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ダニってなんですか?
ダニは、昆虫ではなくクモやサソリの仲間で、頭・胸・腹が一体で胴体部となり、胴体部の前方に口器である顎体部が付属しています。
世界中のいたるところに生息し、驚くなかれ、なんと!命名された種だけでも全世界に5万種が数えられています。
その大半が、目に見えないほど小さいのです。そしてそのほとんどは人畜に無外なのです。
しかしながら環境に適応する力が非常に高いうえ、特に温暖で多湿な人間の住む環境は、ダニにとっても快適で繁殖に適する条件が重なると、1㎡になんと数万匹ものダニがいることもあるのです。
わたしたちが良く知る、植物に生息するハダニは、乾燥した高温環境で活発に繁殖します。
気温が上がり始める3月頃から発生し、寒くなる10月頃までが活動期です。
特に高温になる梅雨明けから9月頃までが繁殖のピークで、1匹のメスが50〜100個ほどの卵を生み、それが10日ほどで成虫になってまた卵を生むため、どんどん数が増えます。
一度、駆除しても、新しい苗や衣類に付着したり、雑草から侵入するので発生原因を根絶するのは難しいです。
冬は卵で越冬しますが、暖かく乾燥した部屋の中で育てている場合、冬でも大発生する場合があるので注意が必要です。
またダニは家の中にも沢山生息しています。
日本の屋内では約20~40種のダニがいると言われています。
そのなかで、血を吸ったり、アレルゲンの原因となったりするような「人間に害のあるダニ」になるとグッと少なくなり6種類程度になります。
中でも最も多いのがチリダニ(ヒョウヒダニ)で約80%、続いてイエササラダニが約10%、ツメダニ5%、コナダニ・ホコリダ二・ニクダニがそれぞれ1~2%です。
多くの割合を占めるチリダニ自身は人の血を吸うこともかゆくさせることもありませんが、チリダニ(ヒョウヒダニ)の死骸を人間が吸い込むと喘息やアトピーなどのアレルギーの原因になります。
また、そのチリダニを餌とするのがツメダニです。
ツメダニは噛みついたり、血を吸ったりするダニで、直接人間に危害を加えます。
余談ですが人間社会にもダニが生息しています。
こちらは私たちと同じ大きさで「ダニのような奴」と嫌われ、社会のダニに認定されています。(笑)
家の中のダニは何処から来た?
気付かないうちに布団やソファーなどに潜り込んで繁殖しているダニですが、一体どうやって家の中へ侵入しているのでしょうか?
外出先で触れたソファーやカーペット、電車やバスの座席など、さまざまな物に接触することで、身に付けている衣類やバッグ、靴などにくっつき、家の中に持ち込まれてしまうのです。
また、たとえ新築の住宅でも安心はできません。家を建てる過程で人を介して持ち込まれている可能性が大いにあり得ます。
外へ出かける以上、ダニの侵入を完全に防ぐことはできないので、家の中でいかに繁殖させないようにするかが大切です。
そしてイエダニはネズミにも多く寄生するので、家にネズミがいる場合はまずネズミの駆除をしなくてはなりません。
ダニの発生時期はカビと重なる?
