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高級マットレスの選び方
マットレス選びで、ある程度予算がある場合、ブランドを目安にする方法が割と簡単で失敗が少ないでしょう。
ブランドものには、メーカーの傾向や使っている方のレビューなどで、それぞれのマットレスの様子が分かるのと、なにより無印品と違いやや長い保証付きが多いことです。
人気のポケットコイルは、多くのブランドで採用していますが、各ブランドやグレードによって相当味付けが変わってきます。
そこのところは、各ブランドのHPをめくれば簡単に詳細が出てきて、お目当てのブランドのマットレスのグレードや特徴などを確認することが出来ます。
ただし硬さについては、各々のブランドの硬さは、ブランドが違えばおそらくは完全には一致しません。
そしてマットレスを新しく購入する場合に一番問題になるのが、どの程度の硬さが自分に最適かわからないことです。
マットレスの硬さの適性は、実際にはさまざまな要因によって決まるものです。
ここでは、適切なマットレスの硬さを選択するために必要なことは何かをご紹介します。
正しいマットレスの硬さ
個別の決定
マットレスの適切な硬さを見つける最終的な目標は、快適さと背骨の適切な位置合わせです。
これらの目標が両方とも満たされている限り、マットレスの硬さのレベルについて最適な答えはありません。
快適さ
マットレスの快適さを評価するのは簡単で、横になったときの気分によって決まります。
こちらは単純に各々の感覚ですから、快適と思うか不快かで来まります。
ショールームでマットレスを検分するときは、十分な時間をかけて試して寝てみることが重要です。
毎回少なくとも10〜15分間横になりましょう。
ブランドであれば、すでに興味を持っているマットレスに加えて、最初に試してみたものよりも柔らかい、または硬いマットレスを試してみましょう。
これは、選ぼうとするマットレスの比較を行うためです。
また、快適さを感じたものが、予想していたよりも柔らかい、あるいは硬いマットレスだったということが結構多くあります。
たとえば、「硬い」マットレスと「中程度の硬い」マットレスを構成するものについて、業界全体の基準がないため、これは頻繁に発生します。
また、マットレスを使用してから何年にもわたると、経年による体調変化などで、体のニーズが変わっている可能性があります。
これらはまったく正常なことであり、メーカーは常に、どんなニーズであっても応えられる最高の快適さを提供することを目標としています。
身体のアライメント( 骨・関節の配列)
適切なボディ アライメントを評価することはより困難ですが、硬さのレベルを選択する際には依然として非常に重要です。
適切な硬さの良いマットレスは、肩、腰、かかと、頭を支え、背骨の自然な位置合わせをサポートする機能が備わっています。
対照的に、硬すぎるマットレスは痛みを伴う圧力点を生み出し、圧力点を包み込むようなサポートではなく、硬い布団の上で寝ているように感じます。
逆に、柔らかすぎるマットレスはサポート力が十分でなく、身体がマットレスに沈み込んでしまいます。
これらのシナリオはどちらも、体と背骨のずれを引き起こし、朝起きたときに望ましくない痛みを引き起こす可能性があります。
適切な硬さは、マットレスだけでなく、体形によっても異なります。
一般的に、体格の小さい(軽い)人は柔らかいマットレスを必要とし、体格の大きな(重い)人は同じレベルのサポートを得るために硬めのマットレスを必要とします。
ショールームで、背骨が一直線に並んでいるかどうかの判断は?
