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心地よい眠りはマットレス選びから
良いベッド選びは、実は良いマットレス選びなんです!
自分にピッタリのマットレスがほしい…誰でも思うことですよね。
快適な眠りの為に 自分に合ったベッドやマットレスを選ぶポイントは、肌や身体が感じる快適性です。
実際に様々なタイプやメーカーのマットレスに横になってみないと始まりませんが、実がこれがなかなか難しい問題です。
とにかく、沢山のベッドに横になって見る、そこで各メーカーのショールームで5分10分試しに横になったとしましょう。
確かに、その雰囲気や、手触り、硬さ、柔らかさなどは実感できるでしょう。
ところが睡眠は、毎日6時間から7時間くらいはしているものです。
その間にマットレスがもたらす環境がどのように変化しているかは、僅かのお試しでは分からないことなんです。
でもそういってしまえば身も蓋もありませんね。
取り合えずということでお試しをする時には、メーカーさんの説明を聞くことにもつながるので、全くの無駄にはなりません。
その中で、自分の好きな寝姿勢、寝返りなどをしてみて、少しづつ好みがわかって来ることもあるでしょう。
なので、一概にマットレスは「硬いのがいい、柔らかいのがいい」というのは間違いです。
マットレスの硬さは、身体の大きさ、体重、柔軟性、寝姿勢、背骨のカーブ、骨格、寝返りの回数、そして年齢や体調など等様々なファクターで人によって感じ方が違うのです。
理想的な寝姿勢とは?
人間がスッとまっすぐに立った姿勢の背骨の状態が、身体各機関にもっともストレスの無い状態といわれています。
腰 尻部の極端な落ち込みなどは、腰の筋肉などに余分なストレスを与えてしまいます。
この表現はベッド関係の説明にはしばしば用いられています。
が、まっすぐに立った姿勢が理想だといわれても、そんな姿勢で寝ている人は皆無です。
ですから良いマットレスということは、寝た時に身体の中心の背骨が、変形しすぎないということに留めておきましょう。
どんな方も、一晩に10回から30回程度の寝返りをするといわれています。
この回数を無理なく楽にできるマットレスがその方に合っているということは言えます。
マットレスが硬過ぎれば、身体に負担がかかりすぎるため回数が多くなると思われ、反対に柔らかすぎると身体が沈み込みすぎて寝返りがしずらく、結果、なんだか寝た気がしない、なんていうようなことが起こります。
また暑さ寒さが快適な睡眠の妨げになることも多々あります。
こちらはリネンや寝具、お部屋の冷房や暖房の工夫が必要になります。
硬すぎるマットレスと柔らかすぎるマットレス
理想の寝姿勢をサポートする為に、マットレスは最も重要なファクターです。
硬すぎるマットレスは、身体の一部分だけが圧迫され、血流が阻害されてしまいます。
試しにフローリングの上に寝転ぶと、圧迫された箇所が痛くて長く寝ていられないでしょう。
そのため、ベッドでは寝返りが多くなり、熟睡をさまたげてしまいます。
反対に、柔らかすぎるとどうでしょうか?
理想の寝姿勢では、腰部にかかる圧力は、体重の約44パーセントにも上るといわれています。(因みに頭部8%肩33%脚部15%)
そのため、仰向けに寝ると腰部だけが深く沈んでしまう体勢になります。
腰が不自然に沈み込む状態では、腰に負担が掛かり熟睡できるものではありません。
朝起きた時腰痛を感じるかもしれません。
では、自分に合った良いマットレスとはどんなもの?
