折りたたみマットレスの寝心地は?折りたたみマットレスのメリットとデメリット

折りたたみマットレスとは?

マットレス(mattress)とは、ベッドの上や敷き布団の下などに用いる寝具で、 アラビア語の「横たわる場所」を意味する言葉です。

折りたたみマットレスは、コンパクトに折りたためるマットレスです。

このタイプのマットレスは、和室に布団を敷いて寝ることが一般的だった時代に、布団の寝心地を改善する目的で開発されてきました。

敷布団はご存じのように、降ろしたてはふかふかして分厚く素晴らしい寝心地ですが、使っているうちに次第に痩せて薄くなってきます。

これは充填された綿の天然綿の特性で、一般的に言われる、いわゆる煎餅布団になってしまいます。

そこで登場したのがウレタンのマットレスです。その上に煎餅布団を敷くと、ふかふかの雲の上の寝心地になるというので一世風靡したものです。

このマットレスが進化して現代に生きずいています。

折りたたんで手軽に取り扱える「折りたたみマットレス」は、製品によってはキャンプや車中泊などの際にも活躍する便利なアイテムです。

しかし、一口に折りたたみマットレスといってもさまざまな製品がラインナップされています。

このようなマットレスは、使用しないときは折りたたんで片付けることが容易なので、スペースを節約でき簡単に収納できます。

ほとんどの折りたたみマットレスには 1 ~ 2 個の折り目がありますが、コイルマットレスとウレタンマットレスの寝心地には若干違いがあります。

このタイプのマットレスも開発が進み、現在では様々なスタイルが生み出されています。

たとえば、三つ折りマットレスは一般的な折りたたみ式マットレスのデザインで、2 つの折りたたみポイントがあり、マットレスを 3 つの部分に折りたたむことができ、互いに積み重ねることができます。

このようなマットレスは、マットレス単体で使うものや、布団のアンダークッションとして使用するものなど色々です。

折りたたむことでソファと併用できるタイプや、キャンプに持ち運びできるタイプもあり、用途や生活スタイルに合わせて選ぶことか可能です。

車中泊に折り畳みマットレス

車中泊に折り畳みマットレス

折りたたみのタイプ

折りたたみマットレスは、大きく以下の3種類があります。

  • 屏風タイプ
  • ジッパータイプ
  • ロールタイプ

それぞれの違いは以下の通りです。

屏風タイプ

折り畳みマットレス 屏風タイプ

屏風タイプは、マットレスに折り目があり、折り目に沿ってパタパタと互い違いにたたむことが出来ます。

平たいブロックが幾つかに分かれていて、折り目があるため、厚みがあっても折りたたみやすいのが特徴です。

屏風タイプは折り目の数によって、2つ折りタイプから6つ折りなど多彩ですが、普通は三つ折りが一般的です。

というのは、折りたたむ回数が大きいほど小さくなり、持ち運びに便利ですが、そうすると手数が掛かったり、薄かったりと寝心地が悪くなったりします。

ジッパータイプ

折り畳マットレス ジッパータイプ

このタイプは比較的重量があるコイルマットレスに多い仕様です。

連結したままだと三つ折りになり、ジッパーを外すと分割できるので、比較的重いコイルマットレスも悠々運ぶことが出来ます。押し入れやクローゼットに仕舞うこともできます。

