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黒いベッドの印象
黒ベッドの印象は、重厚感があり都会的なイメージがあります。
モデルやデザインによっては高級感を漂わせます。
ベッドフレームが、ブラックならば、モダンな雰囲気を醸し出して、おしゃれでクールなベッドルームを演出できます。
が、黒はあまりにも強烈な色のため、寝室のインテリアに広く使いすぎると、気分が滅入ることにもつながります。
黒いカーテンの失敗例
わたくし事ですが、ずいぶん前になりますが、リビングの黒いカーテンを数か月でベージュ色のカーテンに作り替える羽目になった経験があります。
なぜわざわざ、そんなに気分が滅入るような黒いカーテンにしたかと云うと、当時わたしはあるインテリア商社に勤めていまして、オーダーカーテンの担当でした。
カーテンは年に一回モデルチェンジをし見本帳を作り変えます。
その時新柄が出ますので、販売が思わしくない旧柄は幾つか廃番になります。
廃番は安く代理店さんに提供し処分するわけですが、件の黒いカーテンだけはどうしても買い手がつかず困り果てていました。
そうなれば廃棄するしかありません。廃棄にもお金がかかります。
しかもそのカーテンは全てのカーテンの中で、もっとも高価な最高級品だったのです。
ポリエルテルとシルクの混紡でしたが、黒い字色に細かいダークブルーの手の込んだペーズレー柄のジャガード、シルクタッチなだけにしなやか。
色さえ間違わなければそこそこは売れたと思われる商品です。
それが廃番処理で激安にもかかわらず引き取り手がない。そこでわたしの貧乏性、勿体ないが芽生えます。
廃棄には忍びないので、自分が使おうと云うことなってリビングのカーテンを作り変えたのでした。
それが家族全員の顰蹙を買う羽目になるとは、その時は夢にも思いませんでした。
しかし黒いカーテンに覆われると確かに気が滅入ります。
家に帰ってもなんかすっきしない、沈んだ気分になります。
家族たちは夜リビングに集まるたびに、何とかして、とわたしを責めるものですから、さすがのわたしも堪りかねて廃棄するしかありませんでした。
えぇ、確かに黒いカーテンに囲まれていると居心地がよくないんです!
このように、インテリアの中で黒の使い方は結構難しいと思います。使い方を間違えるととんだことになります。
さて、では、インテリアの中で黒は風水ではどんなことになるんでしょうか?
少し気になったので、風水における黒の意味合いや性質などを少し調べてみました。
風水では黒のイメージはどうなの?
そもそも風水とは、色、方角、季節との結び付きを考える古代中国の陰陽五行説をもとにした思想のことです。
この陰陽五行説では、自然界における万物は「木、火、土、金、水」の5つの五行に分類すると考えられ、その1つずつに対応する色があるとされています。
具体的に云いますと、「木は青色」「火は赤色」「土は黄色」「金は白色」「水は黒色」となります。
このことから、風水的には黒は「水」に当たるということが分かります。
さらに、五行における「水」では流水を表していると言われています。
この流水に属することからあらゆるものを取り込むイメージが強く、黒には気を吸収しやすい性質があるとされているのです。
わたしの黒いカーテンの経験上、確かに活力を吸い取られていくようなリビングになっていたような気がします。
風水での黒は気を吸収しやすい性質から「陰」の気が強い色とも言われています。
このことからも、黒にはマイナスのイメージが多いとされています。
黒はその色合いから暗闇などを表し、隠し事や秘密など閉鎖的な意味合いの象徴と言われています。
また、黒は他のどんな色にも染まらないことから頑固なイメージがあり、これに伴いプライドを表すとされることから孤独や自閉的な意味合いをもつとも考えられています。
また、「陰」の気が強いことから、黒は体にエネルギーを与えず、衣服などの身の回りのものに黒があることで病気になりやすく老化促進につながるとも言われているのです。
このように風水的なマイナスイメージを考慮すると、ベッドをはじめとする家具やカーテン、カーペットなどの色を考える際に、黒を使いすぎることはあまりおすすめできないということになります。
まさにわたしが黒いカーテンで失敗したところに行きついてしまいました。
では風水での黒は使い方等によってでも、プラスイメージになることはないんでしょうか?
