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日本の寝具事情
明治前までは殆どの方が、和室に布団を敷いて寝ていました。
と言っても現在のような布団が庶民にまで普及したのは、極々最近のことで昭和時代になってからです。
布団の源語は蒲団(ふとん)から来ていて、かつてはガマ(蒲)の葉で編んでつくった座禅用の丸い敷物のことを指し、鎌倉時代に中国から禅宗と一緒に伝えられました。
わたしたちがイメージする、いわゆる木綿綿入りのふとんが一般庶民にまで普及し始めたのは昭和以降のことです。
それまでは、綿布団はごく一部の富裕層しか買えない超高級品でした。
また布団の普及には日本式文化を考えないわけにはいきません。
日本は靴を脱いで家に中に入る習慣があります。そして畳の出現と発達が大きいですね。
畳は日本固有の敷物で、その歴史は「菅畳八重」「皮畳八重」などの記述がある古事記にまでさかのぼります。
と言ってもその原型は、まだ畳床などはなく、コモ(ゴザ)などの敷物を重ねたものと推測されています。
現在の畳に似た構造になったのは平安時代で、板敷に座具や寝具として置くという使い方で、使う人の身分によって畳の厚さやへりの柄・色が異なっていたようです。
畳は富と権力の象徴でもあり、貴族や武士、あるいは富豪の者たちの独占物でした。
庶民が使用できるようになったのは江戸時代中期以降になってからです。
兎にも角にも畳がベッドであり、そこに布団を敷いて寝るのは日本独特の文化です。
が、明治維新以降、急速な西洋式文化の広がりとともに、ベッドが普及します。
そして今ではベッドの普及は、所帯別では60%以上。人口比普及は45.%以上となっているのです。
しかし布団を使用している方も約半数はいらしゃっいます。
布団を敷いて寝ることは、長い間に培われた日本独特の文化ですから、おいそれと廃れるわけはありません。
そこでここでは、布団を使うメリットやデメリットなどを検証し、布団が使えるベッドの選び方に繋げていきたいと思います。
布団を敷いて寝ることの良さは、何といってもお部屋が多目的に使えることです。
しかもそこが和室なら、ベッドが畳ですからどこに布団をしいても寝られます。
あの狭苦しいベッドという決まったエリアなんて無視できます。
「布団を敷いて寝る」メリットとデメリット
ここでは、日本固有である伝統の寝方、「布団を敷いて寝る」について、メリットとデメリットを検証して見たいと思います。
布団を敷いて寝ることのメリット
- 部屋を有効活用できる
- 移動が楽です
- お手入れが簡単
- 腰痛対策になる?
部屋を有効活用できる
布団の一番のメリットは、なんといっても布団をしまえば部屋を有効活用できる点ではないでしょうか。
こんな芸当はベッドでは不可能です。ベッドはおいそれと移動させることが出来ません。
折りたたみベッドというものもありますが、それは長期的に使うには、寝心地等でいささか心もとありません。
布団は畳むことによって、寝室を広く多目的に使うことができるので、お茶の間になったり、応接間になったり何にでも活用できます。
移動が楽です
布団は畳んで小さくできるので、移動や出し入れが簡単にできます。
ベッドやマットレスでしたら、とても1人では簡単に移動できないのに比べて、布団を運ぶのは簡単です。
季節により使い分ける、冬布団など圧縮袋を使ってコンパクトにして収納するこもできるので、来客用の布団を用意しておくことも容易です。
ふいにゲストが訪ねてきても布団の用意さえあれば、泊まってもらうことも可能になります。
お手入れが簡単
布団を天日に干すと陽だまりの匂いがして幸せな気分になります。
布団はマットレスと違って、天日干しが容易ですし、クリーニングして清潔な状態を保ちやすいです。
マットレスは壁に立てかけるだけでも大変ですが、布団はベランダの手すりに掛けて天日干しも楽々です。
日頃のお手入れがしやすい方が、いつだって清潔に使うことが出来ます。
腰痛対策になる?
腰痛対策のためには硬い敷布団が良いそうです。
一般的にベッドのマットレスはソフトだと腰が沈み込みます。
やわらかいマットレスは身体を支えきれず、寝姿勢が崩れるので腰にはよくありません。
腰痛持ちにはこれは決定的に良くないです。と、私の知り合いの整体師は言います。
ですから腰痛持ちには、敷布団やマットレスは、「少し硬いかも?」と思ったほうが無難です。
しかも敷布団であれば、硬綿仕様の式布団を選べば、腰が沈み込まず寝姿勢をきれいに支えてくれるので、腰痛対策にはおすすめです。
布団を敷いて寝ることのデメリット
布団を使うデメリットも幾つかあります。以下の通りです。
- 出し入れが面倒
- 通気性が悪い
- ハウスダストを吸う?
