お洒落な低床ベッド、フロアベッドについて徹底分析して見ました

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ベッドを低くしたら、こんなにも開放感が生まれる♪
フロアベッドは、日本人には馴染みの深い「低く暮らす」をシンプルに実現しています。

フロアベッドとはどんなベッドですか?

フロアベッドとは、フレームがぴったり床についた脚がないベッドをいいます。
そのため、ベッドの中では一番低床なベッドという事になります。

低い位置で寝ることになるため、和室で布団を敷いて寝ていた方がベッドに移行しても、違和感が少ないとも言えます。

フロアベッドは、フレームがピッタリ床に設置していますから、通気性はかなり悪いです。
通気性が悪いとカビが心配されます。湿気が多い環境で使うにはしっかりしたカビ対策が必要になります。

フロアベッドは従来のステーションベッド(脚付きベッド)と比べれば全く奇妙な概念ですが、世界中の多くの人々に使用され大成功を収めています。
しかし米国で人気になった理由は、我が国とは少し違う部分もあるようです。

米国におけるフロアベッドの面白い利用状況

米国におけるフロアベッドの利用状況の一つとして、幼児教育の一環として使われてるということが分かりました。
ベッドの中では最高に低いフロアベッドは、幼児の動きの自由と少しの独立性を提供するため、モンテッソーリの哲学と美しく調和しています。
もちろんそのほかに、私たちと同じような大人の使い方があるのですが、此処で少しモンテッソーリについて説明します。

モンテッソーリとは何ですか?

モンテッソーリは、知識、理解、尊重に対する各子供たちの自然な欲求を育むことを目的として、発達のすべての分野で子供と青年の厳格で自発的な成長を促進する教育哲学と実践です。
モンテッソーリは理想的な子供教育であり、子供たちが積極的に、エネルギッシュに、いろいろな事象を探求し、社交的であり、そして何よりも、自分の将来にとってとても大切な自立心を育むことを学びます。

このような幼児教育の一環として、就寝時に、フロアベッドを使うことを親のサポート無しに学んでいきます。

御承知の通り、欧米では子供は早くから親とのベッドをともにしません。
自分の部屋で自分のベッドで就寝する習慣があります。その習慣のずっと初めの段階でフロアベッドを採用します。

始めの内は、幼児はベッドに入らずにカーペットの上に寝ていることもあるようです。
しかししばらくすると幼児も学習し、寝たいときにはベッドに一人で入って休むようになります。

この一連の作業を習得する中で、子供たちは、自発性や独立性、社交性などを学んで自分のものとしていきます。

この教育には普通のステーションベッドでは、高さがあり過ぎて、幼児が自由にベッドへの出入りをできないわけです。

幼児たちのベッドを床に低く置くと、制限なく自由に動くことができるのです。
これにより、幼児たちは閉じ込められるのではなく、必要なときに自分のベッドから出入りすることができます。
それは最初は少し怖いように思えるかもしれませんが、ここでの現実は、フロアベッドが幼児たちが人生の非常に早い段階で、独立したベッドになることを学ぶことをほう助するということです。

ということで、今でも幼児教育に使われるフロアベッドですが、もちろん、大人たちが低く寝るを目的として、あるいはインテリアに求める欲求の結果として、フロアベッドを使用することは日本と同じでしょう。

このようにアメリカでは実に不思議な使い方も為されるフロアベッドですが、実はフロアベッドには二種類の構造と高さがあります。
以下にそれを説明します。

フロアベッドの二種類の構造

フロアベッドの構造は、マットレスの設置方法について幾分の違いがあります。
「マットレス落とし込み型」と「マットレス上乗せ型」です。

これにより通気性が若干異なり、ベッドの高さも違ってきます。

マットレス落とし込み型

マットレス落とし込み型

マットレスをフレームの内側に落とし込むタイプは、フロアベッドの中では最もスタンダードな形状です。
フロアベッドは低く寝るを目的にしたベッドですから、これ以上低いベッドは存在しません。

平たい形状のすのこマットをベッドの範疇に入れる方もいますが、あれはあくまでも敷物(マット)で、寝台(ベッド)ではありません。
ともあれ、落とし込み型タイプは、使っている部材が少なくて済むため、価格もこなれていて、このタイプはとても人気があります。

一方で、いくつかのデメリットもあります。

  • マットレスメイクがしずらい。
  • 通気性が良くない、などです。

マットレス上乗せ型

マットレス上乗せ型

マットレス上乗せ型はフレームの上部面一に、すのこの底板が乗るため、ベッドの高さが若干高くなります。
しかしこの構造のお陰で、マットレスを自由に回せるので、シーツの交換などベッドメイクがしやすくなっています。
また床面からベッドの底板までの空間が開いているため、湿気対策には功を奏しています。

もっともフロアベッドは、フレームが床にピッタリ着いて箱型囲われているため、脚付きベッドと比べると通気性は著しく悪化します。

マットレスの基本的行動は上記の二種ですが、こちらのバリエーションンとして顎つきデザインがあります。
フレームが庇のように張り出しているのが特徴で、ステージタイプと呼ばれています。