人それぞれ体型も違い寝姿勢も違います。
本当は家具屋さんで気に入ったマットレスが見つかったら、一晩くらい試し寝ができればよいのですが、そんなことは不可能ですよね。
ベッド関係のものの本には、耐圧分散のポケットコイルが良いとか謳っていますが、これも100%確かではありません。
カタログデータはあくまでも参考です。マットレス選びには経験値がものすごく役に立ちます。
例えば、旅行や出張で良いマットレスに出会ったら、それを覚えてきましょう。
シーツをめくると、マットレスの端っこにブランドや性能表示があります。それをメモしておきましょう。そしてマットレスを買うときの参考にします。
このようにマットレス選びは、予算の制約もあり本当に難しいものです。
といっても、ほとんどの方が今お使いのマットレスで満足しているはずです。
しかし誰も、今よりさらに「快適な眠りを…」と追い求めるのは人情です。
これこそが私たちのマットレス選びには終点がないということではないでしょうか?
マットレスは、買ってしまってから、気に入らないからと次々買い替えるわけにも参りません。
ですからマットレスを購入す前に、出来るだけマットレスのことを知っておくと大変役に立ちます。
最初に決定する必要があるのは、ノンコイル、コイル、ハイブリッドの中からどれを選択するかです。
それらのいずれかを決定するために、知っておきたい要素は次の通りです。
マットレスの種類と特性
マットレスの系統ノンコイルとコイル
マットレスは大きく分けてノンコイル系とコイル系に分かれます。
ノンコイル系マットレスは、主に以下の3種類に分かれます。
- 高弾性マットレス
- 高反発マットレス
- 低反発マットレス
それぞれの違いは、マットレスの芯材(=中心部に使われる素材)にあります。
コイル系マットレスは以下の2種類があります
- ボンネルコイルマットレス
- ポケットコイルマットレス
大まかに分けてこの二つです。
ですがコイルマットレスも、各メーカーによって独自のマットレスを出しており、コイルマットレスの種類も多いです。
ここではボンネル、ポケットの二種類について検証します。
なおハイブリッドには、高反発と低反発のハイブリッドやウレタンフォームとコイルのハイブリッドの両系統のものがあります。
マットレスの主な種類は以下の8種類。
-
- 高弾性ウレタンマットレス
- ラテックスマットレス
- 高反発ウレタンマットレス
- 高反発ファイバーマットレス
- 低反発ウレタンマットレス
- ハイブリッドマットレス
- ボンネルコイルマットレス
- ポケットコイルマットレス
種類 | 系統 | 性質 | 耐圧分散 | 反発弾性 | 横揺れ | 通気性 | お手入れ |
高弾性ウレタン | ノンコイル | 高弾性 | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
ラテックス | 高弾性 | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◯ | |
高反発ウレタン | 高反発 | ◯ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | |
高反発ファイバ- | 高反発 | ◯ | △ | ◯ | ◎ | ◎ | |
低反発ウレタン | 低反発 | ◎ | △ | ◎ | △ | △ | |
ハイブリッド | 両方 | 詰め物により変化 | – | – | – | – | – |
ボンネルコイル | コイル | ◯ | △ | ◯ | △ | ||
ポケットコイル | コイル | ◎ |
高弾性ウレタンマットレス
高弾性&高反発は同じ扱いが多いですが、厳密には違うのです。
マットレスのウレタンフォームの反発弾性試験(JIS K 6400-3)というものがあります。
それによって反発弾性が測定されるのですが、その数値によってそのウレタンフォームが高弾性か高反発か、はたまた低反発かに分類されます。
ウレタンフォームに鉄球を落としその跳ね返りにより反発弾性が求められます。
