ベッド・マットレス通販専門店 ネルコンシェルジュ neruco
日本は四季が巡り、その特徴や魅力が多様で、海外の方の反応も常に注目されています。
春は桜を初め、牡丹,シャクヤク、藤、ツツジ、などの美しい花が咲き、風景の中に心地よさと活気をもたらしています。
夏は緑が豊かで、海や山でのアクティビティが楽しめ、秋は実りの秋、そして紅葉が美しく、冬は雪が穏やかな風景を作り出しています。
その季節折々にあった環境に順応して衣服が変わり生活様式に変化があります。
本当に暮らしやすい国ですが、それでも暑い盛りの夏はやはり冷房なしでは暮らせません。
そして暑い夜の寝室での過ごし方ともなれば、エアコンの使い過ぎは厄介な冷房病などと言われる深刻なことにもなりかねません。
確かに、俗に、暑いときは熱いものを食べる、なんて言う方もいて、身体を冷やすより温めた方がはるかに健康には良いようです。
医学的に見れば、内臓を冷やす人ほど癌に罹りやすいとも言われています。健康な人の腋化温度(わきの下の体温)は、平均で約36.5℃です。
これより低くなると免疫力は約30%も弱まり、ガン細胞が活発に増殖したりすることが知られています。 免疫力は、冷え(=血液の質と流れ)と密接な関係があります。
そういう意味では、冷房のガンガン効いた寝室を使う人より、少々暑くて、汗をたっぷりかいて寝ている人の方が癌に罹る率は少なくなると言うことです。
これは一晩や二晩の結果として出て来るものでもありません、長年の習慣の蓄積が現在の健康につながっていると言うことになります。
と言っても、あまりにも暑く睡眠を阻害するような環境では、寝不足と言う健康を害する要因を高める結果にもなります。
私たちが健康な一生を送る為には、バランスの取れた食事と、適度な運動、ストレスの回避、そして満ち足りた睡眠が欠かせません。
このうちの一つが崩れただけでも、私たちは健康を害してしまう事にもなりかねません。
人生を100年にするのも、50年で終わるのも、その間の過ごし方が多いに関係していると言うことになります。
そこでここでは、夏の暑い夜をできるだけ冷房に頼らないで、涼しく寝るための寝具選びについて検証してみましょう。
暑い夏に最適な寝具の選び方
暑い夏の夜を涼しく過ごすために、最適な寝具を選ぶためのヒントをいくつか見てみましょう。
素材選び
夏用の寝具を選ぶ際には、素材が重要です。かけ布団から肌掛け、シーツ、ベッドパッドなど多彩です。
一年中空調が効いている環境で使う場合は、一年中同じ寝具を使い続けるかもしれません。
しかし、いくら日本でもそんな方は少ないです。だいいち、前述した通り冷えは健康によくありません。
季節が巡り梅雨が始まる6月になると、衣替えがあるように寝具も夏用に代わる時期です。この時期に冬用の布団を使う方は少ないでしょう。
同様に、12月に夏用のリネンのシーツセットを使いたくないでしょう。
夏も肌掛け布団やタイルケットが必要です
夏場には掛け布団なんて必要ないと思われがちですが、実は、夏だからこそ掛け布団を使いたい理由があるのです。
なぜ掛け布団が必要なのか、それは、体を冷やさないためです。
皮膚が夏掛けの肌布団やタオルケットに包まれていないと、汗がどんどん蒸発し、その時の気化熱によって体温が奪われるからです。
前述した通り内臓を冷やすことに繋がります。そして寝具を身体に掛けることによって必要以上の汗をかかないで済みます。そして湿気を吸い取ってくれます。
夏は夜間も汗をかきやすく、その汗が体に付着したままだと寝心地が悪くなってしまいます。
その汗を吸収して、湿気を発散してくれるのがパジャマなどの寝巻であり掛け布団ということになります。
このとき、湿気を吸いさらさらした素材選びが重要になります。寝具屋パジャマのこの機能のおかげで寝苦しさが軽減し、熟睡しやすくなります。