マットレス落とし込み型 ステージタイプ

マットレス落とし込み型 ステージタイプ

ステージタイプは、ベッドの縁が丁度囲炉裏のかまちのように、細長いテーブルのように仕立てたフロアベッドです。
このデザインは、見た目がスタイリッシュで、且つゴージャスです。なんかフチ縁なしのスタンダードなフロアベッドと比べると存在感が歴然とあります。
この構造は見た目だけではなく、フロアベッドの弱点であるフレームのたわみが出にくい構造になっています。
ステージは立ち上がったフレームより張り出ているため、足先がはいるスペースがあり、ベッドに入る時に足先をぶつけることが少なくなります。
ステージタイプのデメリットとしては、ベッドの専有面積が広くなること、ベッドを並べて使うには向きません。

マットレス上乗せ型 ステージタイプ

マットレス上乗せ型 ステージタイプ

上乗せ型 ステージタイプの特徴は、前述の落とし込み型ステージタイプに準じます。
ただし、マットレスを乗せると、雰囲気が大分違ってきます。マットレスが上がった分量感が増え、どっしり感が生まれます。
なので、どっちがゴージャスかと問われれば、上乗せ型のステージタイプに軍配が上がります。

上質なフロアベッドに採用されており、見た目は素敵ですが、一方で連結に向きません。

フロアベッドのメリット

  • お部屋が広く感じられる。
  • 低い位置で安心感がある。
  • 部材が少ないので、比較的安い。
  • 厚いマットレスが使える。

お部屋が広く感じられる。

もし目の前に二段ベッドがあったらどうでしょうか?
どなたも圧迫感を感じるのではないでしょうか?
それに引き換えフロアベッドは、ベッド上の空間が開けて部屋の隅々まで見渡せ、とても広く感じます。

ひとの視覚的影響は馬鹿には出来ません。ものすごくわたしたちの精神状態に影響します。
当然、お部屋が広々と感じた方が精神的にはゆったり暮らすことができます。
フロアベッドの低さは、私たちの心に潤いを与えてくれるのです。

低い位置で安心感がある。

ベッドから落ちた経験がある人は、調べてみると結構いらっゃいます。
大人になったら、多少高いベッドから落ちたところで何事も無い事が多いでしょうが、これが小さな子供やご老人でしたら、ひょっとするとケガの恐れがあります。
もし幼い子供と一緒に寝るなら、ベッドは高さを抑えたフロアベッドのほうが安心して休めます。
フロアベッドを連結したファミリーベッドが人気があるのも、こうした安心感からでしょう。

部材が少ないので、比較的安い。

フロアベッドは構造上、脚部がないため比較的安価です。
しかも割とお洒落なデザインが多いのも若い方に特に人気がある理由でしょう。
もしフレームに掛けるコストを、マットレスに振り分けられたなら、もうワンスクラス上質なマットレスを買うことができます。

厚いマットレスが使える。

フロアベッドは最も低いベッドです。
なのでダブルクッションなどの分厚いマットレスを使っても、よじ登るほどの高さになることはありません。
望めば、ふかふかの夢の寝心地だって手に入れることが不可能ではありません。

フロアベッドのデメリット

どんなものにもメリットがあればデメリットも存在します。
もっとも、このメリット、デメリットは、使う方の条件や使うシチュエーションなどによって、簡単に入れ替わったりします。
フロアベッドの一般的デメリットは以下の通りです。

  • 通気性が悪い。
  • ベッド下の掃除がしにくい。
  • シーツ交換など、ベッドメイクがしずらい。
  • フレームが外側にたわむものがある

通気性が悪い。

これはフレームがぴったり床について、ベッドの下を完全に囲っている以上宿命的です。
底板は、通気性に優れるすのこ仕様が多いですが、そもそもベッドの下に通気性がないのですから、この構造はこと通気性においては致命的であるとさえ言えます。
なので、湿気の多い部屋や時期でのカビ対策はしっかり取らねばなりません。
その方法は後述します。

ベッド下の掃除がしにくい。

ベッドの下が全然空いてないですから、そのままの状態ではベッド下の掃除が無理です。
といっても考えてみれば、全然空いていないわけですから、ホコリやゴミが溜まりにくいとも言えます。
とはいえ一週間に一度くらいはマットレスを上げて、底板を剥ぎ、掃除機を掛けましょう。
そうすることによって空気を入れることができるので、カビ対策にもなります。もちろん目視や匂いなどで状態を把握できます。

シーツ交換など、ベッドメイクがしずらい。

マットレスの落とし込み型は、特にシーツ交換がしずらいです。
マットレスがフレームの中に落ち込んでいますから、力がない女性にはとても困難になります。
男性がいれば手伝わせましょう!
若干ベッドの高さか上がって良いなら、マットレス上乗せタイプにすると、断然ベッドメイクやマットレスローテーションがしやすくなります。

