

黄色をモダンに使った寝室のコーディネート
もっと自由にもっと大胆に!自分だけの空間、ベッドルームを個性豊かに彩りましょう!
装飾のトレンドは一般的には前を向いているものですが、2023年には過去のデザインにノスタルジーを感じていることでしょう。
ベッドルームデザインは、この1年間、不安定で退屈な世界に生きてきた後、個性が詰まった美しい安全な避難所を作るという考えを中心に据えることになるでしょう。
たとえば、ヴィンテージ風を取り入れたり、ステートメントパターンの家具、色彩豊かな花のモチーフ、落ち着いたカラーリング、スカラップエッジ、チェックやストライプのデザインを通して、古いベッドルームに新しい命を吹き込むことが期待できます。
花柄の新鮮なテイスト、ノスタルジックなデザインモチーフの復活、デザイン決定に影響を与える色の組み合わせなど、ベッドルームのデザインにおける印象について以下の6つをご紹介します。
2023年にお勧め♪6つのベッドルームトレンド。
- モダンな花柄
- 特徴的なヘッドボード
- スカラップエッジ
- 落ち着きのあるカラーリング
- チェックとストライプ
- カラードレンチング
1. モダンな花柄

花柄を大胆に取り入れた寝室のインテリア
モダンなインテリアを印象付けるなら大胆な花柄モチーフが最適です。
花柄は常に何らかの形で人気があり、2023年にはベッドルーム全体に使われ、カナリアイエローのような明るい色の椅子張りや壁紙がカバーされるでしょう。
リッチな花柄の人気は来年も続き、さわやかな白を背景にした鮮やかなブルー、グリーン、ピンク、イエローのデザインが人気です。
現代的な花柄は、ガーベラやアジサイ、ポピーなどの大輪の花で描かれることが多く、印象的なスタイルになります。
カーテンやベッドカバーにマリメッコの大胆な柄を用いても面白いですね。
2. 特徴的なヘッドボード

個性的な寝室を演出する個性的なヘッドボード
カラートリートメントがほぼ出来たら、今度はベッドにも注目してみましょう。
個性的なヘッドボードのデザインはベッドルームの印象を決定つける大切な要素です。
柄物の布張りベッドは、ベッドルームに個性を出すのに最適な方法なので、自分のための理想的な隠れ家を作ろうとする人々の間で、2023年に大流行しても不思議ではありません。が日本の場合、販売しているものが非常に少ないので、ベッドスプレットなどで代用します。
自分の部屋に取り入れるなら、ニュートラルな色使いを基調にして、柄を引き立たせることを意識するとよいでしょう。
けれど実際には、自分一人の寝室ならばどんあ冒険だって可能です。
日本ではほぼヘッドボードはベッド本体に作り付けが一般的ですが、ベッドの本場アメリカでは別にあつらえることがトレンドです。
DIYが得意な方の中には、中古パレットなどを使い自作する方も多いです。
また、デザイン豊富なヘッドボード単体の販売も沢山あります。日本でもわずかに単体で販売されています。
寝室の壁や床を、よりエクレクティックなアプローチには、ファブリックや壁紙の柄をそのまま取り入れるのが簡単でおすすめです!
同じようなスタイルのラグやベッドカバー、クッションを使って、ヘッドボードをより印象付けましょう。
ホテルのように、壁に大きなヘッドボードを作りつけることも大変豪勢になってよいですね。
このようにヘッドボードを単体で取り入れる場合は、ヘッドレスベッドを使います。
選ぶ際には、キャスター付きにするとお掃除に際などに移動が楽々できるのでとても便利です。
3. スカラップエッジ

スカラップエッジを取り入れると優しい雰囲気が演出できる
スカラップは、ホタテの貝殻を並べたような、連続した半円の波状の縁取りデザインのことを指します。
ファッション用語としては、半円のモチーフを「スカラップ(scallope)」といい、インテリアでは主にウインドウトリートメントに使われます。
カーテンの上飾りのデザインに多く使われます。またレースの裾がスカラップ状に作られているものも沢山あります。
2023年はボイルカーテンの裾などにスカラップトリムを用いてみてはいかがでしょう。
ベッドでは おもにヘッドボードデザインによく用いられるデザインです。
2023年には、ノスタルジックなデザインが家中に登場します。
70年代風の低めのソファ、ホームアクセサリーにはラタンがふんだんに使われ、キッチンにはパントリーやブレックファストバーといった甘いヴィンテージアクセントが戻ってきます。
ベッドルームでは、ノスタルジックなトリムやスカラップエッジがソフトファニチャーやアクセサリーを飾っています。
1920年代のアメリカンヴィンテージを彷彿とさせるスカラップトリムは、特にベッドリネンやピローなどのソフトファニシングで人気が高まっています。
4. 落ち着きのあるカラーリング

落ち着いて無難なカラーリング
無難で飽きがこない長く使えるカラーリングです。
俗にアースカラーと言われる大地の色、茶系や、木々の緑、空や水のブルーをアレンジして使用します。
インテリアでは、自然界から大きな影響を受けた安らぎの聖域を作ることを意味し、ベッドルームデザインに最適なアプローチと言えます。
コロナ明けの2023年、ペールブルーが多く見られるようになり、あらゆる色合いのグリーンの需要が来年も続くと予想されています。
青と白を基調とした繊細なビーチモチーフ、観葉植物、籐やラタンの家具などを通して、パレットに命を吹き込むために、屋外を歓迎する美学を取り入れ、充実した外観にしましょう。
5. チェックとストライプ