ロールタイプ

折り畳みマットレス ロールタイプ

くるくるとロール状にして収納できるタイプのマットレスです。

折り目がないため、屏風タイプのように折り目による不快感がありません。

丸めた状態で固定して収納できるように、収納バンドがセットになっているタイプが多いです。

このタイプはウレタン系で薄めのタイプが多いです。

折りたたみマットレスの使い方と寝心地

折りたたみマットレスは使い方としては、基本的には床に直接敷いて使います。もちろんベッドフレームに乗せて使うこともできます。

ものによっては布団の下に敷いたり、あるいは上に敷くタイプもあります。

その際には以下の点に注意しましょう。

  • 床に敷きっぱなしにしない
  • 寝心地改善にはベッドパッドなど

床に敷きっぱなしにしない

折りたたみマットレスはウレタン素材のものとコイル系があります。

いずれも床に使う場合は、長期に敷きっぱなしにするとカビが生える可能性が高いです。

なのですのこマットを敷くと、通気性はかなり改善します。

使っていない時は、立て掛けられるものは、時どき立てかけ風に当てます。

その他の者は布団と同じ扱いで陰干しでも良いので時々干して、押入れやクローゼットにしまったり、部屋の隅に折りたたんで置いておくようにしましょう。

寝心地改善にはベッドパッドなど

また、折りたたみマットレスは、寝ている時に折り目部分に違和感を感じて寝心地が悪くなる場合があります。

そんな時は、寝心地改善に、ベッドパッド、敷きパッド、マットレストッパーなどを使用するとよいです。

厚みが8cm未満のマットレスでは、底つき感があり、腰に負担がかかる場合があるので、厚みは8cm以上を選択しましょう。

またマットレスが肌に当たる使い方では、必ずベッドパッドとシーツを使いましょう。汚れ防止になり長持ちします。

折りたたみマットレスの素材

ウレタン高反発素材

高反発素材は、その名のとおり反発力に優れているのが特徴です。身体がしっかりと跳ね返るため、就寝中スムーズに寝返りが打てます。

自然に寝返りを打つことで体圧が特定の部位に集中するのを防げるため、身体に負担をかけにくいのがメリットです。

使われている素材は、高反発ウレタンやファイバーなどが主流で、高反発ウレタンは、体圧分散性に優れています。

ファイバーは、通気性・吸湿性が高く通気性に優れムレにくく自宅で洗えるのが特徴です。

しかし、全体的に寝心地はやや硬めなので、包み込まれるようなフィット感はありません。

また、価格もやや高くなる傾向にあります。

ウレタン低反発素材

低反発素材は、反発力が低くフィット感に優れているのが特徴です。

全身の凹凸にぴったりとフィットすることで体圧を分散するため、身体の負担を軽減できます。

また、全身が包み込まれるような柔らかさで、快適な寝心地を楽しめるのも魅力です。

使われている素材は、低反発ウレタンが主流です。

その一方で、寝返りが打ちにくいことに加え、通気性もやや劣り蒸れます。

さらに、高反発に比べてへたりやすい点もデメリットです。

最近では表裏を高反発と低反発にしたリバーシブルマットレスも販売されています。

ウレタンフォームの硬さの目安

ウレタンフームの硬さ

ウレタンフームの硬さは実際とは違います。

ウレタンフォームの硬さの目安は、日本工業規格(JIS)として指定されている測定方法は、以下のように決められています。

ニュートン数  硬さ
110以上 かため
75以上 110未満  ふつう
75未満 やわらかめ

ところがこの数値は実際には反映していません。

あるフォームマットレスの場合、普通の柔らかさは174Nであり、しっかり感がある硬めが255Nにもなっています。

この理由はこの検査が、製品の表面のプロファイル加工や、表面を柔らかく芯を硬くなどの均一な製品ではないものには即していないからです。

ですから選ぶときに、日本工業規格(JIS)の数値はさほどあてにはできない、ということになります。

メーカーもそのことは知っていて、だから、画像の下のように、とても考えられないような数値も掲げているということです。

コイル系マットレス

コイルスプリング系マットレスには、ポケットコイルとボンネルコイルがあり、それぞれ特徴があります。

それは以下の通りです。

ポケットコイル

ポケットコイルとは、小さな袋に、コイルが一つずつ包まれたコイルのことです。からだを「点」で支えるため、体圧分散性が高いことが特徴です。

ポケットコイルの並べ方によっても、寝心地は変わります。縦横に同じ数のコイルを並べる「並行配列」は、コイル同士に間隔があるため柔らかな寝心地に、隙間を埋めるように並べる「交互配列」は、交互配列はコイル数が多いためしっかりとした寝心地となります。