つまりウレタンフォームに鉄球を落としてどれくらい跳ね返るかを測定するのです。
その跳ね返り率が、反発弾性の数値となります。
種類 跳ね返り率
- 高弾性フォーム 50%以上
- 高反発フォーム 15~50%
- 低反発フォーム 15%未満
上記にあるとおり、高弾性フォームは反発弾性率が50%以上であり、圧縮後復元しやすく、ヘタリにくいのが特長です。
高反発は15~50%以下であり一番低い値の高反発は低反発に近い性能という事になります。
高弾性フォームと云っても、寝心地がどうなのかまでは実際のイメージはしづらいです。
ただし、一般的に言われている高弾性フォームの特徴としては以下の通りです。
体圧分散性は高反発以上からラテックスと同等レベルです
。
高弾性ウレタンフォームの体圧分散性は結構良い値です。
一見、高反発のようなイメージに感じられますが、柔軟性があるため体によりフィットしやすくなっています。
硬さを抑えたものだとラテックスのような柔らかくてもちっとした体圧分散性になります。
高弾性フォームの最大の特徴は跳ねるような弾力性です。
ボールの実験が示すように、高弾性ウレタンフォームで作られたマットレスは、文字通り弾むような寝心地です。
というのも、柔軟性(≒柔らかさ)があると同時に、グッと押し返す反発力があるからです。
寝たときの感覚で言うと、フィット感がありつつもサポート感もしっかり備わっているような感覚です。
これが高反発となると、柔軟性があまりないのに反発力があるので、硬めのしっかりした寝心地になるのです。
だから、プロファイル加工などで表面を柔らかくしないと、硬すぎるように感じられることがままある、つまり高反発とは一味も二味も上という事になります。
高弾性ウレタンフォームだからといって耐久性が高くなることはありません。
ですが一般的に、高い柔軟性と反発弾性を持たせるために、ウレタンフォームの密度が高くなることが多く、結果として耐久性が高いものが多くなっています。
密度が高いぎっしり詰まったウレタンフォームというのはつまり、原料がその分多く使われています。
そのため、販売価格も高くなっているのです。
さらに、高品位なウレタンフォームですから、高品位な側生地が使われることが多く、それにより価格が上がってるという傾向も強いです。
ラテックスマットレス
ラテックスマットレスには、天然モノと合成モノがあります。
合成ラテックスマットレスは、主にスチレンブタジエンゴム(SBR)と呼ばれるゴムを模倣したプラスチックから作られています。
SBRは、人工芝、タイヤ、コンベヤーベルトにも使用されています。
SBRを備えたラテックスマットレスは安全で、天然ラテックスの手頃な代替品ですが、耐久性はさほどありません。
それと比して、天然ラテックスは、合成ラテックスやブレンドラテックスよりもサポート力があり、耐久性があり、環境に優しく、睡眠のために優れています。
パラゴムノキと呼ばれるゴムの木の乳のような樹液から収穫され、精製されます。
樹液が収穫されると、ダンロップまたはタラレイのフォームに加工されます。
どちらも柔らかく、サポート力があり、非常に耐久性があります。
天然ラテックスマットレスは、環境にやさしく、耐久性があり、健康上の利点があるため、合成ラテックスやブレンドラテックスよりも遥かに好ましいです。
ラテックスフォームマットレスの穏やかなクッション性と浮力のあるサポートは、背中や関節の痛みを伴う場合に特に役に立ちます。
ラテックスフォームは、腰や肩などの重い体の部分を柔らかく包み込みます。
この軽い輪郭は、関節と腰の近くの圧力を緩和し、ラテックスの自然な弾力性は、首や背中などの明るい領域を優しくサポートすることにより、自然な脊椎のアライメントを維持します。
ラテックスは天然の抗菌性があるため、有害な微生物をはじくため、ラテックスは一年中アレルギーのある人に最適です。
前述のように、天然ラテックスはゴムの木の樹液から精製されます。
この過程で木が伐採されたり損傷したりすることはなく、最長30年間樹液を生成することができます。