夏の掛け布団におすすめは…
掛け布団を使用した方が良いと言っても、冬場に使われるような厚手の素材のものを使った場合は、暑さで眠れなくなってしまいます。
ここでは、夏の夜でも眠りやすい素材をご紹介します。
羽毛の肌掛け布団
冬に使うイメージが強い羽毛布団ですが、夏でも使えるものがあります。それは肌掛けタイプの薄手の羽毛布団です。
肌掛けタイプの羽毛布団は縫い目から放熱する仕組みになっており、冷房の風は遮りつつも、内部の温度は適度に保たれている状態を作り出します。
羽毛のすぐれた特性は呼吸をすると言うことです。
それは生きた鳥を見ればわかります。寒い冬場は冬毛になり、暑い夏場は夏毛に生え替わり、実に効率良く体温調整をしているのです。
夏でも寝冷えしてしまう方や冷房を使う頻度が多い方は羽毛の肌掛け布団がおすすめです。
中でも、羽毛が90%以上を占めるものは軽いため寝苦しく感じません。
寝汗をかきやすい方は、湿気を吸収しやすい綿100%のカバーを使用しましょう。
また、洗濯機で丸洗いできるウォッシャブルタイプを選べば、自宅でも手軽にお手入れできいつでも清潔に使うことができます。
綿の掛け布団
綿は天然素材として昔から珍重されてきました。肌にとても優しく、保温性や吸湿性に優れている天然素材です。
アレルギーをお持ちの方は特におすすめです。
夏に掛け布団を掛けると汗をかいた時に蒸れやすくなるため、肌に触れる部分だけでも蒸れにくい綿にすると良いといわれています。
綿100%の掛け布団は柔らかい肌触りと、しっかりとした掛け心地が魅力的です。静電気が起きにくいので、肌に張り付くような不快感もありません。
肌に優しいので、敏感肌や小さなお子さまはもちろん、どのような年代の方にもおすすめの掛け布団です。
また、綿の掛け布団は自宅で洗濯できるので、こまめに洗うことで清潔を保てます。
合成繊維の掛け布団
ポリエステルやアクリルなどの合成繊維でできている掛け布団は、丈夫で長持ちするのが特徴です。
また、家庭用洗濯機で洗えるので、お手入れの手間がかかりません。洗濯してもへたりにくく、乾きやすいのも魅力的なポイントです。
合成繊維ごとに違ったメリットがあり、ポリエステルは埃が出にくく、ポリウレタンは伸縮性が高いという性質があります。なのでアレルギー疾患がある方にも向いています。
また、アクリルはシワになりにくく、ナイロンは摩擦に強いとされています。
肌掛け布団は、誰がどのように掛け布団を使うのかといった目的から、どの素材のものを選ぶのかを検討しましょう。
タオルケット
タオルケットとは、タオル地を使用して作られた寝具のことです。
タオルケットという言葉は生地の「タオル」と、毛布を意味する「ブランケット」を掛け合わせた和製英語で1960年代に出回りました。
タオルケットはコットン(綿)で作られているものが多いため、吸水性や通気性が良く、高温多湿な日本の夏でも快適に眠れると人気があります。
タオルケットのメリットは、つぎの4点です。
- 吸水性が良い
- 吸湿性が良い
- 適度に保温性がある
- 洗濯がしやすい
タオルケットの素材はおもに、吸水性の良いコットン(綿)です。
空気中の湿気を吸収する吸湿性も兼ね備えているため、寝汗の蒸発により湿度が上昇するのを防いでくれます。
さらに、寝冷えしない程度の保温性があり体温調整に適している点や、自宅で洗濯しやすい点もメリットです。
タオルケットは夏場の寝苦しさを和らげ、お手入れも簡単で気軽に使える寝具といえるでしょう。
タオルケットにはおり方に違いがあります。それは以下の通りです。
ジャガード織タオルケット
両面にループがある代表的なタオルケットは、ジャガード織タオルケットと呼ばれています。