複数人でマットレス選び
マットレスに横になっているときは、パートナーや友人に背骨が正常に並んでいるかどうかを観察してもらいます。
横向きの姿勢でこれを行うのが最善です。適切な硬さのマットレスでは、背骨は自然にまっすぐになりますが、マットレスの表面は湾曲します。
マットレス選びの実際
特定のブランドにこだわる必要はありません。違うブランドも試してみる価値はあります。
通常、マットレスを購入する間隔は何年もあるため、その期間中にどこのブランドも、ものすごく進歩をしています。
もしかしたら同じブランドであったとしても、以前とは別ものに感じるかもしれません。
技術は日に日に進歩し、ブランド内でも品質が劇的に変化している可能性が多くあります。
2 段階の硬さのどちらかを本当に決められない場合は、硬めのマットレスを選ぶのが 1 つの解決策かもしれません。
その理由は、硬すぎる場合は、マットレストッパーなど上層を追加することで、いつでも柔らかくすることができるからです。
対照的に、柔らかいマットレスを硬くする方法はありません。
マットレス店で「30日~90日間お試し保証」などが提供している商品の場合は、自宅での試用ができ、気に入ったら購入するという手順になります。
気に入らなけれキャンセルということになりますが、この時費用が掛かる場合もあるので事前によく確認しましょう。
マットレスの厚さ
高級ベッドマットレスを選ぶ際に注目したいのが厚さです。
高級ベッドマットレスは、長く使用するものですから、納得のいく品質のものを選ぶようにしたいものです。
マットレスの厚みは寝心地に強く影響し、体圧を分散したり、寝返りをしやすくしたりするのに重要な目安になります。
厚みが10cm以下のマットレスは軽いものが多く、通気性は抜群です。夏場に寝苦しいと感じる方は薄めのマットレスがおすすめです。
高級ホテルの寝心地が希望なら、25cmから30cmの厚さのマットレスがお勧めです。耐久性や体圧分散に優れています。
またこの場合、ボトムベッドを使用するとダブルクッション効果が出て、クッション性能も豊かになります。
マットレスの中材
高級ベッドマットレスに採用されている中材は、「ポケットコイル」「高密度連続スプリング」「ハイブリッド」の3種類に分けられます。ボンネルは高級なものにはあまり採用されていません。
「ポケットコイル」は、コイルスプリングが個別で袋に入って独立しており、身体を点で支えてくれるで,体圧分散に優れ隣に振動を伝えません。
「高密度連続スプリング」はコイルスプリングを高い密度で配置しており、通気性や耐久性にも優れています。
「ハイブリッド」はポケットコイルと、ウレタン系やラテックス系の中材の組合わせで、コイル、フォーム系の良いところ取りをしたハイテクマットレスです。
ゆえに「ハイブリッド」がやや高価になっています。
低反発や後反発を貼り合わせたマットレスもハイブリッドの範疇ですが、ここでは除外します。
有名ブランド・メーカーから選ぶ
ブランド・メーカーは押しなべて歴史があり、どのブランドもホテル等への納入実績が数多くあります。
ですから出張や旅行で一流ホテルに泊まった時、気に入ったマットレスに出会ったら、シーツをはがして品番を確認しましょう。
その後のご自身のマットレス選びに大いに参考になります。
ただしビジネスホテルは、耐久性ばかりを考慮して採用するところが多いため、ボンネルコイルが多いと聞きます。
ここでは代表的な5ブランドについていくつかご紹介します。
Simmons(シモンズ)
シモンズのマットレスの特長
ポケットコイル
シモンズは「ポケットコイル」を採用しています。
ポケットコイルは、マットレス内のスプリングひとつ一つを袋状不織布で包み、独立した状態で並べたものです。
それぞれのポケットコイルが「点」で体を支えて体圧を分散し、睡眠中のあらゆる動きに細かく的確に対応します。
身体の軽い部分は浅く、重い部分は深く沈み、自然で快適な寝姿勢を保ちます。
その寝心地は、まさに高級ホテルの贅沢なベッドそのもの。一カ所の振動が全体に響いたり、横揺れがすることもありません。
体圧分散に優れている
強い加重(体重の重い部分)でもスプリングに吸収され、局部的な反発が少なく、より体の線にマットレスがフィットし、背骨が真直ぐに伸びた状態を保ちます。
適度な弾力性
ポケットコイルマットレスとボックススプリングの調和で横ぶれの心配もなく、体重の軽重や、身長の高低を問わず、どんな体型の方でも適度な弾力性で、快適な寝心地を味わえます。
