すのこベッドは通気性に優れた湿気に優れたベッドです♪
日本は高温多湿の夏が巡る気候風土です。
ゆえにものがカビるということにかなり敏感になります。
除湿器や除湿ツールが沢山売られているのも、そのような気候風土故のことでしょう。
ベッドの床板も通気性に関してはかなり気を使っています。
その中でも床板が巣の状になっているものを特に「すのこベッド」と呼んでいます。
ですからすのこベッドには、スタンダードなステーションタイプもあれれば、低さをアピールするフロアタイプ、ベッド下収納の収納タイプなどすべてのスタイルにすのこベッドは存在しています。
つまり、床板がスノコになっている「ベッド」は、すべてすのこベッドです。
すのこベッドは通気性に優れ、湿気を上手に調節してくれるため、ジメジメと湿気が多い日本で使うには、最適のベッドです。
ベッドの床板の種類
ベッドの底板の仕様は「すのこ」「総板」「穴空きパネル」「メッシュ」などがあります。
また「底板」を「床板」「敷板」などと呼ぶことも多いです。
1.スラットタイプのベッドの底板
板をパタパタおいてゆくタイプで、角材に打ち付けてないので、厳密にはすのこではありません。板の真ん中に体重をかけると破損します。が、マットレスを乗せると重さが分散するので、大丈夫です。
2.頑丈なすのこの底板
このように細かく角材を使って作ったすのこはとても頑丈で、何人載っても大丈夫です。子共が少しぐらい跳ねても壊れることはありません。
3.高級なすのこ素材
手の込んだ、高給なすのこベッドのすのこの形状。こちらはフランスベッドのすのこ仕様のベッドの底板です。板にウェーヴがあるため通気性に優れます。
4.2枚に組み上がったすのこ板
すのこが二枚に組み上がっているので、パタンタンとフレームに乗せればベッドが完成。楽ちんです。
5.帯状の帆布で数珠つなぎの床板
真ん中と両サイドを帯状の帆布で止めて畳める底板です。パタパタと広げてフレームに収めます。こちらもスラットなので厳密にはすのこではありません。フレームの中心に支えが入っているので見かけよりは丈夫です。
6.ヒノキの総板張り床板
ヒノキの総板張り床板ですが、通気性確保のために一枚一枚の板に通気孔を設けています。
7.二段ベッドなどの穴あき床板
二段ベッドなどにはこのようなパネルタイプの底板が多く使われています。二枚で一台分です。フレームにぴったり収まるのでずれる心配が少ないです。
8.ウッドスプリング
欧州で多く使われているウッドスプリングは、スラットを湾曲させてバネ機能を持たせています。欧州では、コイルマットレスが環境問題で使われなくなったため、底板にクッション機能を持たせています。ラッテクスマットレスと組み合わせて使います。
すのこベッドとは
すのこベッドの「すのこ」とは、ベッドの床板がすのこを使用したものを指します。
すのこは、太い木の角材に薄い木の板を、間隔を開けて直角に打ち付けたものです。
すのこは、お風呂場の床へ水切り目的で置くものや、押入れの収納物の「カビ防止」のために使用します。
また営業倉庫への保管のパレットも構造的にはすのこ仕様です。通気性がよく長期保管には欠かせないものです。
このようにベッドの床板を「すのこ仕様」にしたものを「すのこベッド」と呼んでいます。
この「すのこ」の上にコイルマットレスや、お布団を敷いて使います。
なぜすのこ状にするかというと、湿気の問題があるからです。
日本の気候は、高温多湿の夏が巡るため、ベッドも通気性が悪いとカビの問題が発生します。
よく押し入れにすのこを用いるのも、通気性を確保してカビの発生を防ぐためです。
ベッドをすのこにすると、底板が割れるんじゃない?