したがって、ラテックスマットレスの生産は、木の成長を維持するため、非常に持続性がある自然環境をもたらします。
天然ラテックスは生分解性であり、環境に優しい素材です。
天然ラテックスフォームは、一定の空気の流れを可能にする連続気泡構造を持っています。
フォーム層もピンホールで構成されており、通気性を高めています。
最も重要なことは、合成材料に含まれる化学物質が体温を保持し、天然ラテックスマットレスには添加物がほとんど、またはまったく含まれていないことです。
特にアレルギー対策のマットレスが必要な場合は、綿またはウールで作られた通気性のあるカバー(側生地)を選択してください。
天然ラテックスマットレスは、長期的な快適さで最もよく知られています。
高品質のラテックスマットレスの平均寿命は12〜20年で、他のタイプのマットレスよりも大幅に長くなっています。
天然ゴムの弾力性は、この長寿命の特性と相まってコストバリュ―に優れます。
天然ラテックスマットレスは、圧力を取り除くと楽に跳ね返り、長年の使用でも元の形状を維持します。
この辺りは車のタイヤの特性を見ると明らかではないでしょうか。
高反発ウレタンマットレス
高反発ウレタンフォームは、マットレスに使用される特殊な種類のフォームです。
他の種類のフォームとは異なり、弾力性があり、跳ね返る能力が高いことを意味します。
低反発フォームを押すと押し下げられたままになる傾向があり、体や頭が実際にフォームに沈みます。
一方、高反発ウレタンフォームでは、マットレスはその形状を一定の割合に戻す傾向があり、これが弾力性係数を決定します。
高反発ウレタンフォームマットレスは、その形状復元能力の高さで低反発マットレスは違った性質です。
低反発マットレスに手を押すと、数秒間その跡が見え、圧力をかけると手が沈みます。
一方、高反発フォームマットレスでは、数秒以内に手が元に戻り、復元力の高さがうかがえます。
一般的にメモリーフォームは使用経過時間とともに快適さを失い、少しずつ経たる傾向がありますが、高反発フォームの場合はそうではありません。
2〜3年経っても、高品質の高反発フォームは厚みを失いません。
高反発フォームマットレスは、背骨、首、肩を支えながらリラックスできるため、整形外科用のマットレスをお探しの方にも最適です。
高反発ファイバーマットレス
高反発ファイバーは、ポリエチレンと呼ばれる水素と炭素で生成された繊維を編み込んで作られています。
高反発ファイバーは水分を吸収する作用があり、匂いや毒性がなく、柔らかいことが特徴です。
高反発ファイバーは反発力があるため、上からの圧力をしっかり支えられることが可能です。
例えば、マットレスや枕に使用した場合、頭や体が沈まず寝返りが打ちやすいため、適正寝返り回数で収まるため寝疲れが少ないです。
人間は睡眠中に数十回の寝返りを打つため、体に力を加えずに自然に寝返りを打てることは健康を維持するためにも大切な要素といえるでしょう。
高反発ファイバーはポリエチレンで作られており、通気性が高く高温多湿の夏が巡る日本には向いた素材です。
湿気が多いとカビやダニの発生につながります。
通気性が良い高反発ファイバーにはそのようなものが発生しにくいことが特徴です。
マットレスを外に干すのは重量や大きさを持てあまし難儀します。
素材そのものの通気性が良いので、メンテナンス的にも優れた特性だといえるでしょう。
一般的にマットレスのクリーニングは難しいです。
しかしこの高反発ファイバーは、なんと、洗うことができます。ただし物が大きいため洗濯機はダメです。
ふろ場など広い所でシャワーをかけて洗い流すことがかのうです。ただしすっかり似ず切りしないと動かすことは困難になります。
ただし、枕などの小物はどんどん洗えちゃいます。
これは高反発ファイバーの最大のメリットであるかもしれません。
高反発ファイバーのデメリットといえば、上からの重さをしっかりと支えられることがメリットですが、柔らかさに欠けるため身体にはフィットしないことがあります。
一定期間使用すれば少しずつ身体にフィットしますが、全身を包むような柔らかい素材ではないため、寝心地が硬く感じることでしょう。