このタイプは、吸水性に優れて、汗をしっかり吸湿します。ジャガード織タオルケットは、しっかりした厚みと重みがあります。
模様を織りで、表現できるのがジャガード織りの特徴です。柄物のタオルケットをお好みの方は、ジャガード織りのタオルケットがおすすめです。
マイヤー織タオルケットは、パイルが抜けにくく、ほつれにくいのが特徴です。ジャガード織より薄手で、使いやすいタオルケットです。
タオルの感触がお好み、また、昔ながらのタオルケットの風合いがお好みの方に向いています。
シャーリングタオルケット
二つ目の片面ループタイプは、シャーリングタオルケットと呼ばれています。
表面は、ビロードのようにパイルのループがカットされていて、光沢があり、プリント柄が美しいのが特徴です。
ベッドの上にかけても、タオルっぽさがなく、寝室に合う色や柄を選ぶことで、インテリア性もあり雰囲気をよくしてくれます。
裏面は、パイルになっていますので、掛け心地は、タオルのような風合いです。パイルの肌触りがお好みで見た目の雰囲気の良さも重視する方に向いています。
ワッフル織りタオルケット
三つ目のループのないタイプは、ガーゼタオルケット、ワッフル織りタオルケット、などと呼ばれています。
ガーゼタオルケットは、2重ガーゼ、5重ガーゼなど、ガーゼを重ねて作られています。
軽量で、ふんわりと肌に負担のない、やさしい風合いが特徴です。
通気性と吸湿性に優れています。赤ちゃんの寝具でも使われるほどの優しさなので、肌に負担をかけたくない敏感肌の方や、軽いタオルケットをお好みの方に向いています。
ワッフル織りタオルケットは、表面が凹凸で、肌にべたつかないのが特徴です。さらさらとして、通気性が良く、さわやかに眠りたい方におすすめです。
ワッフルケットと呼ばれることもあります。
冷感タイプのタオルケット
ループのないタイプで、ループのない面とパイルの面のリバーシブルタイプがあります。
ここ数年で人気のタイプです。冷感タイプのタオルケットは、このタイプがほとんどです。
ツータッチケット、リバーシブルケット、ガーゼパイルケットなどと呼ばれています。
さらさらとした肌触りで、軽量で、洗濯もしやすく、涼しさを重視する方に向いています
夏用掛け布団の選び方
掛け布団は寝心地に直結します。それゆえ慎重に選ぶ必要があります。
ここからは、夏場に掛け布団を選ぶ時のポイントを説明します。
1.冷房をつけても寝冷えしない掛け布団を選ぶ
快適な睡眠には、26~28℃の室温、40~60%の湿度を維持することが理想的と言われています。
暑い日は、就寝前にエアコンをつけておき、部屋全体を涼しくしておくと良いでしょう。
しかし、寝てしまうと体温が下がるため、肌寒さを感じてしまうこともあります。
エアコンの風が直接当たる位置に布団やベッドがある場合は、特に体温調節が難しいでしょう。できるだけ風の当たらない位置で目無ることが重要です。
また就寝したら冷房は切ったほうが無難です。二時間程度で切れるタイマーを使いましょう。
とにかく、寝冷えしないように保温性のある掛け布団を選ぶのがおすすめです。冷えは万病のもとになります。
保温性がある素材としては羽毛が挙げられますが、羽毛布団は暑く感じてしまう可能性もあるため、できるだけ薄手のものに変えてみましょう。
2.夏場は汗を多くかくので寝苦しくない素材を選ぶ
冷房や扇風機の風が苦手だったり、冷え性ですぐに指先や足先が冷えてしまったりするなような方は、冷房器具を使用せずに眠る方もいるでしょう。
しかし、夏場はどうしても汗が出やすく、汗が蒸発する際に気化熱で体温が下がってしまいがちです。
汗をかくほど暑いのに寝冷えしてしまうという状況を防ぐためには、吸水性や吸湿性、放湿性に優れた素材の肌掛け布団にしましょう。
おすすめはタオルケットや綿100%の掛け布団です。どちらも肌掛けなら掛けても暑苦しさが減少します。
