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ベッドのお手入れとは
ベッドのお手入れというと、ベッドにお手入れが必要ってどういうこと?
ということになりますが、たしかに他の家具であるチェストやキャビネットなどは、特別なお手入れなんか聞いたこともありません。
しかしベッドは車のように人が乗るものです。乗るものと言えば、自動車がそうですがメンテが欠かせません。
もしお手入れせずに乗り続けていると、きっと故障して動かなくなる可能性があります。
ベッドは乗るといっても、上に乗るだけでベッドを走らせたりはしせんが、それでも人が一人二人と乗って、寝起きや寝返りなどの幾ばくかの振動が加わります。
するとベッドフレームの接合部に力が加わり、ネジが緩んでくる可能性があります。
そのまま知らずに使っていると、やがて軋みが生じ、悪くするとビス穴が欠けてネジが利かなくなります。
またマットレスも、同じ面で使用を続けているとコイルやクッション材、側生地が集中してへたり、こちらも劣化が進むということになります。
ですからフレームの接合部のネジの増し締めや、マットレスローテーションは欠かせないということになります。
ベッド本体のお手入れ
ネジやボルトの増し締め
前述したように、接合部に使われるネジは次第に緩んできます。
自動車でもそうですが、点検に出すと必ず一度は増し締めを行います。
ネジ部に掛かる振動によってネジは緩みます。これは住宅のドアでも一緒です。
不思議なことですが、実は、住宅のサッシを止めているビスも何年かすると緩み、次第に抜けてきます。
それはサッシのビス部分にも微細な振動が掛かり続けているからです。
ですからベッドのネジも、1~2年たったらマジ締めをします。
そうすることによってフレームは初期の状態を保て、軋みや破損の原因が少なくなります。
ベッドの軋みが、アイアン製のパイプベッドに起こりやすいのも、パイプを接合するネジやボルト部分の緩みから来ます。
パイプベッドは木製ベッドのように部材の太さがないため、接合部の密着度が足りません。
つまり摩擦係数が低いため一度ビスが緩んでしまうと、いくら増し締めをしても初期の摩擦係数には戻らず、すぐに緩みを発生させてしまいます。
ですからベッドを購入したらビスの増し締めを必ず行いましょう。
不思議なことに、一度増し締めをすると、その後はさほど緩まなくなります。
フレームのお掃除
ベッドの本体のお掃除は、特別にお手入れをしなくては使えないというものではありません。
お部屋を掃除するときに、ヘッドボード、サイドフレーム等にホコリが溜まっているような場合には、普通のお掃除のように掃除機でホコリを吸い取って下さい。
静電気を利用したモップでホコリを拭い取るのもよいでしょう。タオル等で乾拭きしても良いです。
また水拭きは、高級ウレタン塗装のものは平気ですが、ともすればプリント紙化粧板の場合塗装がはがれる場合があります。
ガムテープでプリント表面が剥がれるようなベッドの場合です。
このような化粧板製品は、水気が厳禁です。できれば乾拭きが良いです。
特別汚れが目立つような場合には、その部分だけ弱中性洗剤溶液に浸けた雑巾をよく絞って、軽くこすって汚れを落としましょう。
大概の汚れはこれで綺麗になります。
マットレスのお手入れ
マットレスのお手入れも、良くモノの本には「たまには日に当てて干しましょう」なんてお手入れ方法をおすすめしている方もいますが、これはできればやっても良いですが、実際問題としてこれをやるには結構体力が必要です。
コイルマットレスは、使用中に中の空気と外の空気が循環し、湿気を放出しますから、特別干さなくても問題はありません。
湿気が心配なら、部屋の壁に立てかけておくだけでも湿気は飛んでくれます。
マットレスローテーション
マットレスは、ずっと同じ面で使い続けていると、同じ場所に圧が掛かり続けるため劣化が早いです。
これを防ぐには、ホテルのベッドのように「マットレスローテーション」を行います。