ダニは高温多湿になりやすい6〜9月頃によく発生します。
梅雨の時期は湿度が高くなるため、特に発生しやすくなります。
これはカビの発生する条件とも重なっています。
つまりカビが発生している環境ではダニも多く発生すると云うことになります。
しかし室内で暖房や加湿器を使う場合は、季節に関係なく年中発生する可能性もあります。
低温で乾燥しやすい冬場でも、室内で暖房を使うことで結露が生じて高温多湿になることでダニが発生します。
一度発生してしまうとなかなか根絶するのが難しくなります。
ベッドのダニの場合、マットレスが分厚いので表面に薬をかけても、ダニは内部に逃げ込んで薬効が切れるのを待っています。
また布団などは、日干ししてもダニは内部に逃げ込んで非難してしまいます。
家の中のダニによって起こる健康被害と治療法
ダニが原因で起こる主な健康被害はいろいろありますが、主なものは以下の2つです。
- かゆみや炎症
- アレルギー症状
かゆみや炎症
家の中で人を刺すダニはツメダニ、イエダニ、の2種類です。
ダニに刺されると、お腹や太ももなど肌の柔らかい場所に0.5~1cmほどの赤い腫れができます。
腫れは不規則に点在するのが特徴です。
ツメダニの場合は刺されてから数時間ほど時間を空けて、イエダニは刺されてすぐに激しい痒みが現れます。
治療にはステロイド系の塗り薬を使用しますが、市販のものでは効果が不十分なこともあります。
市販の塗り薬でかゆみが治らない場合、患部に痛みを伴う場合、患部が広範囲にわたる場合は病院を受診しましょう。
アレルギー症状
小児喘息やアトピー性皮膚炎など、ダニによるアレルギー症状を引き起こすのは主にヒョウヒダニ(チリダニとも呼ぶ)という種類のダニで、ダニ本体だけでなく、その死骸やフンもアレルゲンとなります。
特に、小児喘息の場合、原因の9割はダニと言われているので、子供のいる家庭でのダニ対策は必須と言えるでしょう。
ダニアレルギーによるぜん息の根本的な治療法です。
皮下免疫療法
これまでのぜん息治療は、薬を使い現れている症状を抑える治療(対症療法)が主でした。
しかし、対症療法ではぜん息を根本から「治す」ことはできません。
これに対してアレルゲン免疫療法は、体のアレルゲンに対する反応(免疫反応)を変えることで、体に免疫力をつけてアレルギー反応を引き起こしにくくする治療法です。
舌下免疫療法
免疫療法には、アレルゲンを皮下に注射する「皮下免疫療法」と、舌の下にアレルゲンエキスをたらす、もしくは錠剤を入れる「舌下免疫療法」の2種類があります。
ダニアレルゲン免疫療法の方法
ダニアレルゲン免疫療法は、ダニがアレルゲン(アレルギーの原因)となってぜん息を発症している患者さんに、ダニエキスを注射で投与し、体のダニアレルゲンに対する反応を変化させ、体質改善の面からぜん息を治療していく方法です。
ただし、治療には長い年月がかかり、すぐに効果が現れるわけではありません。
ダニアレルゲン免疫療法を受ける際には、さまざまな条件や注意点があります。
医師とよく相談のうえ治療に臨みましょう。
※現在のところ、ぜん息に対するダニアレルゲン免疫療法は、皮下免疫療法のみが保険適用となっています。
そこでここでは、寝室に於けるダニ対策を徹底検証してみましょう。
寝室にダニを繁殖させないための9の方法
ダニはあまりにも小さく、畳の目や布団やマットレスの生地の折り目などを自由に出入りしています。
ですからたとえ布団を天日に当てて干しても、光や熱の届かない内部へもぐりこんでしまいます。
薬剤も同じです。表面に居て薬剤を浴びた個体は死滅しますが、内部に居るものは生き延びてしまいます。
それがダニの好む環境になると猛繁殖に繋がります。
なのでダニ対策は、猛繁殖する前の対策が最も大事だということになります。
以下に9つのダニ対策を記述します。
- 寝具をこまめに掃除する
- マットレスに防ダニカバーを使用する
- カーペットを取り除く
- 室温を下げる
- 家の湿度を下げる
- ドレープカーテンを取り除く
- 展示品を減らす
- HVAC エアフィルターの改善
- ダニ用の殺虫スプレーを使用する
家にほこりがある場所には、ほとんどと云っていいくらいダニが生息しています。
この小さなクモ形類動物は、私たちが毎日排出する皮膚片や脂質、ふけや垢、食べ物のカスなどを食べます。
肉眼では見えないイエダニは、 アタマジラミ や トコジラミのように刺すことはありません。
彼らは直接的に皮膚への被害は広めませんが、アレルギーや喘息を悪化させる可能性のある糞や死骸を残します。
ダニは、家の中で私たちが何時間も過ごす場所や、定期的に洗えないマットレス、布団、毛布、タオルケット、枕、カーペットなどのほこりがたまりやすい表面に最も集中しています。
ダニは暖かく湿気の多い環境で繁殖し、急速かつ容易に猛繁殖します。
洗濯を含む頻繁な掃除は、家のほこりのレベルを減らすことができます。
ホコリやダニの食べ物を徹底的に減らすことにより、ダニの繁殖を抑えることができます。
1.寝具をこまめに掃除する
暖かく、湿気があり、無限の食物源である私たちのベッドは、私たちと同じようにダニにとっても暖かく快適です。
そのため、ベッドリネンを頻繁に交換し、寝具を適切に掃除することが、ダニ対策にとって非常に重要です.
