ベッドの床板(底板)の種類と、日本ではすのこ仕様のベッドが向いているわけ

ベッドの床板(底板)には様々な種類があります。

ベッドの仕様やデザイン、タイプにより、総板張り、すのこ板、ウッドスプリング、
メッシュ(パイプベッド)などがあります。
今日はベッドの底板について少しお話ししましょう。

ベッドの床板(底板)の種類

​■総板張りタイプ​
​■すのこタイプ​
■ウッドスプリング
■メッシュタイプ

■総板張りタイプ​

ベッドの底板

ベッドの底板(総板張りタイプ)


総板張りとはベッドの底板を隙間なく敷き詰めたものを言います。
といっても、ほとんどの場合、幅広の板を指が入り込むくらいの隙間を空けて敷き詰めます。
あるいはコンパネを敷く場合もあります。
コンパネは薄い板の木目を互い違いに何層にも張り合させたもので非常に丈夫です。

他には、二段ベッドなどに使われるパネル状の底板も総板張りの一種です。
二段ベッドは、だいたい1台に2枚程度を敷きます。
形態は通気性を確保するため、荒くした碁盤の目のように穴が開いているものも多いです。
また二段ベッドでは底板とマットレス一体型も売られています。

メリット
・頑丈である
・安定している

デメリット
・通気性がなく蒸れる
・カビが発生することがある
・ベッドが重くなる

​■すのこタイプ​


すのこ状の底板が割と多いのは、日本の気候風土や、私たちが就寝中放出する汗の問題があるからです。
ベッドの底板に間隔を空け通気性を持たせるのは、高温多湿の夏を巡る日本では必要不可欠といってよいものですね。

すのこは、太い木の角材(梁)に薄く狭い木の板を、間隔を開けて直角に打ち付けたものです。
すのこは、お風呂場の水切り目的で置くものや、押入れの収納物の「カビ防止」のために使用しています。

またすのこは様々なところに使われていて、営業倉庫等の保管のパレットも、木製、樹脂製を問わず通気性が良いすのこ仕様です。
すのこは通気性がよく蒸れないので、商品の長期保管には欠かせないものです。

先に申した通り、ベッドの底板が「すのこ」仕様なのは訳があります。
それは第一に、通気性がよく蒸れにくいため、高温多湿の日本の気候風土に最適な仕様だからです。

通気性が良ければカビやダニの発生を抑制できます。
そして隙間の分だけ軽く仕上げることができます。

メーカのストックする時や流通させる時のコストも削減できます。
幅広の板仕様の底板よりバラせば小さくなるからです。

また板の隙間は、広いものもあれば狭いものもあります。
狭く打ち付ければ頑丈になりますが通気性は悪くなり、反対に広く打ち付ければ通気性は良くなりますが弱くなります。

すのこ仕様用ベッドを買うときは耐荷重を確認しましょう。
耐荷重100kgのベッドを体重100kgの方が使うことは好ましくありません。
最低でも耐荷重150~180kgくらいは欲しいですね。
耐荷重によって、すのこのやフレーム、脚の強度が設計されています。

メリット
・通気性に優れる
・カビやダニの発生を抑制する
・ベッドを軽くできる

デメリット
・すのこの一枚に荷重をかけすぎると破損する場合がある

■ウッドスプリング

ウッドスプリング

ウッドスプリングベッドは、ヨーロッパでは普及率80%にも及びます。

ウッドスプリングは、日本にはあまりなじみのない仕様です。
ヨーロッパで主流のベッドの底板ですが、これはヨーロッパのベッド事情と深く関係しています。
廃棄時に発生するヨーロッパの環境問題と強く結びついています。

そして現在ヨーロッパでは、ウッドスプリングとラテックスマットレスの組み合わせが一般的であり、その普及率は80%と言われています。

それはなぜか?

