではなく、しっとり汗ばんでいる…といった状態の水分がカビ菌には非常に好まれます。

つまり、湿度80%前後の状態がもっとも生育しやすい環境と言えます。

ですから高温多湿の梅雨時から初秋にかけてがカビの大量発生時期と重なります。

4.酸素があること(呼吸、発酵に必要)

またおかしなことに、結露が発生して、水分が水滴になってたっぷりついている部分(水の中)には付着しても生育することはありません。

カビ菌は、水の中では酸素を利用することが出来ないためです。(カビは空気に触れて呼吸しています)

ですから食物は真空ぱくっして冷凍しておくとカビが生えず長持ちするのです。

また、カビは紫外線に弱く、直射日光が当たる場所ではうまく生育できません。

さらには高温50℃ではほぼ死滅します。

そのため、カビが発生する場所は日影やジメジメした北側に多く発生する、ということになります。

上記のような条件が整うとカビが発生します。湿度が一番影響するようです。

ですから、まず一番に室内の除湿を行うことが肝心です。

お部屋に湿度計を置いて管理することをおすすめします。

そしてお部屋の空気を度々入れ替え通気性を確保することも大切です。

押し入れにすのこを使うことも通気性を確保するためです。湿気をこもらせないためです。

寝具はできるだけ干すことをおすすめします。

除湿シートは短期的には良いかもしれませんが、シートに湿気を呼ぶので時々取り替える必要があります。

ベッド下は空気の通りも少ないので、できるだけ脚が高いほうがカビ防止には有利です。

そしてベッド下の収納は、外出する時には開けておくのもいいと思います。

寝室のカビ対策

寝室のカビのチェック方法

室内のカビ

このようにカビると壁や天井の内部もカビている可能性があります!

蒸気による一定の湿度がカビの主な原因の1つであるキッチンやバスルームとは異なり、寝室のカビは、通常の空気中の湿度(気象条件など)のせいにすることができます。

また、沢などを埋め立てた地形などに建築した環境によっても、家自体が湿気を帯びている可能性もあります。

寝室にカビをチェックする準備ができている場合は、最初に壁、窓、天井に焦点を当てる必要があります。

それと一緒に、カビは寝室内すべての場所を発生源にしているので、床、衣服、さらには植物をチェックする必要があります。

カビが換気の悪い湿気を帯びた場所をいつでも探していることを理解しましょう。

カビが発生していれば、そこが黒ずんだり、白くなっていたり変化があります。

カビ退治に必要な道具

少しくらいのカビ退治はある程度自分でもできます。
まずは次のものを用意しましょう。

初めはエタノールです。滅菌用として使います。

薬局に行くと、同じエタノールでも消毒用エタノールや無水エタノールなど色々あります。

無水エタノールの方が水が入っていない分、消毒用よりも効果が高くて良いのではと思われがちですが、薄めて使用しますのでどちらを準備しても問題ありません。

コストパフォーマンスの面を考えれば、むしろ消毒用エタノールの方がお勧めです。

次にスプレー容器を準備します。

これも100均で購入できるようなものを用意しましょう。

そして、スプレー容器に消毒用エタノールが8、水が2程度の割合で希釈した溶液を作っておきます。

他に乾いた雑巾、掃除機とドライヤーも準備しておきましょう。

エタノールは発火の危険がありますのでタバコなどの火気は絶対に厳禁です!

カビの取り方

カビの予防

カビの予防は換気と徹底的な掃除から

ここでは、カーペットのカビ取りを例に話を進めます。
他のものはそれに準じて行ってください。

まずはカーペット全体に掃除機をかけて綺麗にします。

この際、掃除機の排気でカビの胞子を巻き散らさないようにすることがコツです。

※カビの胞子は眼には見えません。掃除機の排気風圧によって胞子をまき散らさないことです。

掃除機本体を持ち上げて、排気がカーペットに当たらないようにしましょう。

掃除機をかけ終わったら、次に希釈した消毒用エタノールをスプレーします。

カーペットの素材によっては脱色することがあるため、必ず目立たない所で試してみてからスプレーしましょう。

カビ部分にエタノールをスプレーしたら、15分程度置いてから乾いた雑巾で拭き取ります。その後、ドライヤーで乾かせば、カビの殺菌は完了です。

但し、殺菌自体はできていても、カビの色はこの方法では落とせません。

カビによる色シミは塩素系漂白剤を薄めてスプレーすると落とすことができます。

ですがその場合、カーペットまで脱色してしまう可能性が高いです。

脱色しても良い場合に自己責任で行うようにしましょう。

壁紙などもこの方法で行います。ただ掃除機の代わりに雑巾を使います。

衣類などの場合は普通にクリーニングしましょう。

カビに強い寝室を作る

カビ対策

カビ対策は湿度と温度管理、そして徹底したお掃除が肝要です

換気はカビを適切に防ぐための重要な鍵です。

毎朝起きたら、寝室のすべての窓を開けて、少なくとも5分間開いたままにしておきます。

それは湿度のレベルを下げるだけでなく、新鮮な空気が古い「夜の空気」に取って代わることを確実にします。

しかし、湿度の高い時期の場合は、窓を開けるだけではあまり効果がありません。

湿度を最適に保つためには、湿度計を設置することです。

湿度が高ければ除湿器やエアコンを作動させます。

カビの予防には空気の流れが非常に重要です。

そのことを念頭に置いて、家具を壁から少し離しておくことをお勧めします。

これにより、壁と家具の間を新鮮な空気が循環するのに十分なスペースが作成され、湿気が乾燥してカビが発生するのを防ぎます。

カビはほこりが大好きなので、汚れや汚れを減らすために寝室の家具を定期的に掃除する必要があります。

掃除機は、HEPAフィルター付きの掃除機を使用して、空気からカビの胞子を取り除きます。

観葉植物

観葉植物はカビの温床

観葉植物はカビの温床

観葉植物を定期的にチェックする必要があります。

室内でカビの発生源の一番目は観葉植物です。

湿度、養分がそろっていて温度が整えばカビはすぐにでも発生します。

できれば寝室には観葉植物は置かない方が良いくらいです。

それでも置くことが止めれない場合は、常にカビの兆候がないか植物をチェックすることが非常に重要です。

植物の土壌を詳しく観察してください。灰色がかった表面が見えた場合は、カビはすでに存在しています。

土壌のカビに対処する最良の方法は、それをすくい取り、捨て、植物を植え替え、土壌を乾燥させることです。

植物のカビを防ぐためにできる最も簡単なことは、土壌に天然の抗真菌剤を加えること、適切な種類の土壌を使用すること、必要なときに水をやること、そして植物をきれいに保つことです。

クローゼットや収納ベッドなど

衣服のカビは、湿った衣服が適切な乾燥なしで保管された結果であることがよくあります。

あるいは室内の湿気がクローゼットまで及んでいる可能性もあります。

室内の換気とともにクローゼットの換気も行いましょう。

これは収納ベッドの場合も当てはまります。

収納ベッドの引き出しやコンテナは、しっかりと密閉されていることが多く、ほんの少しの湿気で、カビの発生を生む可能性があります。

湿気の多い時期には、引き出しやふたを開けて空気に入れ替えをします。

上げ下げ式収納ベッドは蓋を上げて厚めの本などを挟んでおきます。

いずれにしても湿度と温度管理は適切に行います。

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