出し入れが面倒
大きなデメリットと感じるのが、毎日やらなければならない出し入れで面倒と言えば面倒です。
これをしないとお部屋が片付きませんし、だいいち万年床では布団がカビてしまいます。
ところがです。昔の方は足腰が丈夫だったと言われていて、その理由が、毎日の布団の上げ下げが関係してたと言われています。
ついでに言えば和式トイレも足腰を鍛え丈夫にするそうです。
通気性が低い
敷布団は通気性が良くないのと、綿の敷布団は湿気を溜めるので定期的に天日干しをしなければなりません。
干す回数を減らす方法は、布団の下にすのこマットを敷くと通気性がいくらか確保できるので湿気対策になります。
この場合は布団の敷きっぱなしも数日程度はできるということになります。
ハウスダストを吸う?
室内ではいつも埃が漂っていて、次第に床面に溜まっていきます。
埃りは微細なので、人が歩くたびに舞い上がり、その濃度が濃いのが床上30cmまでとされています。
布団を敷いて寝るのは、この床上30cmまでに相当します。
ハウスダストは気管支炎やアレルギーのある方には良くないので、このような方は寝る位置が高いベッドのほうが向いています。
昔の人は鼻毛が良く伸びた、と言われたのも、布団を敷いて寝ていたハウスダストの影響かもしれません。
ベッドにはベッドのよさがある
近年の住宅は畳の部屋が極端に減り、フローリングばかりになってしまいました。
そこで仕方なくベッドを購入して使っている方も多かろうと存じます。
けれどもベッドにも捨てがたい良さがあるのは事実です。
そこでここでは、ベッドを使うメリットとデメリットを簡単に検証してみましょう
ベッドを使うメリット
- 埃の吸い込みを軽減できる
- 片付ける手間がかからない
- 寝起きが楽
- 通気性に優れる
ベッドは布団を敷いて寝るよりも床との距離があるため、ハウスダストを吸い込んでしまうリスクを軽減できます。
そして毎日寝床を片付ける必要も少ないので不精が出来ます。
寝起きは座った姿勢からできるので、筋力が弱ったお年寄りや、腰などを痛めた方には楽です。
そしてベッドの床板にすのこ仕様を選べば、通気性も抜群なので湿気対策も万全です。
カビやダニの発生を防ぐことが出来ます。
ベッドを使うデメリット
続いて、ベッドを使うデメリットです。
- ベッドを設置するスペースが必要
- ベッドの移動が大変
ベッドを使うためには、寝具を設置するスペースが必要です。しかも一度設置するとおいそれと移動はできません。
布団を敷いて寝るように部屋の多目的活用はできません。
ベッドは敷布団と違い畳んで収納できないため、ワンルームなどで使う際は窮屈に感じます。
また、敷布団よりも重量があるので、場所の移動が一人だと大変になります。
敷布団が使えるベッドの選び方
そこで布団の良いところと、ベッドの良いところの両取りでベッドに布団を敷いて寝る、ということになりますが、布団が使えるベッドにはいくつかの注文があります。
そこのところを少し検証してみましょう。
殆どのベッドはマットレスを使うように設計されています。
マットレスは体圧を分散するため、床板が少しばかかりヤワでも使えないことはありません。
そんなヤワな床板ベッドは、マットレスには耐えられますが布団を敷くと破損の原因になります。
布団は体圧分散してくれないため、集中して圧力がスラットなどの弱い部分に掛かると破損する原因になあります。
なのでベッドで敷布団を使うつもりならば、できるだけ頑丈なすのこベッドが良いでしょう。
すのこでないと通気性がないため、湿気が布団にこもりカビやダニの発生につながります。
また布団は畳との相性が良いため、畳ベッドならイメージとしてもバランスが良い選択と言えます。
布団が使えるベッドの条件
- 通気性が良いすのこ仕様
- 頑丈であること
- 畳ベッド
布団が使えるベッド5選
- シンプルデザイン 棚・コンセント付きデザインすのこベッド
- 頑丈で長く使える 棚・コンセントつき頑丈すのこベッド
- どっしりと且つお部屋は広々 頑丈デザインすのこベッド
- 特別な安らぎと使い心地を実現 高さ調整できる国産畳ベッド
- い草の香りでリラックス 日本製大容量収納ガス圧式跳ね上げ畳ベッド