その理由は、金属スプリングマットレスの廃棄時に問題があったためです。
もう一つは電磁波がベッドの金属コイルを介して人体に悪い影響があるというものです。
しかしその実態は明確に解明されたものではないようです。

いづれにしても金属コイルマットは、廃棄時に破砕機がすぐに壊れ、さりとて人力ではコストが掛かり過ぎるという訳です。

結果、金属スプリングを使わなければクッション性が損なわれます。
金属コイルと比して、大きく反発力や耐久性が低下します。

それを補うためにウッドスプリングが登場したという訳です。

ウッドスプリングはその名の通り、板状の底板一枚一枚が湾曲していて、バネの役目を果たしているのですね。

日本でも金属スプリングが破砕機の故障の原因になることから、今後処分が難しくなっていくのではないかと考えています。

が未だ表立った動きはありません。なので日本では当分コイルマットレスが主流となるでしょう。

メリット
・通気性に優れる
・カビやダニの発生を抑制する
・ダブルクッション効果がある

デメリット
・高価である

■メッシュタイプ

アイアンベッド

アイアンベッドの底は通気性が良いメッシュ仕様

パイプベッド(アイアンベッド)に多い仕様です。網目のネットをベッドの底に張っているので通気性は抜群です。
ですが欠点もあります。
マットレスを敷かないで網目に乗ると変形し、悪くすると破損します。

使い方は基本的にマットレスを置いて使います。
どうしても布団を使いたい場合は、底板マットを用意したほうがいいです。
コンパネなどの板をのせて代用することもできます。
パイプベッド(アイアンベッド)は、耐荷重がさほどないので、マットレスの重さと体重を計算して選んでくださいね。

メリット
・通気性に優れる
・カビやダニの発生を抑制する
・安価である

デメリット
・木製と比べて耐久性に劣る

上記の通り、ベッドの底板にはいろいろな仕様があります。
それぞれ良い点も足りない点もあります。
底板の仕様により丈夫さや通気性も違ってきます。

ですが、日本の気候風土と、近年の住宅の高気密化という現状を考えると、すのこ仕様のベッドがベストな選択ではないでしょうか。

すのこ仕様のベッドが日本に向いているわけ

日本の気候風土は四季があり、必ず年に一度、高温多湿の夏が巡ってきます。
雨季には湿気で空気はジメジメして、環境によってはカビが発生します。

布団やベッドも、洋服なども、湿気対策を怠るといつの間にかカビが生えます。
放っておくとカビは衣類や寝具ベッドなどを台無しにしてしまいます。

また昔の住宅は隙間だらけだったせいか、通気性はあったと思うのですけれど、今の住宅は高気密性ゆえにで蒸る可能性が高いです。

そんな環境でベッドを使うとなれば、通気性に優れるすのこ仕様ということになります。
もっともエアコンや除湿器で、完壁に24時間コントロール出来ればすのこに拘る必要はないでしょう。

ということで、今日は、すのこベッドのデメリットとその対策について考えてみましょう。
※一応デメリットに上げましたが、これも使い方により解消することがほとんどです。
そのことを頭において以下をお読みください。

すのこベッドのデメリットの解消法

すのこベッドのデメリット

①ベッド下の収納には向かない
②きしみ音
③すのこの破損
④冬は寒い

①ベッド下の収納には向かない

すのこベッドから抜け出た湿気はベッド下に滞留してしまうのでベッド下の収納には向きません。
衣類など湿気に弱いものを収納すると、衣服などにカビが生える可能性が高くなります。

というデメリットは、底板が二重構造のすのこ仕様収納ベッドを選べば一挙に解決です!

