収納付きベッドのデメリットを解消する方法

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収納付きベッドとは

収納付きベッドとは、ベッド下の空間を利用して、収納機能を造り付けたベッドを云います。

ベッドは専有面積が最も大きい家具であり、通常はその下はデッドスペースでホコリが積もるにまかせている状態です。

ところが、収納付きベッドであれば、限られたスペースを有効活用できるので、衣類やリネンなどを収納するにはもってこいのアイテムです。

収納付きベッドは人気があるため、デザインやカラーやタイプが豊富です。

機能だけでなく自分好みのベッドを選べるのでどんなお部屋にも違和感なく導入できます。

収納ベッドには収納の仕方によって幾つかの種類があります。

収納付きベッドは大きくわけて以下の3種類になります。

収納付きベッドの種類

  • 引き出し付ベッド
  • チェストベッド
  • ガス圧式跳ね上げ収納ベッド

引き出し付ベッド

引出し付きベッド

最も一般的な引出し付きベッド

ベッド下に二杯の引出しを装備した収納ベッドです。

引き出しが一段なのでベッドの高さが自然な高さに収まっています。

シンプルでどんなインテリアにも合うすっきりとしたデザインが特徴です。

棚付きヘッドボードを選ぶと、ベッド周りに散らかりがちな小物をすっきりとまとめられます。

さらにコンセントがついていたら、スマホやタブレットに充電もできてとっても便利です。

チェストベッド

チェストベッド

収納量抜群のチェストベッド

チェストベッドは、引出しが二段タイプで反対側にも仕切りがない収納スペースを装備しています。

二段設えの箪笥がベッドの下に格納され、その奥にもビッグコンテナが装備されてるイメージです。

高い収納力があることが特徴で、ボックス構造になっているためホコリや虫が入りにくいこともメリットです。

引き出しの数が多いため、衣類や小物など細かく仕分けできます。

チェストベッドの総収納量は押し入れ一個分にも相当します。

ただしその分、通常のベッドに比べてやや寝床が高くなるので、寝起きしにくくなったり、部屋によっては圧迫感を感じる人もいるかもしれません。

BOX構造とは
BoX構造

BoX構造はタンスのように一体型になっています

収納ベッドには引き出しの部分の構造がBOX構造になっているものとそうでないものがあります。

ベッドの説明写真を見ると、引き出された引き出しのサイド下方にスライドレールが見え、サイドフレームがないスタイルがBOX構造のタイプです。

このスライドレ―ルによって、引き出しの出し入れがものすごくスムースに行えます。

BOX構造は、箪笥のように上部と左右、後部を板で囲った構造なので、引き出しの中にホコリが入りにくくなっています。

また、収納ベッドの引き出しのBOX自体がフレーム代わりとなっているので、BOX構造の収納ベッドは、BOX構造でないベッドより遥かに頑丈です。

そして、何より嬉しいのは、工場で完成品(引き出し部分のみ)で出荷されるため、ベッドの組立てもものすごく簡単です。二人でやっておよそ10分程度で完成します。

さらにサイドフレームがないため、Box構造でない収納ベッドと比べてフレームの厚み分収納量が多くなっています。

BOX構造は大切な衣料などをきっちり収納し、いつまでもきれいに保管します。

ですからチェストベッドをお求めになる場合は「BOX構造」と表示のあるベッドがお勧めです。

跳ね上げ式収納ベッド

跳ね上げ式収納ベッド

ベッド下が全て、仕切りのない収納スペースの跳ね上げ式収納ベッド

跳ね上げ式ベッドとは、マットレスが乗った底板ごとガス圧シリンダーによって持ち上げ、収納部にアクセスするベッドを云います。

多くの跳ね上げ式ベッドは「ガス圧ダンパー仕様」となっており、女性でも片手でラクラク開閉が可能です。

ハッチバック車の後部ドアの開閉を想像していただければ分かりやすいと思います。

収納部は仕切りがないため、長尺物やお布団など大きな物も収納したい人向きの収納ベッドです。

跳ね上げ式ベッドには「縦開き」と「横開き」の2種類があります。寝室のレイアウトや使い勝手に合わせて選ぶことができます。

収納付きベッドのメリット・デメリット

収納ベッドのメリット・デメリットはいくつか考えられますが、使う方の事情によってはメリットがデメリットになることも考えられます。

反対にデメリットがメリットになったりします。ようは自分のライフスタイルに合っているかどうかで決めるのが最善です。

収納付きベッドのメリット

メリット1

ベッドは家具の中でも平面積が一番大きい家具です。

その大きな面積のベッド下はデッドスペースとなっています。

そのデッドスペースを有効に活用しましょう!というのが収納ベッドです。

収納ベッドには色々種類があり、引出し4杯(普通の収納ベッド)のものから、引出しが5杯も付いて、さらに引出しの反対側にも大コンテナが装備されているチェストベッド、そしてマットレスごと昇降させる方式のガス圧式収納ベッドもあります。