低反発ウレタンマットレス
低反発ウレタンマットレスとは、文字通り反発力が弱くマットレスにかかる衝撃をそのまま吸収する特徴があります。
低反発ウレタンマットレスに使われている「低反発ウレタン」という素材はもともとNASAで開発されたものです。
NASAがロケットを打ち上げる際、その衝撃から宇宙飛行士を守るために衝撃吸収率が高い低反発ウレタン素材を生み出したのです。
低反発ウレタン素材は受けた衝撃をすぐに跳ね返すのではなく、ゆっくりと時間をかけて復元させていきます。
実際に低反発ウレタンマットレスを手のひらで押してみると、しっかり手の形に沈み込んだ後、ゆっくりとマットレスが復元さでしょう。
低反発ウレタンマットレスのメリットはなんといっても全身を包み込まれるような密着度の高さです。
受けた圧をそのまま吸収して沈み込むタイプの低反発ウレタンマットは、まるで柔らかなスポンジに沈んでいくようにマットが身体の形にフィットしてくれます。
強い圧がかかる腰や肩と比較的圧がかかりにくいウエスト部分などで沈み方が違うので、体圧を適度に分散させた寝心地が実現されるのです。
さらに、低反発ウレタンマットレスは性質上非常に保温性が高い作りとなっています。
マットレスが身体の形に沿ってフィットするので、身体から出た熱が逃げにくく温かい体温をキープしてくれるのです。
そこに低反発特有の包み込まれるような快適さがプラスされると、寝付く瞬間まで心地いい感覚をキープできるでしょう。
低反発ウレタンマットレスのデメリットは通気性の悪さです。
高反発ウレタンマットレスに比べると身体の熱がマットレスの外に放熱しづらい作りになっています。
夏場使用する場合には、床に直接置かずすのこを敷いたり、ベッドフレームを活用するなどマットレスに水分や熱がこもりすぎないように工夫してください。
もう一つのデメリットは柔らかすぎることによる腰痛の悪化です。
あまりにも反発力が無いと身体の重い部分が必要以上に沈み込んでしまうため、そこに余計な負荷がかかってしまうことがあります。
特に腰痛を患っている場合、寝ている間に腰に負荷がかかると痛みが強くなることもあります。
寝ている時間の負荷は身体に大きな影響を与え、腰痛の悪化はもちろん寝苦しさによる体調不良を誘発する恐れもあります。
低反発ウレタンマットレスを使用する際には、柔らかすぎないものを選び寝心地を確認しましょう。
ハイブリッドマットレス
マットレスと云うとほとんどの場合ハイブリッドマットレスです。
ハイブリッドとは、違った性質のものを複合させ本来の目的のために機能させることです。
例えば、高反発と低反発を複合させる。あるいはコイルにメモリーフォームを複合させたものです。
最新のマットレスはすべて、最終的に2つの目的を果たそうとしています。
体を支えてニュートラルな位置に保つこととクッション性のある快適さを提供することです。
標準的なインナースプリングマットレスは、体を支えて背骨を整列させておくのに適していますが、硬くて柔軟性がない傾向があります。
逆に、新しいタイプのメモリーマットレスの多くは柔らかすぎて、芯になる構造を提供していません。
ハイブリッドマットレスは、従来のコイルスプリングをフォームまたはラテックスと組み合わせることでこの問題に対処します。
ハイブリッドは多層構造になっています。
多くの伝統的なインナースプリングベッドは、上に綿、フォーム、または別の緩衝材がありますが、薄い層しかありません。
一方、ハイブリッドマットレスには、快適さだけでなく、追加の構造とサポートも提供するフォームまたはラテックスの層が多数あります。
ハイブリッドマットレスの多層デザインにより、素材や機能を組み合わせて組み合わせることができます。
無限のオプションがあり、特定の睡眠の必要性と好みに合わせてカスタマイズされたハイブリッドマットレスを見つけることができます。
ほとんどのハイブリッドマットレスは、インナースプリング、フォーム、に複数の層が追加のサポートとして使われているため厚くなります。
