ベッド通販専門店「ベッドコンシュルジュネルコ-neruco-」
ベッド選びはマットレス選び
ベッド選びで最も難しいのは、フレームではなくマットレスですね。
フレームはしっかりしていて頑丈なつくりならば、寝心地にはほとんど影響しません。
影響するのは、ベッドの床板に乗せて使うマットレスです。
マットレス選びは、お金を掛ければ、理想通りの寝心地が得られる、というような単純なものではありません。
それはマットレスの種類が、数えきれないほど夥しいからです。その中から自分に合ったマットレスを選択することは至難の業ということになります。
ですからほとんどの場合、メーカーのセット販売のもので満足している方が多いのではないでしょうか?
これは、多くの方々がマットレスの購入を間違った方法で行っている証左です。
お値段や、硬さレベルや、寝姿勢の恣意的な尺度だけに注目したり、広告で宣伝されている素材や性能で選んだりしています。
しかし、そのアプローチでは、もしかしたら、購入を後悔するほど快適ではないマットレスを手にする可能性があります.
以下、このようなユーザーさんからの質問があります。
腰痛とマットレスについての質問
Q:マットレスについての質問です。
わたしは、常に腰が痛いわけではなく、寝起きのみ腰・背中が痛いです。
朝起きたら仰向けで寝ていて、起き上がるときに腰・背中が痛みます。
持病や腰痛持ちなどの病気はありませんが、以前背骨が曲がっていると指摘されたことはあります。
マットレスの硬さは固めを選んでいますが、5年経過していて真ん中部分はへこんでいる(やわらかい)ように感じています。
マットレスを買い換えたら寝起きの体の痛みはなくなると思いますか?
A:先ず、腰痛の原因を特定しましょう
このような質問にお答えするにはなかなか難しいのですが、考えられることを検証して見ましょう。
マットレスがへこんでしまっているという事ですから、マットレスの可能性はありますが、断定はできません。
これを確かめるためには、床に布団を敷いて寝て見ることです。
2~3日布団で寝て見て、これで痛みがなくなるようでしたら、それはマットレスの劣化が原因です。
マットレスが使う人に合っていないと様々な障害が起こってきます。
マットレスが合っていない時の障害
- 朝起きたときからなんだか体が重い
- 起きたときすっきりしない
- なかなか寝付けない
- 眠りが浅く夜中に何度も目が覚める
- 適当な運動しているにも関わらず睡眠が改善しない
- マッサージや多少の運動では全くすっきりしない!
このような時は、もしかしたらマットレスが合っていないという可能性があります。
まして前述の質問者さんのように、腰痛が起こっていたら、ひどい場合には日常生活にも支障をきたしてしまいます。
だいいち痛さを我慢するほどつらいことはありません。
このような症状が、マットレスを替えて改善できるなら、と誰でも考えます。
自分に合っマットレスのメリット
1.腰痛緩和
マットレスの役割は、体圧を分散させ、体への負担を軽減することです。
睡眠時の仰向けの姿勢では、主に、頭・背中・腰・足の4箇所に重力を受けます。このとき、最も負担がかかるのが「腰」です。
自分に合った硬さのマットレスを選ぶことによって、腰に負担が集中してしまうのを防ぎ、腰痛を緩和することができます。
2.寝心地改善
通気性、サポート性、耐圧分散、安定感など、好みの機能性を持つマットレスを選ぶことで寝心地が改善します。
例えば高温多湿の夏が巡る日本の気候に合わせ、通気性が優れているものを選べば、猛暑の夜でも涼しく快適に眠れるでしょう。
3.疲労回復
適度な硬さのマットレスを選べば、寝返りが打ちやすくなって適正な回数で収まるため熟睡出来ます。
無駄な体力を使わなくて済むため疲れが取れます。