通気性に優れている
マットレスとスプリングが大きな空気層を構成しているので、夏は断熱効果、冬は寒気を防ぐ効果があり、通気性に優れています。
マットレスの耐久性
極端な強い加重(腰をかけた状態)の時もスプリングに一部吸収され、直接マットレスの負担にならないので、マットレスの耐久性に優れています。
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シーリー(sealy)
現在は米国シェアNo.1、世界60カ国以上で愛用されるグローバルブランドに成長しています。
シーリーは厳しい目を持つ世界屈指の一流ホテルにもシーリーは選ばれています。
Sealy(シーリー)のマットレスは連結された形式のコイルを使った、伝統的な構造のものです。
しかし、独自の手法によりコイルに最先端技術や特別な素材が使われており、今までにないサポート感やフィット感を実現しています。
ポスチャーテックコイル
Sealy(シーリー)が特許技術により独自に開発したコイルで、同社のマットレスに使われている技術の代表的なものです。
コイルの始点であるセンサリーアームに独自の角度をつけることで、重みのかけ始めは柔らかく反応し、かかる重みが増えるにつれて反発力が増大します。
これにより、身体の軽い部分は柔らかく、重い部分はしっかりとサポートでき、寝る人の体形や体重にかかわらず、いつも最適なサポート感を実現します。
タイタニウムコイル
「ポスチャーテックコイル」をベースに、コイルにチタンを混ぜて耐久性とソフト感をアップし、より柔らかい寝心地とサポート感を実現したものです。
さらに、スプリングを交互配列にする工夫もされています。スプリングを並行配列すると、上から重みがかかったとき、そろって同じ方向に傾いてしまいます。
スプリングの向きを交互にすることで、重みに対しての傾きが補正されて反発力がアップし、より安定した寝心地になります。
ベッドの背中や腰が当たる部分には体重の約6割が集中するとされています。そのため、通常のマットレスはこの部分がへたりやすいのです。
シーリーの新技術「センターサポート」は、背中が当たるセンター部分に専用の詰め物を入れ、さらに表布のキルティングを密にしています。
これにより、かかる重みに対してのサポート力だけでなく、耐久性もアップしています。さらに、正しい寝姿勢を保てるよう、身体の核部分を補強する効果もあります。
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人気ベッドブランド、Sealy(シーリー)に関する質問と回答
サータ(Serta)
マットレスの特徴
サータのマットレスは耐久性の高いポケットコイルを使用しています。ポケットコイルは、ひとつひとつのコイルが不織布の袋に入って独立しています。
サータは硬度が高いコイルを使用しているのが特徴で、体圧をしっかり支えながら分散してくれます。そのため、ポケットコイル特有の沈み込みが気になることもありません。
一面が同じ固さのマットレスに横になると、必然的に重い部分が大きく沈み込むことになります。しかし、サータのマットレスはもっとも重い腰が当たる部分に硬めのコイルを使用することで、より効果的な体圧分散を可能にしています。
寝心地を追求した作りになっている(ジャンプキルト)
一般的なマットレスは、連続した縫い目のキルティングが施されています。
一方、サータのマットレスのキルティングは、表面に星が散らばっているように見えるジャンプキルトを採用しています。
この特殊なキルティングにより、横になったときの包容感が格段に上がります。
体とマットレスの間に余計なすき間ができず、包み込まれるような感覚で眠りにつけます。
マットレスを選ぶ際には内部の構造に目がいきがちですが、表面のキルティングも快適な寝心地には欠かせない要素です。
圧迫感のないふんわりとした感触は、サータのマットレスならではの特徴といえるでしょう。
安全性が高い(ファイヤーブロッカーを装備)
サータのマットレスはファイヤーブロッカーを標準装備しており安全性が高いマットレスとなっています。
化学繊維を多用しているマットレスは、一度引火してしまうと瞬く間に燃え広がり、大火事につながることも少なくありません。
サータのマットレスは、業界初のファイヤーブロッカーを標準装備していることが特徴です。
ファイヤーブロッカーとは、アメリカ全土で規制された、マットレスの火災に対する安全性基準【防災基準/CFR-1633】をクリアし、難燃性がテストで立証されているマットレスです。