なんて、心配をされる方がいますが、確かにすのこ板の仕様が薄かったり、使う板の枚数が少なかったりするとその心配があるでしょう。
でも、その心配はマットレスを載せるとかなり軽減します。だから一定の規格に沿ったすのこを使用したすのこベッドならば安心してお使いいただけます。
その安心の基準は、ベッドの説明書や規格書に掛記載されている「静止耐荷重」に示してあります。
静止耐荷重は、その荷重がかかっても壊れないとメーカーが責任を負える過重となっていて、余裕をもって実際の耐荷重の半分程度の表示になっているものが多いです。
例えば耐荷重130kgとなっていれば、体重とマットレスや寝具を合わせた重さが130kgまでメーカーが保証するということになります。
ジッサイは半分程度で表記されていますから、普通に使っていればまず壊れることはありません。
ただし、マットレスを載せないで、すのこ板の一枚の支えがない場所に直に乗ることは厳禁です。この場合破損します。
また、ベッドの上で飛び跳ねたりすることも、このような薄いすのこの底板の場合は厳禁です。
ようは、すのこベッドのすのこにも、様々な形状、仕様があるということです。
すのこベッドの中には、耐荷重500kgを達成している頑丈なものもあります。
すのこの材質と特徴
すのこに使われる材料は)檜(ヒノキ)、桐(キリ)、杉(スギ)、パイン材、そして合板(ゴウバン)があります
それぞれの特徴は以下の通りです。
(1)檜(ヒノキ)
ヒノキには吸放湿効果はもちろん、水に強く、消臭脱臭効果、ヒノキの香りによるリラックス効果、
抗菌防虫効果など様々なメリットがあります。
ヒノキは時がたつほど硬く丈夫になる素材です。それゆえたとえ中古でも総ヒノキ建の住宅は珍重されます。
ヒノキで作られたすのこベッドであれば、アレルギーなどがある人も安心して使用できます。
(2)桐(キリ)
通販で売られているベッドにも多く使われている素材です。
桐は、昔からタンスなど家具の木材としてよく使用されています。
組織のなかに空気孔を持つため、断熱効果が高く結露もしません。
桐は呼吸をしています。湿度が高くなると膨張し湿気の侵入を防ぎ、乾燥すると収縮して通気性を良くします。
木材の中で最も軽く、狂いが少ない木材で、吸放湿にも優れている「すのこベッド」に最適な材質です。
(3)杉(スギ)
こちらも木材で家具として頻繁に活用されている木材です。
木目がまっすぐで、空気を多く含むため断熱性に優れた杉は、住宅用建築材として広く用いられてきました。
すのこに適した吸放湿効果があり、杉は成長が早いため流通量が多く低価格で購入しやすい材質です。
(4)パイン材
パインは日本名松のことです。
パイン材の特徴は木の香りでリラックス効果があります。
材質も柔らかいのが特徴です。
桐やヒノキと比較すると安価に手に入れることが出来ます。
(5)合板(ゴウバン)
「合板(ごうはん)」とは、原木を大根の桂むきのように薄く剥いたもの(単板=Veneer)を乾燥させ、
単板の繊維方向(木目方向)を1枚ごとに直交させて、接着剤を塗布して積み重ねて貼り合わせたものです。
合板の特長は、木材は、軽い、断熱性や吸音性がある、調湿作用がある、香りが良い、温かみがある、加工しやすい素材であり、特に日本のような高温・多湿の環境では欠かせない材料として、古くから利用されてきました。
合板は、そんな木材の優れた特性をすべて備え、さらに木材の持ついくつかの欠点を製造技術で補正して、木材より強く、幅が広く、伸び縮みの少ない優れた材料に作り上げたものです。
すのこベッドのメリット
通気性が良くカビが生えにくい
すのこベッドの最大のメリットは通気性の良さです。
前記したように、日本は高温多湿の夏が必ず巡ってくる気候風土です。
つまり湿気がとても多いのです。よく、欧州車の電気系統が弱いといわれるのもそのためです。
欧州は湿気が少ないため、欧州車の電気系統に使用している絶縁体が日本のものとは違い湿気に耐えられないためです。
ですから、すのこベッドは日本で使うには最適な仕様なのです。
ベッドの下からの通気性があるので、マットレスを使っても、お布団を使っても湿気が軽減され、何時でもサラサラな気持ちよい睡眠を得られます。
また、人は、一番にコップ一杯以上もの汗を発散させているとも言われています。
滴るような汗の人は少ないですが、汗をかいていないと思っても寝汗は出ています。
ですから、畳に布団を敷いて寝てる方は度々布団干しをする必要があります。
ところが、通気性が良いすのこベッドなら、マットレスや敷布団の下からは常に新鮮な空気が供給されているので、
汗による湿気空気中に蒸散してしまいます。それゆえ、布団干しに精を出さなくてもカビの心配は激減します。
すのこの素材によってはリラクゼーション効果が期待できる
すのこを、天然木であるヒノキや杉、パイン材を選べばリラクゼーション効果が期待できるのもいいですね。
みなさまも経験あると思いますが、森を歩くと実に気持ちの良いものです。この気持ちの良さは俗に森林浴と言われるほどです。
では、森林浴をすると落ち着くのはなぜでしょうか?
