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あったか敷パッドは暖かいですか？
１０月の下旬になります、朝晩はめっきり寒くなりましたね。
ベッドのお布団も夏掛けから合い掛け布団に変更、まだ暖房は入れるほどではありませんが、日によっては、ベッドに入ると足が冷たく感じることもあります。
さてそうなると、ベッドにもアンカや敷毛布など部分暖房が欲しくなります。足が冷たいと中々寝付かれないものです。
そこで今日は、アンカや電気毛布を入れる前に、なんかそういった電気エネルギーを使わないで暖かく眠る方法はないか？
ということでお話を続けたいと思います。
なんつったって、昨今はエネルギー価格高騰中ですから、ということで、いくつか検証してみたいと思います。
私事ですが、実は、つい先日ですが、ベッドに入った時シーツがえらく冷たく感じたんですよ。
それで中々足が温まらいのですね。私は冷え性かもしれませんが、なかなか寝付けません。
で、翌日はシーツの上に毛布を敷いて寝たんです。そしたら結構暖かいのですよ。
つまり寒さ対策には、あったかい敷パッドを敷くのが結構よろしかろうと思った次第です。
で暖かい敷パッドとは一体どういうものなか？と調べてみました。
それを述べるまえに、よく似たベッド用寝具に、ベッドパットと敷パットがありますが、これについて少し解説してみましょう。
敷きパッドとベッドパッドの違い
敷きパッドとベッドパッドは、とても字面が似ているため、よく混同されるか同じものと勘違いされるようです。
しかしベッドパッドはマットレスを保護するものであり、マットレスのすぐ上に敷きシーツをかぶせます。
それに引き換え敷パッドは、シーツの上に敷き、直に肌に触れるものです。つまりシーツの代わりにもなります。
ベッドパッド
寝心地を改善
ベッドパッドはやや厚みがあり、マットレスを保護しつつ寝心地を改善します。
マットレスの側生地は肌触りが良くないものがあります。そこに直に寝ますとシーツで覆っているにも関わらずさほど改善されません。
高品質のベッドパッドを敷くことにより、肌当たりが柔らかく改善され気持ちよく寝れます。
温湿度調整
マットレスは蒸れやすいものです。汗を吸収・発散させやすい素材のベッドパッド使用で快適に寝られるようになります。
汚れ防止
マットレスは洗えません。そのため、マットレスが汚れないように保護するのもベッドパッドの大切な役割です。
こういった役割から、ベッドパッドはマットレスにとって必須のアイテムであるということが出来ます。
敷パッド
敷パッドはぜひとも必要というものではありません。ホテルなどでは見たこともないでしょう。
では、敷きパッドはどのように使うのでしょうか？そして敷きパッドにはどのような役割があるのでしょうか？
寝心地改善
敷きパッドもベッドパッドと同じく、寝心地を改善する役目のものです。
敷きパッドを使う1番の目的は、肌触りを良くして寝心地を改善することです。
敷きパッドはマットレスの上に敷いて使います。通常マットレスにはシーツをかける場合が多いのでシーツの上に敷きます。
とうぜんマットレスのすぐ上にはベッドパッドがあります。マットレス保護の目的でこちらは外せません。
敷きパッドは暑い時期にはサラッとした肌触りで吸湿速乾性のあるものを、この頃は接触冷間敷パッドと言って、冷たく感じるものや、寒い時期には体が暖かくなるような機能性のあるものを選ぶことで、より快適に眠ることができます。
体圧を分散
敷きパッドの中には高反発ウレタンを使用した体圧を分散してくれるタイプのものもあります。
体全体を支えてくれるので、自然な寝返りもうちやすくなります。
敷きパッドのメリット
敷きパッドを使うことで以下のようなメリットもあります。
- 温度調節作用で寝苦しさから解放してくれる
- 洗濯できるので清潔に使うことができる
- アンダークッション付きのものは寝心地を改善してくれます
季節に合わせて異なる温度調節作用を持つ素材のものを使用することで、寝苦しさを軽減してくれます。
夏は冷感効果に優れたものを使うことで、ひんやりと気持ちよく眠ることができます。夏は寝ている間の汗の量も増えるので、吸水速乾タイプも人気です。
冬は保温効果のあるものや蓄熱効果があるタイプを選べば快適に眠ることができます。
敷きパッドはベッドパットと同様に洗濯することができるので、いつでも清潔に使用することができます。
発熱蓄熱敷きパット
あったか敷パッドに使われる吸湿発熱素材は、汗などの水分を吸収して発熱してくれる機能的な繊維です。
高い保温性で発生した熱を逃さず、衣服内の湿度を抑えます。
身体が冷えて困っている時に快適に戻すことで重要な働きをしてくれることが特徴。
発熱素材にはアクリル系素材やキュプラを使用した素材など多様な種類があり、メーカーによってその特性は様々。
中には発熱機能だけではなく、柔らかな風合いや吸水速乾などの特徴を活かした素材もリリースされています。
この特殊繊維は、冬のスポ－ツアイテムに多く採用されている素材で、肌着やキルティングの中綿などに用いられています。
吸湿発熱素材の吸湿性
吸湿発熱素材について