コイルマットレスの場合、3か月に一度くらいマットレスを裏返したり、上下を変えたりすることによって、一箇所だけがヘタるということが防ぐことが出来ます。
※回数はマットレスの種類によって違ってきます。また、リバーシブルできないものもあるので注意が必要です。
コイルがヘタる程度は、スプリング性能とお使いになられる方の体重に影響されます。
自動車と同じで、長く使っているとヘタってくるのは仕方ないことですが、この問題もヘタリの少ないスプリングを選べば幾分は解決します。
ホテル用などの硬めのコイルマットレスを選べば長持ちしますし、身体が沈み込むような柔らかいマットレスよりはるかに身体にも良いようです。
マットレスの湿気について
人は一晩にコップ一杯もの汗をかくといわれています。
なので「マットレスは干さなければならない」と云う方もいますが、コイルマットレスであればコイルの間は沢山の空間があり、寝返りなどするたびに中の空気が少しづつ外気と入れ替わり湿気が抜けていきます。
ですから特別天日干しする必要はありません。
それから、ウレタンマットレスの場合は、日光にあててしまうと劣化して耐久性が落ちるため、日干しをすることはNGです。
素材によっては太陽光を浴びることにより熱で変形してしまうものもあります。
日干しするというよりも、定期的に壁に立てかけて通気性を良くしてあげましょう。
定期的に立てかけることが難しいということであれば、できるだけ通気性が良くなるように、マットレスの下にすのこを敷いて寝るというのがおすすめです。
大きなマットレスになってくると、立てかけるスペースが見つからない場合もあるため、すのこを使う方も多いです。
掛け布団を時々はぎとる
時々は、掛け布団をマットレスの上から剥ぎ取り、マットレスに湿気がこもらないようにする対策も有効です。
またベッド本体の床板は「すのこ仕様」を選んでおけば更に通気性を確保できます。
空気の通り道を確保してくのがマットレスには良い環境なのです。
そういう意味ではフロアベッドより脚の付いた普通のベッドのほうが湿気には強いです。
ちなみに、これはワタシの経験ですが、事情があり床に敷いたクッションフロア上に直に羊毛布団を敷いて寝た事がありますが、3~4日で結露が発生し布団を濡らしたことがあります。
結露はあったかい空気と冷たい空気の接点で起こります。真夏に氷水を入れたコップの表面に水滴がつくのと同じです。
これを防ぐには布団の下にすのこマットを敷いて、布団と床との間に空気の通り道を確保することです。
畳の部屋で布団を敷いても布団がぐっしょり濡れないのは、私たちが経験上知っていることです。
畳は呼吸をしていて調湿効果や断熱効果があるからです。
通気性がいかに大事だということになりますが、時々はかけ布団を剥いで、マットレスを空気にさらしましょう。
衛生
ダニ対策にと、マットレスを天日干ししても、内部にまで熱は通りませんからダニ根絶することはできません。
表面上の殺菌という意味では多少の効果があるのかもしれませんが。
マットレスにダニが発生したら、ダニ退治を行うには結構暇が掛かります。
ダニを殺すには、布団乾燥機を使うとよいです。
布団乾燥機の高熱によってマットレスのダニは減ります。
けれどダニは、暗い場所に移動する性質があるため、部屋の電気を消しダニが表面へ出てくるのを1時間ほど待ってから、布団乾燥機にかけると効果的です。
一度布団乾燥機にかけるだけでは駆除しきれないため、2~3日連続して行うとよいでしょう。
ただし高温が掛かるため。マットレスの高温での処理が可能かを事前に確認しておく必要があります。
また、ベッドパッドを、抗菌、防ダニ、消臭などの機能があるものにして、度々替えることもお勧めです。
まとめ
ベッドのお手入れはさほど手が掛かるものではありません。
しかしネジの増し締めや、マットレスローテーションを行うことで、ベッドの寿命を延ばすことは可能です。
面倒がらずに行うことで、不必要な出費を減らすことができ、ベッドの軋み対策にもなります。
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