それは、植物が出す「フィトンチッド」という物質のおかげなんです。
フィトンチッドは、人間の身体の健康にもよいことが科学的に解明されており、血圧の低下や脈拍の乱れの減少、 ストレスホルモンの減少などをもたらすといわれています。
天然木のすのこベッドを使うということは、ストレスを解消するのに効果的な最良のリラクゼーションなのです。
ですから、長い間すのこベッドを使っていて、すのこが痛んだり、リラクゼーション効果を求めたりですのこだけを特注する方もいます。
ご自分の寝ている下から「フィトンチッド」が香り出て、なんて考えると、すのこベッドはほんとに贅沢なベッドになります。
夏涼しくすごせる
昔の日本家屋は、夏を涼しくするようにできています。冬対策ではなく夏対策です。
屋根は昔風ならかやぶきです。障子が多く使われていますし、基礎は石だけで周りは囲われていません。
これにより、暑い夏を涼しく過ごす古からの知恵が詰まって今のですね。
ところが近代、西洋化とともに住宅も高気密になっています。
これはエアコンの発達が大きいでしょう。室温や湿度をコントロールできるようになったからでしょうね。
でも寝ているときのエアコンは身体に悪い影響を及ぼします。
今では「冷房病」なんて呼ばれて、体の変調に悩む方も多く、対策も研究されています。
寝るときにも冷房の点けっぱなしは良くありませんね。これは経験値で誰でも知っていることです。
涼しく寝るにはやっぱりすのこベッドです。
すのこベッドは湿気がこもらない構造になっているため、夏場は涼しく就寝することができます。
普通のマットレスだと、どうしても熱がこもってしまい、寝苦しくなります。
布団を敷かずに、すのこの上にイ草の薄ゴザなどを敷いて、そのままの状態で横になっても良いですし、硬すぎる場合はベッドパッドや布団で調節できます。
寝汗による湿っぽさも、風の通りが良いのですっきり乾いて快適に眠ることができます。
すのこベッドのデメリット
通気性が良くて寒い(かも)
夏に涼しいの反対で、すのこの通気性の良さは湿度の高い梅雨の時期や夏場は大きなメリットとなりますが、冬には一転してデメリットとなるかもしれません。
というのも、冬場には布団の下から常に冷たい空気が供給されることになるからです。
けれどこれは大きなデメリットにはならないでしょうね。
というのは、通気性が良いといっても、外からの風のように吹きさらすということではありません。
あくまでも室内でもことなんです。住宅事情が高気密と大きく変わっている現代、もしかしたら冬でも湿気の夜カビの心配があります。
2022年売れ筋すのこベッドベッド10選
- すのこベッド シングル 木製ベッド ローベッド 高さ調整
- ベッド 収納 シングルベッド マットレス付き すのこ仕様
- 檜すのこベッド シングル ヘッドレスベッド
- 檜すのこベッド セミダブル ヘッドレス ベッド
- ローベッド シングル 木製 棚付き すのこ ベッド
- マリッカ すのこベッド シングル 木製ベッド
- 棚付きベッド すのこベッド 脚付きベッド
- 親子ベッド シングル 木製 ベッド 宮付き
- 折り畳み桐すのこベッド 床面高35cm ハイタイプ
- ラルーチェ すのこベッド シングル 木製 宮付き
すのこベッド シングル 木製ベッド ローベッド 高さ調整
シンプルで頑丈な当社オリジナルの天然木すのこベッド「バノン」。
公的検査機関で静止耐荷重350kgをクリアした頑丈設計のすのこベッドです!
頑丈さの秘密は厚さ3cmの極太フレームとすのこ床板を支える極太の横桟です。どちらも一般的なベッドのそれより太く設計されました!