これがないと、ホテルなど不特性多数が集まる公共の施設では使うことが出来ません。
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日本ベッド
日本初のベッド製造メーカーとして1926年(大正15年)に創業した日本ベッドメーカーです。
日本ベッドのマットレスは、帝国ホテルや宮内庁など日本の名だたるホテルや迎賓館で愛用されています。
日本ベッドもポケットコイルを採用しているメーカーです。
日本ベッドのポケットコイルは、芯が強く、それでいてしなやかに体にフィットするのが特徴のマットレスです。
職人が長年の研究から追求してきた寝心地は、スプリングを小さくし、数を増やすことで非常に優れた体圧分散能力から生まれたものです。
マットレスにこだわりを持つだけでなく、細部の人の目がとどまらないようなマットレスの側面でさえ、テープエッジが必ず真っすぐなる独自の技術で製造しています。
日本ベッドのマットレスは耐久性、通気性、安全性にこだわった一級品です。通気性、放室性に優れるよう作られたマットレス内部のコイルポケットの素材は、通気性が高く、吸湿性が低い繊維集合体を採用しています。
さらに内部の通気を促進するため、マットレスに通気穴(ベンチレーター)を取り付けるこだわりようです。
耐久性を持たせるために個々のコイルを成型時に独自の技術で熱処理を行い、形状の安定性をはかっています。
使用する人のことを考え、一年中快適な睡眠を守るためキルティングにも安全性、耐久性に優れた抗菌、防臭効果を持つ素材を使用しています。
日本ベッドは品質が非常によく、使用した人のほとんどが快適な睡眠を手に入れられたと、悪いところが見つからないほどの高品質なマットレスが人気です。
日本ベッドはクオリティが非常にたかいため、安くても15万円、高いと50万円前後とそれなりにお値段は張ります。
ただし、高いが故に購入した人が後悔するような睡眠の品質ではないので、求める睡眠が得られない場合には思い切って購入する価値は十分にあります。
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フランスベッド株式会社は、家庭用ベッド・医療用ベッドを取り扱う日本のベッドメーカーです。
日本で売られている5大ブランドベッド(マットレス)メーカーについの概要と特徴
フランスベッド株式会社は1949年に創立された日本のベッドメーカーです。
社名からフランスの会社、あるいはフランス製のベッドを輸入販売する会社と思われがちですが、元々は車両シートの製造工場として創業した 株式会社双葉製作所が前身です。
一般ベッド国内トップメーカーとして50年以上の歴史とともに日本の生活様式のあり方に大きな影響を与えてきました。
これまでフランスベッド株式会社が手がけてきた商品は、多くの宿泊施設や官庁で利用されています。
高密度連続スプリングマットレスや介護ベッドのレンタル事業などが有名で、日本人の体格や日本の風土・気候に合った商品を開発、提供しています。
ベッド類型販売台数は3,300万台、国内売り上げシェアNo.1のベッドメーカーです。
ベッドメーカーのパイオニアにふさわしく、ベッドフレームや寝具のラインナップも豊富です。
フランスベッドの特徴
フランスベッドの最大の特徴は、ベッドからマットレスまで「国内生産」を徹底していることです。
つまり、日本の気候風土や、日本人の体格や使い方などを徹底的に研究し、日本人に合った商品開発をしているという事に尽きます。
ゆえにフランスベッドのマットレスは通気性が非常に良く、日本人に快適な睡眠を提供しています。
また、日本人の体型等を考慮して独自開発されたマットレスの「高密度連続スプリング」によって、背中や腰の部分的な落ち込みを最大限減らし、極上の寝心地を実現しています。
高密度連続スプリングは一本の鋼線を連続して編んだフランスベッド独自のスプリングです。
従来型のスプリングに比べ密度が約2.5倍、その一つひとつのスプリングがあらゆる動きに対する荷重を点ではなく面で支えることにより、背中や腰の部分的な落ち込みがなく、理想的な寝姿勢であるS字ラインを維持し、健康で心地よい眠りを実現します。
コイル数や線経は硬さ・商品によりさまざまです。
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