そうでなくしてはとても黒いフレームのベッドなんて扱ってはいられません。
調べてみると、もちろんプラスイメージも持ち合わせているということです。
水の中でも流水の性質を強くもつ黒には、良いものは取り込み、悪いものは洗い流す、という意味合いもあるとされているのです。
黒には他の色のもつ運気を引き締める効果もあると言われています。
また、先にマイナスイメージの中に秘密を表す意味合いもあると申し上げましたが、秘密を守る、信頼や誠実の象徴、というプラスイメージとも考えることができるのです。
お金の流出を止めるには黒い財布がよいというのを、誰でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
これは、風水の黒におけるプラスイメージの代表とも言えます。
さらには、集中力を高めて想像力を働かせて新しいものを生み出すような職種の方にも、黒が適しているとも言われています。
そういう意味では、風水的なプラスイメージもあるのでしっかりと把握しておけば、お部屋のベッドや家具類などに黒を上手く使ってコーディネートすることができそうです。
では黒いベッドは風水的にはどうなのか?
衣服のコーディネートに黒を好む方も多いですね。
黒い衣服や装飾品には、上手に使うとなんとなくクールなイメージやセクシーさを感じることができます。
もっとも身に着ける人によっては、黒ずくめにすると、喪服や礼服になっちゃいますし、黒ずくめの男なんて言われると悪党のイメージも湧きます。
衣服だけに限らず、お部屋のコーディネートにおいても同様に考えることが可能です。
お部屋の中に、黒を取り入れるだけで高級感や神秘的な雰囲気を演出できますし、差し色として上手く取り入れることでモダンテイストを表現するコーディネートとしても人気が集まっています。
こういったことも踏まえて、風水でのベッドも黒を全否定することはできないことになります。
つまり、ベ゙ッドフレームを黒にしても、他の家具の色やカーテンや敷物、ベッドリネンなどで工夫すればよいということです。
黒は非常に大胆なんカラーです。この世で最も暗い色であり、そのせいで最も目立つ色でもあります。
寝室で黒を上手に使うと、とても大胆でセクシーで都会的でです。
ベッドフレームからナイトスタンドまで、大胆な黒の家具でコーディネートすると、寝室を新鮮で洗練された雰囲気にしてくれます。
黒いベッドや家具を、明るい壁や床の中に設置すると、ほとんどのインテリアスタイルに最適なコントラストを演出します。
以下に黒のベッドを採用しコーディネートした作例を幾つか掲げます。
これらが、あなたの黒い寝室を作る際に幾らかでも参考になれば幸いです。
黒いベッドの寝室のコーディネイト例
1.ヒョウ柄の枕と黒いナイトスタンドを対比
漆黒の大きなヘッドボードを背景に、ヒョウ柄の黄色いクッションが存在感を示しています。
一部のスペースでは、黒い寝室の家具が少し重く感じることがあります。
小さな黒いナイトスタンドは、濃い黒の部分とシンプルな黒のアクセントの間の完璧な妥協点です。
これをクッションや寝具の明るい色のポップと組み合わせると黒のマイナスイメージが緩和されます。
黒、白は、ほとんどすべてのものと相性が良いため、アクセントカラーを1つ選択するだけです。
そこから、さまざまなパターンや色合いで遊ぶことができます。
2.黒のベッドフレームとニュートラルな寝具を組み合わせる
中間色のクッションや寝具との調和。
黒は強い色ですが、他の部分に影を落とす必要はありません。
クリーム、カーキ、ホワイト、さらにはライトグレーなどの鮮明なニュートラルカラーは、寝具やクッションに最適な色合いです。
ウォールアートやその他の作品を組み合わせて、黒いベッドを背景として使用しながら、寝具の外観を統一します。
3.黒のアクセントを大胆なパターンで補完します
黒いベッドフレーム、白いリネン、その他の装飾が施されたベッドルーム。
黒のベッドフレームは、特にさわやかで風通しの良い色と組み合わせると、洗練されたモダンなものになります。
シックな黒の模様の枕と組み合わせて、ナイトスタンドのランプシェードを黒に合わせます。
水玉模様、幾何学模様、またはシンプルな輪郭は、寝室にスマートさを加えることができます。
枕はアクセントカラーなので、ビビッドな色を差し色に使うことも可能です。明るい暖色を用いると寝室が一遍に華やぎます。
4.白い壁と対比するために黒い家具を使用する
レンガ模様の真っ白な壁にワクワクしませんか?