アレルゲンを除去し、イエダニを殺すために、洗える寝具はすべて、少なくとも週に 1 回は交換し、温水 (摂氏 50度以上) で洗浄する必要があります。
※ただし洗うときぬるま湯でも乾燥機にかけると死滅します。が、アレルゲンの死骸が残ります。
洗濯できないアイテムは、高温の回転式乾燥機に毎週少なくとも 15 分間入れるとダニ退治の効果があります。
ダニを殺すもう1つの方法は、洗えないものをビニール袋に入れて24時間冷凍することです。
これはアレルゲンを除去できませんが、イエダニを殺すことは可能です。
子供のアレルゲンを減らすために、ぬるま湯で洗えるぬいぐるみやおもちゃは寝室に置く数を減らしましょう。
おもちゃが洗えない場合は、ビニール袋に入れ、24 時間冷凍すればダニを殺すことは出来ます。
その後は丁寧に掃除機で吸い取ります。アレルゲンの死骸を幾分は取り除くことができます。
2.マットレスに防ダニカバーを使用する
ダニを駆除する最も簡単な方法の 1 つは、マットレス、ボックス スプリング、枕に防ダニのカバーを使うことです。
これらの防ダニ製品は、防ダニ加工が施されており、マットレスや枕との間にバリアを作ります。
イエダニは死んだ皮膚細胞の食物源に到達できないため、最終的には死んでしまいます.
ただし防ダニカバーを付けていても、年に 2 回以上 マットレスをスチーム クリーニングしてダニを駆除する必要があります。
マットレスのダニ退治の方法
- ふとん乾燥機の熱で退治 する
- ダニ駆除薬剤で退治する
- 掃除機で吸い取る
- 防ダニシーツを使用する
- 除湿敷きパットを使用する
- 防ダニ効果のあるマットレスを選ぶ
- 定期的にマットレスのメンテナンスを行う
これらを複合的に行います。
3.カーペットを取り除く
カーペットはダニのパラダイスです。カーペットの繊維はダニのえさとなる皮膚細胞を定着させています。
カーペットは硬い表面のフローリング床よりも完全に掃除するのがはるかに困難です。
家の誰かが重度のダニアレルギーを持っている場合は、可能であればラグを含めたカーペットを取り除いた方が無難です。
カーペットを剥いで、毎日モップで乾拭きできるフローリングをむき出しにします。
もしどうしても必要なら、足元の快適さのために、洗って天日干しができるエリアラグを使用しましょう。
カーペットが剥ぎ取れない場合は、HEPA フィルターを使用した掃除機で毎日掃除機をかける必要があります。
100℃の蒸気でダニは死滅しますが、その場合、必ず目立たない場所でスチームクリーナーをテストして安全に使用できることを確認しましょう。
※HEPA フィルターとは、定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集効率をもつエアフィルタのことです。
空気清浄が要求されるあらゆる分野で使用される超高性能フィルタです。
4. 室温を下げる
家の中を涼しくしてもイエダニは防げませんが、ダニの繁殖や繁殖を防げます。
彼らは温度が20℃~30℃で発生しやすいので、家の温度を摂氏20度以下に設定してください.