フレームが外側にたわむものがある

フロアベッド フレームがたわむ欠点

安価なフロアベッドの中には、フレームの強度が不足していて『く』の字にたわんでしまうことがあるようです。
実際に『く』の字にたわんで、フレームとマットレスの間に隙間がができてしまう、という口コミもあります。

たわんでしまうと、子供が隙間に足を挟んで転倒する危険性があります。見た目だって相当悪いですし、だいいち気分が悪いでしょう。
原因はフロアベッド「落とし込みタイプ」特有の構造上、筋交いが入れられないからです。
なので今では、メーカー側も、そのようなことが無いように設計変更し、フレームの開き止めバーや、ワイヤーを入れ対処しています。
「落とし込みタイプ」のご購入の際には「たわみ止め対策」が施された商品であるかしっかり確認しましょう。

またすでに購入してしまった方で、その問題でお困りの方は、ホームセンター等で似寄りの部材を購入し、DIYで設置すると良いでしょう。
ワイヤーなどを使えば比較的簡単に取り付けられます。

フロアベッド たわみ防止

今ではほとんど『たわみ防止』対策が施されていますが、図のような表示があるか確認しましょう

フロアベッドカビ対策

高温多湿の夏が巡る日本の気候風土では、何事においてもカビ対策は欠かせません。
食べ物はもちろん浴室やクローゼット、押し入れ、箪笥の中身なども注意を怠ってはなりません。

ベッドもそうです。特にベッド下の通気性に劣る収納ベッドやフロアベッドはカビ対策をしっかり行いましょう。
先ず、カビの季節にはなにも、ベッドや箪笥の中だけに湿気が籠るわけではありません。

すでにお部屋自体の湿度が上がっているということになります。
ですから先ず室内の湿度管理を徹底して行いましょう。
それには湿度計は必須のアイテムです。それで観察しながら状況に応じて手当てを行います。

エアコンや除湿器を使って湿度を減らしましょう。

そしてフロアベッドの対策も同時に行います。当然ながら収納ベッド、クローゼット、押し入れ、箪笥等も同じです。

  • ベッドを壁から10cm以上離して置く
  • 除湿シートを併用する
  • 通気性の良いマットレスにする
  • マットレスのメンテナンスをマメにする
  • 起床時に布団をはがしておく

ベッドを壁から10cm以上離して置く

部屋を広く使いたいからと、ベッドを壁にピッタリ着けるのは湿気対策には厳禁です。
ベッド周りの通気性が著しく悪化するからです。

洗濯物が乾きにくい環境は通気性がない場所です。
風が吹いていれは、例え曇りの日でも洗濯物は乾きます。

なので、部屋の空気も時々入れ替えましょう。
その時マットレス壁に立てかけておけば、ベッドの下も湿気が飛んで一石二丁です。

除湿シートを併用する

マットレスの下に除湿シートを敷きましょう。
この頃は湿気を吸うと色が変わる除湿シートもありますから、使い勝手が良いです。
色が変わったら干して乾かせば、繰り返し使えるので経済的です。

通気性の良いマットレスにする

マットレスは通気性に優れるものを使いましょう。
ファイバーマットレス、ボンネルコイルマットレス、ポケットコイルマットレス、高反発ウレタンマットレスなどが通気性に優れます。

マットレスのメンテナンスをマメにする

これはとても大事です。
ベッドメイクやマットレスのお手入れを数多くやることによって、ベッド下の空気が循環します。
目視や匂いによって、カビの発生などの変化を素早く察知できます。

起床時に布団をはがしておく

フロアベッドはベッド下の通気性が殆どありません。
そこに掛け布団やベッドスプレットを覆いかぶせておくと、まるで蒸しているようです。
朝起きたら布団やベッドスプレットを剥がして、ついでに布団を、部屋干しでも良いですから干しましょう。
時々ベッドを空気に晒しましょう。
その時、マットレスの上乗せタイプであるなら、マットレスと底板の間に、厚めの本などを挟んで空気を入れ替えましょう。
そうすれば湿気を含んだ空気が入れ替わり、ベッド下が乾くのでカビの予防になります。

フロアベッドはこんな方におすすめ

  • お子様の幼児期にとスキンシップを増やし情操教育を深めたい方。(連結フロアベッド)
  • ベッドから落ちる心配がある方。寝相が悪い方。特にお子様にはおすすめです。
  • お部屋を広々と見せたい方。
  • 安価でおしゃれなベッドを購入したい方。

まとめ

フロアベッドは低く寝るを実現したおしゃれなベッドです。
この低い寝姿勢は古来からの日本人の就寝スタイルで、どなたも安心して眠れるでしょう。
フロアベッドの一番の心配は、ベッド下のお掃除がしにくいことと、通気性が悪いことによるカビの問題です。
寝室の湿度管理をしっかりすれば、ベッドのカビは100%防ぐことができます。

-neruco-

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