このタイプはベッド下すべてが収納部で深さもあり、長尺物やゴルフバッグなど大型の物まで楽々収納でき、その最大収納量は、なんと!押入れ一個分にも相当するものです。

収納ベッドの最大のメリットはこの収納力にあります。

ベッド下を収納スペースとして活用できるので、お部屋がスッキリ片付くのがメリットです。

メリット2

ベッド下が収納場所になっている分ベッドが幾分高くなります。

この高さはちょうど椅子に腰掛けるような楽な姿勢から寝起きできるので、腰を痛めた方には向いています。

お布団での寝起きはどっこいしょになりますが、収納ベッドなら適度な高さになるため本当に楽です。

メリット3

寝ている場所の真下が収納場所ですから、仕舞ったものを取り出し易いです。

例えば、お気に入りのCDやDVDとか書物とか、衣類、リネンなども取り出しが便利です。

また、日本は、台風や地震など自然災害がとても多いい国です。

もし就寝中に災害に合い、避難等が生じた場合、緊急持ち出し袋などベッドの下に保管していればいざという場合とても役に立ちます。

防災備蓄用の保存水や食料なども深いコンテナ付きの収納ベッドを選べが悠々収納できます。

ベッドの下なら普段は邪魔になりませんし、取り出しも楽ですね。

メリット4

収納ベッドは、押し入れやクローゼット、チェストなど収納箇所がベッド下に装備しているのですから 、他に収納家具をそろえる必要も極端に減ります。

家具が減れば部屋が広く使えるので、そういう意味では、ニッチな狭い部屋にもっとも向いているベッドではないでしょうか。

メリット5

主婦に一番多い悩みは、布団の収納場所です。

布団は嵩張るため、夏用や冬用、あるいは来客用のスペアの布団を収納する場合、本当に苦労しますよね。

そのため、真空パックにして仕舞うご家庭も多いのではないでしょうか?

でも真空パックは、使うとき、やせた綿がすぐに膨らまないのが欠点です。

せんべい布団では、不意の来客時に困る、という悩みを良く聞きます。

そんな時、布団が仕舞える大きなコンテナを装備したチェストベッドや、ガス圧は跳ね上げ式収納ベッドなら、布団をそのまま収納できて、主婦の強い味方になること請け合いです。

収納付きベッドのデメリット

デメリット1

これは楽な姿勢で寝起きができるメリットの反面でもありますが、収納スペースがある分寝る位置がが高くなってしまうので、小柄な方は寝起きしにくくなったり、お部屋に圧迫感を感じることがあります。

また引き出しが付く分、スタンダードなベッドに比べてお値段も上がってしまいます。

解消方法

お値段の方はどうしようもないですが、寝る位置の高さの方は、マットレスを使わない畳収納ベッドにするとか、できるだけ薄いマットレスを使うとか、マットレスの代わりに敷き布団を使うとかいろいろあります。

またベッドサイドに踏み台を置くのも良いでしょう。

デメリット2

収納部の下は空いていないため掃除機は使うことが出来ません。
こんなことを言うと、引出しの中がホコリまみれになると思われるかもしれませんが、Box構造の収納ベッドを選べばその心配はありません。

Box構造の収納ベッドは箪笥のようにホコリが入らない設計になっています。

解決方法

ベッドの下を掃除するとなると結構面倒です。

これは引き出しを外したり、収納品を一時取り出したりと手間暇が掛かります。

ですが、そもそもヘッドの下が空いていないのですから思ったほど汚れないです。

デメリット3

あんまりぎっちり詰め込み過ぎると引出しが引出しにくいです。

最もこれは普通の箪笥でも起こりうることなので、ご自分で加減して使えばデメリットにはなりません。

解決方法

確かに詰め込み過ぎると重くなり引き出しにくくなります。

なので収納は8分目ほどで止めましょう。

そうすれば結構スムースに引き出すことができます。

デメリット4

収納ベッドはカビが来やすいというのが通説です。

汗が下に染みて湿気でカビが生える、なんて云う人もいますが、汗が滴ることは決してありません。

もしそうなら、普通のベッドでもベッド下の床が湿ったりカーペットなら腐ったりします。が、そんなことはないです。

汗はマットレスに滲み込む前に蒸散してしまいます。

マットレスの中は結構空間があり厚みもあるので、しっとり湿るなんてことは決してありません。

収納したものがカビるようでしたら、もしかしたら、クロ―ゼットの中のものもカビているはずです。

つまりカビる原因は。お部屋の湿度が高いためです。

解決方法

カビの原因は部屋の湿度が高いためです。エアコンや除湿機で湿気を取りましょう。

それには部屋に湿度計を置いて管理することです。

カビの発生条件は

  • 適度な温度があること(10~35℃前後)
  • 栄養分があること
  • 水分がある(湿度80%前後)
  • 酸素があること(呼吸、発酵に必要)

なので、気温の高い時期は温度と湿度管理をしっかりするだけでかなりカビは防げます。

また湿気が多い時期には、時々収納部の引き出しを少し開けて換気をすると良いです。

跳ね上げ式ベッドならば蓋を少し持ち上げて、厚めの本などを挟んでおきましょう。

まとめ

収納ベッドを上手に使うと、部屋が片付いて気持ちよく過ごすことができます。収納ベッドの最大のお悩みはカビの問題だとお聞きします。カビの発生原因は温度と湿度です。

部屋に温度/湿度計を置いて適正には保てばカビは殆ど生えることはありません。寝る位置が高くなると困る方は、マットレスの厚さの見直しや踏み台を置いて解消しましょう。

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