コイルが独立しているので、体圧がかかるコイルは自由に形を変え、からだにフィットします。

ウエストラインのくびれにもフィットして、立っているときに近い姿勢を保ってくれるので、女性に好まれるマットレスともいわれています。

ポケットコイルマットレスは、からだにフィットする寝心地で深い眠りにつきやすいため、上質な睡眠が期待できます。

コイルが連結されたボンネルコイルは、寝たり起きたりするときにマットレスが広範囲で揺れてしまいます。

その点、独立したコイルのポケットコイルは、揺れが広がることがありません。

特に、恋人や家族などと2人以上で寝るときは、ポケットコイルのマットレスがおすすめです。

夜中や早朝に起きたり、寝返りうったりしたときに、隣りの人の眠りを邪魔せずに済みます。

ボンネルコイル

ボンネルコイルとは、間隔を空けて並べたコイルをワイヤーで縦横に連結し、一体化したもです。

ボンネルコイルを使用したマットレスは、体圧を「面」で支えるため、からだが沈み過ぎません。畳の上に布団を敷いたときのような、硬めの寝心地です。

個々のコイルが袋に包まれているポケットコイルと異なり、コイルが露出した状態で連結されているため、通気性に優れています。

ボンネルコイルのマットレスは弾力が強く、硬めの寝心地です。コイルが一体化しているので、丈夫で耐久性に優れています。

そのため、大柄な人や男性、腰痛がある人におすすめといわれています。

通気性・耐久性に優れている点がボンネルコイルのメリットです。マットレス内部に湿気がこもりにくく、カビが発生しにくい構造になっています。

「寝室の風通しが良くない」「まめにマットレスを陰干しできない」など、湿気対策に悩む場合は使いやすいでしょう。

また、ポケットコイルよりもコイルの数が少ないため、比較的安価です。

コイルマットレスの詳細は当記事「ボンネルスプリングとポケットスプリングマットレスの違いは何ですか?」を参照ください

コイル系は一枚ものと比べると寝心地に差が出る

しかしここで注意が必要なのは、折りたたみのマットレスとなると寝心地に若干の差があるという点です。

それはコイルマットレスは、周囲に太い支持ワイヤーが入っているからです。これはマットレスの形状を支える最も重要な部分です。

しかし例えば三つ折りタイプになるとどうでしょう。合わさった二か所にこの硬い部分が来るということになります。しかも一か所に2本もです。

この支持ワイヤーは当然コイルと違って柔らかく沈み込みません。あたりが出ます。気になる方は多いでしょう。

これを幾分でも解消するには、マットレスの上にベッドパッドやマットレストッパーを敷くと良いでしょう。

折りたたみマットレスの折り目が不快な場合の対処法

折りたたみ式のマットレスは出し入れが簡単で、省スペースにもなります。持ち運びや折りたたみが簡単です。

しかしその反面、折り畳み箇所の寝心地が悪く、不快に感じることがあります。その改善方法が以下の通りです。

マットレストッパーを上に敷く

マットレストッパー

折り目のギャップ調整にマットレストッパーを敷く

折りたたみマットレスの合わせ目が不快な場合が良くあります。特にコイルマットレスの折りたたみマットレスは、それが顕著です。

寝心地を改善するには、マットレストッパーを上に敷くとよいです。ベッドパッドや敷パッドでも良いでしょう。

一枚もののマットレスの快適さは、折りたたみマットレスよりも絶対的に優れていますが、かさばり、移動や配置に不便です。

移動や配置を優先するなら、マットレストッパーを上手に活用しましょう。マットレストッパーは薄いので丸めてもたたんでも保管できます。

折りたたみマットレスのメリットとデメリット

折りたたみマットレスのメリット

  • 移動しやすい
  • 折りたたみベッドに使える
  • 干しやすい
  • コンパクトに収納できる

それでは次に、折りたたみマットレスを使用するメリットのいくつかをご紹介します。それは以下の通りです。

移動しやすい

折りたたみマットレスは、コンパクトになりので持ち運びがしやすいです。

一般的な一枚もののマットレスは、ずっしりと重みのあるものが多く、男性でも容易に持ち運びが困難です。

しかし、折りたたみマットレスは、たためば小さくなるので、ウレタン系などは女性でも抱えやすく持ち運びが可能です。

折りたたみベッドに使える

折りたたみマットレストは、折りたたみベッドのマットレスとして機能します。

一枚もののマットレスは容易に曲がらないため使用できないものが多いですが、折りたたみマットレスはそれが可能です。

干しやすい

折りたたみマットレストは、移動がしやすく、屏風のように自立でするので干しやすいです。

一枚もののマットレスは、大きくて移動が困難で、こんな芸当はなかなかできません。

マットレスも軽く日干しできれば湿気がなくなり殺菌もできて清潔に使うことが出来ます。

コンパクトに収納できる

折りたたみマットレストは、コンパクトになるのでい押し入れやクローゼットに収納できます。

折りたたみマットレスは、屏風のように折り返すことで、半分から3分の1程度までの大きさになります。

ベッドフレームを使っていない場合、マットレスと布団を収納できれば、お部屋が多目的に使えます。

部屋を多目的に、スペースを広く使いたいという人におすすめです。

折りたたみマットレスのデメリット

  • 折りたたみ部分の寝心地が悪い
  • 底つき感と耐久性が劣る

折りたたみマットレスは折りたたむ構造上のマイナス面があります。

それは以下の通りです。

折りたたみ部分の寝心地が悪い

折りたたみ部分に違和感を感じる可能性はどうしても構造上できてしまいます。

もし違和感を解消したければ、ベッドパッドや敷パッド、あるいはマットレストッパーを併用するとかなり寝心地は改善します。

折りたたみマットレスは移動や保管性に優れるので、そちらを優先するなら使用するメリットは大きいです。

しかしそのような移動や保管の必要性がなければ、寝心地を優先して、普通の一枚もののマットレスを選択した方が良いでしょう。

底つき感と耐久性が劣る

折りたたみマットレスはさほどの高品質なものは少なく、寝心地や耐久性は一枚ものも高級マットレスと比べると落ちます。

品質が低く薄いものは、底つき感を感じる可能性もあり、耐久性も低くヘタリやすいと言えます。

ですので、品質が低くてある程度の厚みがない折りたたみマットレスは、底つき感を感じる可能性が高いです。

なのでできるだけ厚めで、最低8cm以上ある高反発のものを使うようにした方が安心です。

まとめ

折りたたみマットレスは、折りたたむ時の折り目が寝心地に影響します。

ですから移動や保管などの目的がない場合は、普通の一枚もののマットレスを使用した方が無難です。

しかし、引っ越しが多いとか、毎日かたずけて仕舞いたいとかの目的があるなら、折りたたみマットレスは使い勝手が良いです。

このとき折り目の寝心地が気になるなら、ベッドパッドや敷パッド、マットレストッパーなどを使用すると寝心地がかなり改善できます。

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