ベッド 収納 シングルベッド マットレス付き すのこ仕様
便利なUSBポートは1口、コンセントは2口の計3口搭載。スマートフォンの充電器などを枕元で使用できます。
ヘッドボードはエッジの利いたデザインでブラック&ホワイトの木目調フレームがお部屋になじみます。
フレーム表面には耐水性や耐熱性、耐摩耗性に優れた「メラミン化粧板」を採用。キャスター付きの2杯引き出し付き。
当社オリジナル ベッド・コンシェルジュ nerucoオリジナルのポケットコイルスプリングマットレス付き。
檜すのこベッド シングル ヘッドレスベッド
ひのきすのこベッド シングル マットレスでも布団でも使いやすい丈夫なベッド
お部屋に圧迫感を与えないシンプルなヘッドレスベッドです。
お子様から大人までお使いいただけるシンプルで飽きのこないデザイン。
湿気を上手ににがすのこ床板仕様。すのこ床板部には国産の檜材を使用。
リラックス効果があるといわれる、ひのきの香りを楽しめます。
檜すのこベッド セミダブル ヘッドレス ベッド
フレーム・すのこも檜材を使用 檜すのこベッド セミダブル 木製ベッド ヘッドレスベッド フレームのみ 総檜ベッド 国産檜を贅沢に使用した 天然木 檜ベッド 総檜 床面高さ3段階調節 湿気を上手に逃がす[すのこ床板]スノコベッド セミダブルベッド マットレスでも布団でも使いやすい 丈夫なベッド 檜特有の芳香が楽しめるひのきベッドです。
ローベッド シングル 木製 棚付き すのこ ベッド
高さを抑える事で、圧迫感を低減し、天井までの空間が広がり、お部屋に開放感を生み出します。
厚さ15cm以上のスプリングマットレスを使用すれば、嫌な「ハウスダストゾーン」を避けられます。
床板は湿気やカビ対策、通気性を考え、すのこ床板を採用。
棚付きのヘッドボードには1口コンセントが付いており、スマホ等の充電も出来ます。
マリッカ すのこベッド シングル 木製ベッド
天然木の木目が美しい、北欧をイメージした丸みのあるベッドフレームは、枕元に小物を置ける棚とスマホを立て掛け可能。
ヘッドボード背面にも棚があり、お部屋の仕切りとしてもお使いいただけます。
便利なコンセント付き・床面高さは3段階調節可能・すのこ床面で通気性抜群・耐荷重200kgの頑丈ベッド
棚付きベッド すのこベッド 脚付きベッド
当社オリジナルの棚付きベッド「アーヴィング」。
使い古したような味わいの木目と武骨なアイアン脚が合わさった、ヴィンテージ調の木製ベッドです。
親子ベッド シングル 木製 ベッド 宮付き
インテリアオフィスワンオリジナルの親子ベッド”Rosetta”
LED照明とサイドに可動棚が付いた宮棚付きヘッドボード&キャスター式ベッドの付いたすのこ床面の親子ベッドフレームの組み合わせ。
さらに、機能性に加え、モダンでスタイリッシュなデザインで仕上げました。
本ページはシングルサイズのベッドフレームのみの販売です。
折り畳み桐すのこベッド 床面高35cm ハイタイプ
当社オリジナルの折りたたみすのこベッドです。
調湿効果にも優れた桐材のスノコ床板で通気性抜群!オールシーズン快適な眠りが期待できます。
ヘッドには便利な棚付き。棚にはホコリが入りにくいスライドコンセントが2口とUSBポートが備わっており、スマホ等の充電もバッチリ!
使わないときは折りたたんでおけるため、省スペースです。
ラルーチェ すのこベッド シングル 木製 宮付き
当社オリジナル ベッド
・ラルーチェ La luce 木製スノコベッド シングル 布団の室内干しができる M字スタンドすのこベッド
通気性の高いスノコ仕様で布団でもマットレスでも使えます。
棚・コンセント2口付 フレンチカントリーデザイン。
まとめ
すのこベッドも総底板のベッドと強度に大きな違いはなく、寝心地は他のベッドと同じで全然変わりません。
高温多湿な夏を、カビの心配もなく、快適に寝るためには、もはや欠かせないベッドの仕様といってもよいくらいです。
すのこで隙間があるため、一般的なベッドよりは若干寒く感じるなどと無理やり言えば言えないこともないですが、少なくとも私的には30年も「すのこベッド」使っていてなんの不足もありません。
むしろベッドにカビが生えたなんて言うアクシデントにも、一度として遭遇していないので、ほんとうにすのこベッドの良さを感じます。
毎日使うマットレスや布団を清潔に使うためにも「すのこベッド」の購入を是非検討されてみてはいかがでしょう。
-neruco-