黒いベッドフレームには黒い丸椅子をコーディネート。
シンプルな黒いベッドフレーム、ナイトスタンド、または装飾は、部屋の周りの目を導く大胆な表現。
間に一つ、オレンジのクッションを置くことで単調さの中に動きを与えます。
そこから、これらのアウトラインにグレイッシュを挟むことで、コントラストの強過ぎるところを緩和しています。
5.黒の棚を使用する
黒いスタンド付きの棚に、白い壺や白い鉢を置いてみる。
植物との生活はどんな色の装飾にもマッチします。寝室のスペースを埋めたいときは、モノトーンのプランターにお気に入りの花を植えることを検討しましょう。
黒は寝室の中で育つすべてのものにマッチします。
黒の家具に合うグリーンテリアがある場合は、黒の棚に植物や明るい小物を追加します。
6.黒と白のコントラスト
黒と白の寝室は最もコントラストが冴える組み合わせ。
シックな外観のためにベッドサイドにいくつかの黒を追加します。
モダンなラグ、ペンダント照明はグレイッシュでも可。特に白い壁と明るく真っ白な寝具と組み合わせると、寝室にコントラストが生まれます。
ゴールドの花瓶とペンダント照明のシェードの淵のカラーを統一してその距離感が絶妙です。
7.たっぷり収納
この部屋には、より現代的なベッドルームとしては十分な収納スペースがあります。
単純に棚付きヘッドボードとサイドテーブル、チェストを並べて配置、この方法はかなり印象的です。
収納ベッドはクローゼットが少ない方には最高のアイテムです。
両サイドのナイトランプは、ベッドで読書するのに最適な照明を作り出しています。
部屋の床は、ゴージャスな木質系の温かみのあるカラーです。
8.ユニークなベッドポスト
ベッドポストは何の役に立つか分かりませんが、寝室で最もユニークであることは確かです。黒の色付けの時点でベッドフレームとコーディネートしていることがわかります。
正直なところ、だれもこのようなベッドルームを見たことがないと思います。
部屋の最大の目を奪われるところは、ベッドの脇に置かれた赤い椅子です。
この小さな 座れる場所 は、小さな部屋にもってこいです。ベッドのフット側にはベージュの座面のベンチがあります。
どのように使うかはアイディア次第という処でしょうか。
和の雰囲気を持ち込みたいなら、少し太めの竹をエナメルの真黒に塗装して用いると面白いでしょう。
設置方法は天井と床で突っ張る方式です。
9.モダンブラック
ミニマリストの黒を基調にした寝室です。
オーソドックスに黒いチェストとヘッドボードサイドテーブル上のナイトスタンドは淡いピンク。
夜になって点灯するとなぜかかほっとする瞬間が訪れます。
黒い家具の淵の色は、モダンなベッドフレームのグレーと一致しています。
この部屋の特徴の1つは、壁の上のアートです。
それらは、黒い寝室の雰囲気のイメージそのままに、モノクロの写真です。
10.ブラックエレガンス
重厚なデザインに黒は良く似合います。
ベッドはクリーム色のベッドカバーが付いた美しいそりスタイルです。
ドレッサーとサイドテーブル、チェストの引手が優雅さを引き立てます。
この空間のユニークな点は、床に敷いたラグの重ね敷きに似せたワンピースです。
一枚ものを重ね敷きに見せているだけなので、ずれる心配はありません。
11.ヘッドボード収納
収納付きのヘッドボードの良さは、欲しいものをすぐ手元に置けるという事です。
これなら一々ベッドを降りて持ち込む手間が省けます。
ローション、リモコン、その他の必需品など、就寝時に必要なものすべてに簡単にアクセスできます。
これは、通常のヘッドレスベッドに後付けした、 非常にシンプルな棚付きヘッドボード です。
ベッドにはリネンが掛かっていますが、フレームは当然黒ということになります。
リネンを外すとヘッドボードとベッドフレームがアンサンブルであることが証明されます。
12.趣のある部屋
これまで見てきてお分かりのように、黒いベッドフレームには黒の家具をコーディネートすることが単純で、一番間違いがない方法です。
そして他のアイテムは、できる限りニュートラルなカラーで収めると黒が生きてきます。
これ以上、壁や天井、あるいはカーテンやカーペットなど、ベースカラーやメインカラーを黒に増やすと台無しになってしまいます。
特にカーテンは開け閉めする為、昼と夜の表情が激変しますので注意したいところです。
インテリアの中で黒の占める割合を30%程度に抑えることが、黒いベッドを置くインテリの成功の鍵と言えましょう。
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