3.通年使える掛け布団を選ぶ
寝具を増やしたくない方、季節ごとに掛け布団を交換することが面倒に感じる方には、通年使えるタイプの掛け布団がおすすめです。
暑い夏は1枚で使えて、秋冬になり寒くなったら2枚合わせて使える掛け布団なら、収納する際も場所を取りません。
このタイプの掛け布団はタオルケットよりも保温性が高く、1枚掛けるだけで適度な体温を保てるのがポイントです。
当然ながらこの手のタイプにも羽毛や綿、ポリエステルなど全部揃っています。
私も使っていますが、カバーをつけているので脱着が少し面倒なだけで快適に4シーズン使えます。
また最高に歩いときはダウンケットやタオルケットを使っています。
メンテナンス
ウォッシャブル素材の掛け布団
家庭用洗濯機で洗える素材を選ぶことが重要です。寝具は意外と皮脂や寝汗を吸うので汚れます。
どんな布団でもコインランドで洗うことはできますが、結構お値段が張りますし、布団のない数が多くないとメリットが出ません。
ですからウォッシャブル素材がメリットがあります。表面が毛玉になりやすい素材の場合は、ネットに入れて洗うと長持ちするでしょう。
洗濯機の使用ができない素材の掛け布団
洗濯機使用不可でも手洗いでお手入れできるものがほとんどです。
薄手の布団は洗面台やバスタブで押し洗いをし、洗濯機で脱水をしてから干しましょう。
このとき天気を知っておくことは大事です。2~3日晴天が続く予報を見てから洗いましょう。
ただ、厚手の布団や大きなサイズの布団は、浴槽で踏み洗いしても、水を吸ったら動かすのが大変になります。
下手をしたら腰を痛めます。枚数が多かったり大きな布団はコインランドリーを使うのが無難です。
洗濯そのものができない素材の掛け布団
高級な不毛布布団は洗えないタイプが多いです。実は羽毛は洗ってしまうと油分が必要以上抜けて劣化します。また生地も傷むからです。
ですからメンテナンスは掃除機をかけて埃やダニを取り除き、天気の良い日に陰干しするだけで大丈夫です。直射日光に当てるのもよくありません。
余談ですが、布団を干して、布団たたきでぱたぱたと叩くのも綿や生地を傷めます。叩くたびに綿が細かくなって埃を出し続けるだけです。
かるく表面をブラシで払うくらいで十分です。気になる方は干したあとで掃除機をかけましょう。
洗いで気になるときは、布団専門のクリーニングに依頼することで安心して使い続けることができます。
夏用のベッドシーツに最適な素材
夏に最適な寝具素材は、リネン(麻)とコットンです。どちらも軽くて柔らかく、通気性に優れた生地です。
さらに、リネン(麻)のシーツは、夜を通して体から湿気を吸い取ってくれます。
冷たさを保てるベッドシーツ
綿と麻はどちらも、夜間に体が熱くなりすぎるのを防ぎます。
羽毛布団を使用する場合、寝ている間に涼しく過ごしたいなら、麻や綿の羽毛布団カバーを選びましょう。
まとめ
寝具に関しても好みは人それぞれです。重ね着が好きな人も、最低限の寝具で寝たい人も、誰にとっても完璧な夏用寝具はどこででも探すことができます。
しかし良く考えてみると、デッドや布団など寝具に、私たちはもう少し贅沢をしても良いのではないでしょうか?
なぜなら、結局のところ、私たちは人生の大部分をベッドで過ごすので、良い睡眠を得て健康で過ごすために必要な寝具の質も鍵になるからです。
たとえばベッドや布団は10年は優に使えるものです。寝具にかける予算を10年で割り、さらに365日で割れば、結構高額と思われる布団やベッドでもそう大した金額にはなりません。
そういう意味では、趣味や食事にかける金額の方がはるかに高くなります。
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