また、湿気対策には除湿器を使ったり、エアコンを点けたり、時には窓を開けて空気を入れ替えたりと、湿気そのものを少なくする対策がとても有効です。

②きしみ音

すのこベッドはどうしてもきしみ音が気になります。
という方がときにはおられるようですが、はっきり言って、モノによるということが大きいでしょう。
シッカリしたつくりのすのこベッドは、キシミ音なんてほとんど出ません。

しかし、もしキシミが出たら、まず第一にそのキシミ音がどこから出てでいるかを特定しましょう。
もしかしたら、キシミはすのこからではなく、マットレスやフレームなどから出ている場合があります。

フレームからなら組み立ているネジの増し締めをしてみましょう。
それだけで解決する場合が多々あります。

家具を組み立てているネジ類は使っているうちに緩みが生じます。軋みや緩みを発見したらすぐにネジの増し締めをします。そうすることによりベッドも初期状態に戻るでしょう。

異音がマットレスから出ていたら、マットレスの内部のコイルの擦れから出ているので交換しかないです。

すのこから出ていたら、これもどのすのこからか特定し、すのこ板の割れやフレームの接点にギャップがないか確認します。
割れがあったら交換します。
ショップではすのこだけを売っていないので、似よりの板をホームセンターで買ってきて交換します。
ギャップについては布切れを挟んだりして解消しましょう。
これで軋み音はかなり減少するでしょう。

ベッド用のコイルマットレスを使用すればあまり気になりませんが、敷き布団で寝る場合は、クッション性が薄いので、体圧がすのこへダイレクトに伝わります。
荷重があまりにも大きいときしみ音が出やすく、体のカーブに合わせてすのこがたわみます。

③すのこの破損

こちらの問題もすのこベッドのモノによります。
確かに、隙間を大きくとった隙間の大きいすのこは、同じ場所ばかりに荷重をかけ続けたり、すのこの一本に乗ったりすると破損することがあります。
そのような構造のすのこの上には、乗ったり集中的に加重を掛けないことにより割れを防げるでしょう。
また子供がベッドの上で飛び跳ねたりする可能性があるなら、頑丈なすのこベッドを買いましょう。
すのこベッドの中には、一般ベッドの4倍もの耐荷重500Kgというものが販売されています。

《わたしの場合》私のベッドのすのこはかなり華奢で、桟のない位置に乗ると折れてしまいそうです。
ですが、もう20年以上何の問題もなく使っています。

すのこの上に分厚いマットレスを使うので、その上でトランポリン遊びでもしない限り問題は発生しません。
ようは使い方なんです。ベッドの上で飛び跳ねたり、すのこの一枚に直に乗らなければ、破損なんてめったにしないものです。

④冬は寒い

冬場のスノコベッドは、風通しの良さが却ってデメリットになり、寒いということを言う方もおられますが、これはあえてデメリットにしてるとしか思いようがありません。
風通しが良いといっても外で寝てるわけではないのです。

しかし、もしそのように寒いというようなことを感じるときには対策はとれます。
寒い時期だけの話ですが、すのこの上に断熱シートなどを敷きましょう。
また、冬場は厚めのマットレスを使ったり、マットレスの上に毛布を敷いて使うと結構暖かいです。

また寝室の暖房を考えてみましょう。

まとめ

さぁいかがだったでしょうか。
確かに通気性が良いとされるすのこベッドのメリットも、時にはデメリットになることもあるでしょう。
でも、すのこベッドは、高温多湿の夏が巡る日本で使うには最も適した仕様なんです。

そして、デメリットが出てきたら、デメリットを解消する手段を考えてみると結構使える手があるのですね。
その時々にいろいろ対処してみてください。
ほとんどのデメリットが解消してしまうでしょう。

また、これから新規にすのこベッドを購入しようとする方は、上記のデメリットを参考に、必要な強度のベッドを検討してみてはいかがでしょうか。

高温多湿な日本で使うには、すのこベッドが最適であり最善です。
通気性をしっかり確保して、カビやダニを抑制し快適な睡眠を堪能しましょう!

すのこは薄い板のものから、分厚い頑丈なものまで様々で幅があります。
薄く華奢なものは、その一枚の桟のない位置に乗ると破損の可能性があります。

なので、すのこベッドを選ぶときは、できるだけ丈夫な仕様を選びましょう。
それでも破損の心配がある方は、耐加重の大きなすのこベッドを求めましょう。
今では、耐荷重500KGをこえる頑丈なすのこベッドも販売されています。


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