シンプルデザイン 棚・コンセント付きデザインすのこベッド
流れるような木の木目が際立つシンプルデザインが魅力的なシングルサイズのベッドで、スタイリッシュな見た目ですっきりと設置できます。
ナチュラルテイストなデザインでどんなお部屋にも馴染みやすいデザインです。
カラーは明るい色合いで自然をそのまま感じられるようなナチュラルカラーと、落ち着いた色合いでシックな空間にもなるウォールナットブラウンカラーの2色から、お好みのデザインでお選びいただけます。
こちらのベッドはベッドフレームのみと、豊富なバリエーションからお選びいただけるマットレスセットもご用意しております。
ベッドフレームにも安心の1年保証、マットレスにもそれぞれ3年から5年の保証が付いておりますので、安心して長くご愛用いただける逸品です。
頑丈で長く使える 棚・コンセントつき頑丈すのこベッド
頑丈な作りと、お部屋の大半を占めるベッドを有効的に使う事ができるベッドです。
今まですのこ仕様の床板は、直接体が当たりやすい敷布団は使用できませんが、このベッドはすのこを20mmと厚みを持たせ、裏にも桟を持たせていて、とてもしっかりした作りになっています。ベッドの軋みが気になっていた方や体格が合わなかった方も安心して使って頂けます。すのこ仕様は、夏は「爽やか」に冬は「暖か」にと、四季のある日本には最適になっています。
なによりも通気性の良さはとても嬉しいです。
ベッド下も有効的に使える様に、衣装ケースなどを使用して収納スペースとして使って頂けます。
収納物に合わせて高さを3段階に調節することができるので、今まで収納場所に困っていたカーペットやスーツケースなどの大物収納も可能です。
どっしりと且つお部屋は広々 頑丈デザインすのこベッド
ベッドで寝ようと思っても、ネックになるのは耐久性です。
一般的にベッドの耐荷重は100kg~150kgと言われていて、体の大きな方だと揺れや軋みが心配になってしまいます。
その点、こちらのベッドは耐荷重600kgと圧倒的な耐久性を持ち、揺れや軋みも解消しています。
分厚いすのこと50mmもある太い脚と桟がベッドにかかる負荷をしっかり支えてくれます。
安い買い物ではないですから、長く使えるものを選びたいものです。
特別な安らぎと使い心地を実現 高さ調整できる国産畳ベッド
ベッドの中でも密かな人気を誇る畳ベッド。
ご自宅に畳敷きの和室があるという方が少なくなっている近頃ですが、馴染みのある畳に敷く布団での寝心地はやはり安心感があるという方は多くいらっしゃいます。こちらのシリーズは、畳の種類をい草と美草の2種類よりお選びいただくことが可能です。
い草はそのリラックス感溢れる香りが、美草は汚れや水に強い優れた実用性が魅力的な素材です。
い草の香りでリラックス 日本製大容量収納ガス圧式跳ね上げ畳ベッド
和テイストでお部屋の雰囲気を上品な空間にしてくれるこちらの商品。
ベッドとしてだけでなく小上がりとして使えるくらいとってもお洒落。
ひとり暮らしのお部屋などはフローリングが多いと思いますが、こちらのベッドを置けば和のスペースができあがり。
お友達が遊びに来るときなどはお布団を片付けて座椅子と小さなテーブルを置けば素敵な和室ができあがり、ゆっくりと過ごすことができそうです。
まとめ
布団を敷いて寝る方とベッドを使う方の割合は、約60%がベッド派、およそ40%が布団を敷いて寝る派でしょうか。
ただ、総合的に見てみると、布団の寝心地が好きでも、ベッドのほうが寝起きが楽なことや不精が出来るなどが思い浮かびます。
また、鼻炎や喘息持ちのアレルギーであったり、腰痛や背痛がある場合は、確実にベッドのほうがおすすめです。
もそ布団の寝心地が好きなら、ベッドに布団を敷くと良いことだらけになります。
ベッドが使えないロケーションは、部屋にベッドが置けない間取りである場合くらいでしょうか。
収納付きの「畳ベッド」だと、畳に布団を敷いた感触・寝心地でありながら、ベッド下に布団を仕舞えるというように、デメリットが解消します。
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