短所としては、多層設計と搭載された機能により、ハイブリッドマットレスは一般的に他のタイプのマットレスよりもコストがかかっているため割高になります。
ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルは最も古からある標準コイルです。
50年前にマットレスを購入した場合、そのマットレスの大部分がボンネルプリングでした。
今日、これらのコイルは「安価」であり、しかも進化しているボンネルコイルマットレスは、コイルの「巻き数」が以前よりも多くなっているため、特に太いワイヤーと組み合わせると非常に耐久性があります。
ボンネルコイルとは、コイルを連結させた構造をしています。
間隔を空けて並べたコイルをワイヤーで縦横に連結し、一体化したものがボンネルコイルです。
ボンネルコイルを使用したマットレスは、体圧を「面」で支えるため、からだが沈み過ぎません。
畳の上に布団を敷いたときのような、硬めの寝心地です。
個々のコイルが袋に包まれているポケットコイルと異なり、コイルが露出した状態で連結されているため、通気性に優れています。
マットレス内部に湿気がこもりにくく、カビが発生しにくい構造になっています。
「寝室の風通しが良くない」「まめにマットレスを陰干しできない」など、湿気対策に悩む場合は使いやすいでしょう。
また、ポケットコイルよりもコイルの数が少ないため、比較的安価です。
コイルが一体化しているので、丈夫で耐久性に優れています。
そのため、大柄な人や男性、腰痛がある人におすすめといわれています。
ただし、すべてのマットレスに当てはまりますが、低品質のボンネルマットレスは、コイルの質やクッション作りによってはヘタリが早くなるので注意が必要です。
また、ポケットコイルよりも体圧分散性は低くなります。
コイルが連結されているため、振動が伝わりやすいというデメリットがあります。
同じマットレスに2人以上で寝る場合、寝返りだけで目が覚めてしまう人もいます。
ポケットコイルマットレス
ポケットコイルとは、小さな袋に、コイルが一つずつ包まれたコイルの構造をしています。
スプリング層にポケットコイルを敷きつめたマットレスを「ポケットコイルマットレス」といいます。
からだを「点」で支えるため、体圧分散性が高いことが特徴です。
ポケットコイルの並べ方によっても、寝心地は変わります。
縦横に同じ数のコイルを並べる「並行配列」は、コイル同士に間隔があるため柔らかな寝心地に、隙間を埋めるように並べる「交互配列」は、交互配列はコイル数が多いためしっかりとした寝心地となります。
ポケットコイルのマットレスは、寝心地が柔らかめです。
コイルが独立しているので、体圧がかかるコイルは自由に形を変え、からだにフィットします。
ウエストラインのくびれにもフィットして、立っているときに近い姿勢を保ってくれるので、女性に好まれるマットレスともいわれています。
ポケットコイルマットレスは、からだにフィットする寝心地で深い眠りにつきやすいため、上質な睡眠が期待できます。
独立したコイルのポケットコイルは、揺れが広がることがありません。
ですからカップルで寝るときは、ポケットコイルのマットレスがおすすめです。
夜中や早朝に起きたり、寝返りうったりしたときに、隣りの人の眠りを邪魔せずに済みます。
ボンネルコイルと比較すると、使用されているコイルの数が多いぶん価格が高めです。
また、ポケットコイルのなかでは、並行配列よりも交互配列のほうがコイル数が多くなるため、価格が高くなります。
とはいえ、桁が異なるほどの価格差ではありません。価格よりも睡眠の質にこだわりたい人によく選ばれています。
まとめ
今回は主なマットレスの種類特徴などを中心に、代表的なものをご紹介させて頂きました。
一見同じ種類に見えるマットレスでも、メーカーや種類によってかなり仕用感が異なります。
それぞれのマットレスレスの特徴を良く理解し検討したうえで、失敗のないマットレス選びをしたいものですね。
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