5. 家の湿度を下げる
ダニは湿気を好みます。湿度が60%以上で発生しやすく、6~9月の高温多湿の時期が発生のピークです。
蒸気の多いバスルームは通常、換気扇を使えばすぐに掃除できますが、窓の水漏れ、湿気の多いクロール スペース、不適切な配管など、他の要因も家の湿度レベルに影響します。
イエダニを制御するには、湿度計を使用して湿度レベルを測定し、50% 未満に保ちます。
湿度レベルは、除湿機を使用する、乾燥した風の強い日に窓を開ける、湿った地下室を処理する、防湿バリアを設置する、衣類乾燥機の通気口をチェックする、調理中や入浴時に扇風機や換気システムを使用するなどの方法で下げることができます。
6. ドレープカーテンを取り除く
カーテンの布地はホコリを引き寄せ、それがダニを引き寄せます。
特に寝室エリアでは、頻繁に洗うことができない厚手のドレープやシェードを取り除く必要があります。
重いドレープの代わりに、洗濯機で洗えるシアーカーテンや、レースカーテンにするか定期的にほこりを払うことができる 木製のブラインドが適しています。
布張りのファブリックソファやチェアも、ほこりやダニを引き寄せます。
ダニのレベルを下げるには、硬い表面の家具を選ぶか、洗えるカバーを使用しましょう。
室内装飾品を少なくとも毎週掃除機で掃除し、季節ごとにスチームクリーナーを使用してダニを殺すとダニを減らすことができます。
その場合、必ず目立たない場所でスチームクリーナーをテストして、張り地に安全に使用できることを確認しましょう。
7.展示品を減らす
私たちは自分たちのものを愛蔵していますが、展示するものが多いほど、ほこりを集める表面が増えることに繋がっています。
収集品は、カバー付きの箱またはガラスで囲まれた収納キャビネットに保管しましょう。
または、少数のアイテムに減らして、常にほこりを払いやすくします。
8. HVAC エアフィルターを改善する
住宅の暖房、換気、および空調システムは、空気がフィルターを通って循環するため、フィルターの精度が甘いと室内のほこりの量に大きな悪影響を与えます。
中央の空気処理システムがない場合は、室内空気清浄機を使用してダニを捕獲します。
ほこりやダニを減らすもう 1 つの方法は、フィルターを頻繁に交換または掃除することです。
HEPA (高効率微粒子空気) フィルターを使用すると、ほこり、花粉、カビ、バクテリア、およびサイズが 0.3 ミクロンの浮遊粒子を少なくとも 99.97% 除去できます。
ホコリをさらに減らすために、窓用エアコン、空気清浄機、加湿器、除湿機、 レンジフード、 衣類乾燥機、 掃除機のフィルターを定期的に掃除または交換します。
9. ダニ用の殺虫スプレーを使用する
ダニ用の殺虫スプレーには、「ピレスロイド系」の薬剤が使われていることが多いです。
「ピレスロイド系」の殺虫剤は、ゴキブリ駆除などにも使われる強力な殺虫成分です。
しかしダニスプレーを使用する場所はベッドやカーペットなど、人体が触れる機会が多いため、「フェノトリン」という人体に影響の少ない成分が使われています。
また防虫菊など天然由来の成分や、アルコール、エタノールなどを主原料として使われている製品もありますが、これらは駆除よりも予防に適しているので、成分表示を見て選びましょう。
アース製薬などの大手メーカー製品であれば、寝具などにも使えるように、アレルギーテストはクリアしています。
しかし、アレルギー反応が強い方や、寝具に殺虫剤を使うのに抵抗がある方は、ダニ取りシートを使うのがオススメです。
まとめ
寝室のダニは不潔にすると間違いなく大量発生します。エサのある場所と高温多湿の環境が大好きなんです。だからダニのエサである、皮膚片や脂質、食べ物カスを寝室(ベッド)にとどめないことが大切です。
もし大量発生してしまったら駆除は大変なことにまります。スチームや薬剤で対策を取ることになります。そうならない為にも、常日頃からの対策が最も大事だということになります。
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