吸湿発熱とは、湿気を吸って発熱する機能のことを言います。
人は眠っている間に一晩にコップ１杯分の汗をかきます。
この素材を使った敷パッドは湿気を暖かさに変え、そして蒸れにくくポッカポカになります。
吸湿発熱素材は、着用するだけで+2℃を実現してくれると言います。
素材自体が持つ独特の機能により肌面に暖かさを与える構造で、身体から発散される水分を吸収する際に発生するエネルギーを熱に変換してくれます。
これは厳しい検査基準をクリアした素材を使用し、様々なライフスタイルを想定した信頼の暖かさです。
人体からの熱を蓄える（ヒートテック）
ヒートテックスのデータ
人から放出する熱エネルギーを吸収し、敷パッド内の温度を上げ、熱を蓄える素材です。
吸湿発熱繊維を使用しており、通常の敷パッドより保温力が高く、温かくお休みいただけます。
吸着熱の原理を応用したトップヒートで身体から発散される汗や湿気を吸収し発熱、あったまった空気をヒートテックでしっかり蓄えます。
吸湿発熱素材のメリットやデメリット
吸湿発熱素材は電気などのエネルギーを消費せずに、身体が冷えて困っている際に快適な状態に戻してくれることが最大のメリットです。
しかしながら快適と感じる状態よりも温度が上がって汗をかいてしまうと、発熱量が多くなり過ぎるため、当然ながら不快に感じ寝苦しくなることもありそうです。
寒いときに早く快適な状態にするには効率的ですが、暑くなるような環境にいる場合や汗かきの人の場合は、ますます汗をかいてしまいます。
ですから、必ずしも吸湿発熱素材が採用されていることが、気温や体質によっては良いわけではないのでシーンに合わせて衣類を選ぶことが大切です。
遠赤外線敷パッド
ブラックシリカ敷パッド
また、遠赤外線を利用した敷パッドもリリースされています。
遠赤外線を出す鉱石を微細にして練り込んだ繊維や綿を利用するもので、鉱石の種類はいろいろあります。
その中の一つの例として、ブラックシリカ練り込み糸使用したタイプがあります。
ブラックシリカとは遠赤外線を半永久的に放出する天然鉱石です。
つまり、実際の岩盤浴に使用されている温かい鉱石を糸に練り込んでいる敷パッドです。
常温で遠赤外線放出などさまざまな効果があると言われるブラックシリカをポリエステル糸に練り込み、非常に高い保温性を実現しています。
電気を使わない寝具でこれ以上温かい寝具を見た事がありません…
極細繊維使用で洗濯しても耐久性に優れており、しかも軽量です。
毛玉も出来にくく毛羽抜けも少なく形状安定性にも優れています。
遠赤外線とは
遠赤外線を説明するには、まず「電磁波」について述べる必要があります。
電磁波とは電流や磁気の方向や強さが変化すると電界と磁界が互いに影響し、遠くに波のように伝わる現象が発生します。
目には見えないのですが、物を温める力のある光は可視光線の中の”赤色”の外側に存在していることから、「赤外線」と名付けられました。
赤外線には、「Ｘ線」、「紫外線」、「可視光線」、「マイクロ波」「ラジオ波」があり、これらは電磁波です。波長によって、その呼び名と性質が違うのです。
動植物に不可欠な水の分子振動波長である3μｍを基点に、私たちの身の回りにある品物の分子振動波長を含む波長3μｍ（ミクロン）から１ｍｍ（ミリ）＝1,000ミクロンまでを遠赤外線と定義されています。
日向の温もり、石焼きいもの甘さ、こたつのあたたかさ、岩盤浴の癒し、などなど遠赤外線効果は身近にたくさんあります。
自然散策やパワースポットが人気ですね、自然の中や天然鉱石から受けるやさしい癒しの効果は電気製品による遠赤外線とはまた違った作用があるとお感じになる方も多いようです。
地球上の物質は全て遠赤外線を発しており、もちろん人体からも微量の放射線を発しております。よく頭やお腹が痛い時に手を当てたりすることにより痛みが和らぐのはそのためもあるかと思われます。
遠赤外線は全て”水”に反応します。人体の70％は水分です。
遠赤外線により水の粒子が整うと人体が吸収しやすく、また不純物も排出しやすくなります。味もおいしいと感じるでしょう。
遠赤外線を強く出す天然鉱石を繊維に練り込んだものが遠赤外線繊維であり、衣服や寝具に活用されています。
この冬、これらの敷パッドで電気アンカや電気毛布がいらないのであれば、最もコストがかからないベッドの部分暖房と言えるのですが、果たしてどうなることでしょうか？
敷パッド使用で何時まで暖かく寝れるかは、今年の実験待ちということにしてこの項の終わりとさせていただきます。
まとめ
ベッドパッドと敷パッドの正しい使用方法は理解できましたか？
ベッドパッドはマットレスの保護、敷パッドは寝心地と温湿調節と覚えておけば安心です。
暑い時期は接触冷間素材の敷パッドを、そして寒い時期は、吸湿発熱素材や遠赤外線効果がある敷パッドがどうやら使い勝手が良いようです。
しかしこのアイテム、ホテルのベッドでは一度のお目にかかったことがありません。
もっともホテルは、一年中温湿管理が行き届いていますから、いらないんですね、きっと。
-neruco-
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