柔らかすぎるマットレスでは、一見リラックスできそうですが、体が沈み込み過ぎて寝返りがしずらく、必要以上に体力を使うため疲れてしまいます。
また、硬すぎるマットレスでは、体の接触箇所がひどく圧迫され、血行が悪くなるため、必要以上の寝返りで疲れが取れません。
マットレスの選び方のポイント
マットレスの選びのポイントは、体重・体型が大きく関わってきます。
マットレスはどれも同じように見えますが、素材や構造、硬さなどはそれこそ千差万別です。
体重と硬さの関係
硬さの好みは人によって異なりますが、迷った際は自身の体重を目安にすると選びやすくなります。
体重が平均よりも軽い方は、柔らかめのマットレスでも体重が沈み込みすぎる心配がありません。
女性や小柄な男性は、柔らかめのものを選ぶとよいでしょう。
標準体重の方は、平均的な硬さのマットレスを選びましょう。
柔らかいマットレスでは腰が沈み込みすぎてしまうと感じる方も、平均的な硬さのものであれば体のS字カーブが自然に保持されます。
体重が平均よりも重い方は、硬めのマットレスを選ぶのがおすすめです。
体の一部が沈み込みすぎてしまうこともなく、無理なく寝返りを打つことができます。
体重40kg以上50kg未満の方にお勧めのマットレスの硬さ
高反発ウレタン(100〜150N(ニュートン))
ポケットコイル(ソフト=やわらかめ)
体重50kg以上80kg未満の方にお勧めのマットレスの硬さ
高反発ウレタン(150N(ニュートン)前後)
ポケットコイル(レギュラー=ふつう)
ボンネルコイル(レギュラー=ふつう)
ラテックス
高反発ファイバー
体重80kg以上100kg未満の方にお勧めのマットレスの硬さ
高反発ウレタン(180N(ニュートン)前後)
ポケットコイル(ハード=かため)
ボンネルコイル(ハード=かため)
高反発ファイバー
寝姿勢とマットレスの適性
仰向け寝
主に仰向けで寝ている場合、柔らかいマットレスでは、寝ているときに背骨を適切に整えるのに十分なサポートが得られない可能性があります。
コイルとフォームを組み合わせたより硬いフォームまたはハイブリッドマットレスは、より良いサポートを得るのに役立ちます。
コイルスプリングマットレスは、ボンネルコイル、ポケットコイルが代表的なマットレスです。
横向き寝
横向きで寝ると肩や腰に一番体圧がかかるので、体にクッションを与え、これらの重要なポイントでの体圧を分散させるために、より柔らかいマットレスを探しましょう。
多くの横向き寝の方は、メモリーフォームまたはポケットコイルマットレスが快適さとサポートを提供します。
うつ伏せ寝
医療関係者は一般的に、うつぶせ寝の人は、より良い健康改善のためには寝姿勢を他の仰向け寝、横向き寝に切り替えることを推奨しています。
専門のカイロプラクターによると、うつぶせ寝での睡眠は脊椎にストレスを与えます。
時間が経つにつれて、これは背中や首の痛みにつながる可能性があるからです。
とはいえ、うつぶせ寝がぐっすり眠れるのなら、せめて適正なマットレスで寝ることをお勧めします。
うつぶせ寝で眠る人にとって理想的なマットレスは、背骨をしっかりと支える必要があります。
マットレスが沈むほど柔らかい場合は、痛みやこわばりで目を覚ますことがあります。
通常、固いスプリングコイルマットレス、ハイブリッドマットレスまたはフォームマットレスが最適です。
マットレスの種類と特徴は、当記事を参照してください
まとめ
マットレス選びは、失敗したと思っても買い変えることはなかなか困難です。
ですから失敗しないために出来るだけ情報を集め、できればショールームへ出かけて行って試し寝をしてみることも良いでしょう。
あるいはホテルなどで泊まった時、寝心地が気にいったら、シーツを剥がしマットレスのラベルをメモしてきましょう。
これならマットレス購入に際しての失敗は、かなり減ることになります。
-neruco-