大胆にストライプやチェックを取り入れる
チェックとストライプは、昔から私たちがなじんできたパターンです。
先ず大まかにストライプの種類を簡単におさらいしましょう。
ストライプのいろいろ
- オーニング ストライプ
- ベンガル ストライプ
- キャンディ ストライプ
- ペンシル ストライプ
オーニング・ストライプとは、パラソルやテントなどに使われている単純な等間隔の縦縞の事で、オーニング(awning)は日よけや雨よけの意味です。 白などの明るい色に単色の構成が多く、ブロック・ストライプとも呼んでいます。
ベンガル ストライプは インドのベンガル地方で織られている織柄で、よこ糸に数種の色糸を用いて、よこ畝を強調して織った、鮮やかなよこ縞のことをいいます。 ネクタイや、リボン、ドレスの生地に使われます。
キャンディ ストライプ は 白地に、赤、黄、青、緑などの明るい鮮やかな細い縞が配された柄のこと。 ステッキ状のキャンディにこのような模様が見られるところからこう呼ばれる。
ペンシル ストライプ は 鉛筆(ペンシル)で線を引いたような太さの、等間隔のたてしま柄です。 ピンストライプよりも太く、チョークストライプ(下記)よりも細く、輪郭がはっきりしており、メンズスーツの代表的なストライプのひとつです
次にこちらも大まかにチェックの種類を簡単におさらいしましょう。
チェックのいろいろ
どんな形であっても格子模様になった物をチェック柄と呼びます。
起源にはいくつかの説がありますが、16世紀~17世紀ごろにスコットランド・アーガイルの氏族だった、キャンベル家が使っていたタータンチェックがルーツと言われています。
元々は靴下に使用されていた柄で、当時若者の間で大流行しました。 その後、セーターなどの柄として広く用いられるようになったようです。
以下主なチェックの種類です。
- ギンガムチェック
- タータンチェック
- アーガイルチェック
- マドラスチェック
- グレンチェック
- ハウンドトゥース(千鳥格子)
- ブロックチェック
- ウィンドウペーン(ウィンドペン)
チェックやストライプは特にファッションの分野では昔からよく使われるパターンテクニックです
2023年、チェックとストライプはともに大胆でカラフルなものになるでしょう。
これはクラシックなチェック柄への回帰ではなく、遊び心のあるヴィンテージカラーのワイドストライプや普通よりずんぐりしたチャンキーチェックです。
チェックとストライプは広がりを強調するコーディネートテクニックです。
6. カラードレンチング

カラードレンチングは同色をコーディネートすること
カラードレンチングとは、インテリアに於けるカラーコーディネートの基本の、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーを組み合わせる手法とは違い、昨年頃から海外で見られるようになった手法で、天井や壁、床、家具やカーテン等、部屋の全てをまるで一色に浸したようなインテリア、それが「カラードレンチング」と呼ばれる手法です。
カラードレンチングは、癒しの空間を作るために是非試してほしいオールインペイントのトレンドです。
部屋全体を一色に浸すとはかなり勇気が要りますが、与えるインパクトは抜群です。
秘訣は同系色を上手に組合わせることにつきます。ビビッド系は控えめにソストトーンを広く使うと良いでしょう。
壁や天井から床までシームレスにカラードレンチングすることで、2023年のスタイリッシュな落ち着いた色合いにどっぷりと浸かることができます。
また、塗り分けのテクニックによって、壁が果てしなく続くように見えるため、寝室を広く見せる効果もあります。
そのため、特に小さな部屋を改装する際には、ぜひ検討したいトレンドです。
カラードレンチングは、家の装飾を退屈で味気ないものから、かなり壮観なものに変える素晴らしい方法です。
これは、モダンな家にも伝統的な家にも使用でき、ドラマチックな感覚を加えて現代的な外観を作り出す、注目のインテリア トレンドです。
インテリアに色をたっぷりと取り入れるということは、1 つの色を部屋の天井から床に至るまでさまざまな表面にわたってさまざまな色合いで使用することです。
壁、ラジエーター、天井のバラ、ピクチャーレール、巾木、窓枠、そして本気で取り組むなら家具や調度品も考えてみましょう。
ドラマチックな効果を生み出すために、色をたっぷりと塗り込む必要はありません。
日本人は白壁の歴史が長いですが、この頃はカラーリングの壁紙も豊富なので一面の壁紙にお気に入りのカラー壁紙を用いでそれに合わせて同系色でまとめてみましょう。
いくつかの表面カーテンやベッドカバー、カーペットなどを同系色にするだけでも、大きなインパクトを与えることができます。
まとめ
寝室は大ぴらに他人に見せる場所ではありません。
なのでもっと大胆に、もっと刺激的にしても良いのではないでしょうか?
と言っても、寝室は癒しが求められる場所でもあるのでそこはほどほどに…
極端なビビッド系の色使いや、眼にチカチカするほどの刺激的なコーディネートはNGです。
ポイントはできるだけシンプルにしつつも、ところどころはメリハリが効いた柄図解や色使いが望ましいでしょう。
-neruco-