無垢材仕上げと突き板仕上げの家具、一体どこがどう違うの?

木製家具には、天然木を使っていてもいろいろな仕様のものがあります。
その中で代表的なものが無垢材を使ったものであり、更には加工技術の進歩とともに現れた突板仕上げのものがあります。
どちらも天然木ですから見た目には何ら変わりがありません。

ではどこがどう違うのか、そして性能的にはどうなのか?
今日は、その辺のところを少し検証してみたいと思います。

天然木家具のいろいろな仕様

無垢材とは

無垢材とは天然木を丸々使ったものや(一枚板座卓など)、ラバーウッド材のように材料を数cm幅にカットし
それらを接着して1枚板風に仕上げた(幅接着材・集成材)があります。

無垢とは、「混じりけがない純粋なもの」といった意味を持つ言葉ですが、無垢のテーブルというと、木(丸太)から切り出した木材を板にして作られた家具の事を指します。

ところが、住宅を作る時に無垢といえば、丸太から切り出したそのものの材料をいいますが、家具の場合は、小さな(細い)板を貼り合わせて大きくしたものも無垢材でありこちらは集成材の無垢材と呼ばれます。

ダイニングテーブルなどでは、無垢材の他に突板や、化粧合板といったものがあります。

突板(つきいた)とは

まず合板や木の繊維を圧縮したパーチクルボードで、芯材と呼ばれる必要な大きさの板の形を作ります。
そこに、天然木を薄くスライスしたシートをベニヤ板に貼り付け、それを芯材で作った枠組みに貼り付けます。
つまり、板の中身は、一枚モノの木ではなく、合板や木の繊維を圧縮したパーチクルボードです。
が、表面には薄いシートですが本物の天燃木になってます。

※薄突板=厚さ:00.2mm~0.25mm 規格:1830mm・2150mm・2450mm・4000mm
※厚突板=厚さ:0.55mm~0.60mm 規格:1830mm・2150mm・2450mm・4000mm

集成材の特徴

自由な形状・寸法の部材が可能集成材は、幅、厚さ、長さ方向を自由に接着調整することができるため、長大材や湾曲材を製造することが可能です。
自由なデザイン、構造計算に基づいて必要とされる強度の部材を供給することができます。

また違った杢目やカラーのものを張り合わすため独特に趣があります。
そして、狂いや乾燥時の割れ、反りが少ない のも特徴です。

木材はもともと水分を多く含んでいるため、乾燥が不充分だと狂い、割れ、反りが生じてしまいます。
そのため集成材はひき板(ラミナ)の段階で天然乾燥に加え、乾燥装置を用いて、含水率を15%以下まで乾燥して、狂い、割れ、反りの防止を図っているのです。

無垢の代名詞、桐材の特徴

また、最近は桐無垢材のタンスが多いですが、安く売っているものはほとんど中国産で、現在までの日本の桐たんすとは全く違う代物です。
同じ桐材でも国内の桐と中国桐とは作り方も全く違い月とスッポン程の違いがあります。
日本製の桐たんすは200万くらいは軽くしてしまいます。

桐材産地の違いは大きいのです!

桐は、中国・日本・北米・ブラジル等広く分布しています。
寒い地域では、桐材の成長がゆっくりと育ちますから、木目(年輪)の間隔がつまっていてしっかり感があります。、
それと比して、暖かい地域では即生のため、木目(年輪)の間隔がゆるやかとなります。つまり柔いのですね。

一般的に木材は成長に数十年かかりますが、「桐」は、成長がとても早く10年程度で桐材にできます。

中国産の桐材

中国と日本の桐の性質は、ほぼ同じです。

違いは、桐を伐採した後に、どの様に処理しているかです。じつは、これがもっとも重要なのですが・・・
簡単に言うと・・・

中国産の桐材の処理は、伐採後、自然乾燥は短期間で済ませ、強制乾燥が主流となっています。桐材の処理で行われる灰汁抜き(あくぬき)も乱暴です。
短期間の処理の弊害は様々なマイナス点を生み出します。
反面クオリティに目をつぶれば、中国産は、短期間で桐の板を作る事ができるので安い価格で提供できます。

※ちなみに日本に出回っている安価な桐材のほとんどが中国産です。

日本産の桐材

それに引き換え日本の桐材の処理は相当時間をかけます。
乾燥・灰汁抜き共に、屋外で雨風にあてて数年間放置するのですね。

少しずる無理をかけず乾燥とあく抜きが進むので質感が高いです。

製造に年数がかかる事は高コストですから、自然人件費がかさみ、純国産の桐材は圧倒的に高価な事です。
そういうわけで、超高級桐たんすには日本産の桐材が使用されています。

ちなみに昔の日本では、女の子が生まれると、桐の木を植えて、その桐を使って箪笥を作り、お嫁入りに一緒に持たせると言う心温まる風習がありました。
親心にグッとくる風習ですが、でも相当のお金がかかったことでしょうね。

無垢材の特徴

無垢材の難点は、天然木のため均質で上質な木目の木が希少であることですね。(あっても高価)
どうしても木目の汚い部分がどこかに出てしまうことです。

つまり天然木の無垢材には、どこかに瑕疵があるということなんですね。
特に日本人は細かい部分が気になるようですから、それを避けようとすると余計にコストが上がるという意見もあります。

実際に、欧米の方などは、少々のことではクレームをつけません。
西洋人たちは、それは天然の木なので当たり前のことと理解されているようです。

しかしそれを良しとしないところが日本人の日本人たるところでしょうね。
モノづくりに於いて妥協しない!だから必然良いものが作れるのですね。

突き板仕上げの特徴

それに比較して突き板仕上げとは、木材の木目の綺麗な部分を薄くスライスし、それを芯材に接着して無垢材に見せかけた仕上げです。

木材を約80℃のお湯に1ヶ月から長い場合には3ヶ月ほども浸けて柔らかくします。
それをスライサー(大きい物は幅6mもある)にかけて0.2mm厚にスライスします。
それを芯材に圧着したものが突き板仕上げの材料になります。

無垢材に比べて製品コストは比較的安価ですが、良い木目の部分を張りますので、仕上がりが美しく、反りや割れが生じにくいため高級仕上げの家具はあえて突き板仕上げをしてあるものもあります。
が、無垢材のどっしり感や長く使っても端っこが剥がれることもなく歳を重ねたぶんだけ愛着が湧いてくるのはやはり無垢材ですね。

それは、無垢材のダイニングテーブルなどを長く使った経験がある方の同一意見でもあります。
どっしりしたテーブルが好きなワタシ個人とすれば、やはり無垢材のダイニングの方に軍配を上げてしまいます。
ただし価格はやはり高いものが多いです!

無垢の家具の良いところ

・質感が良い

無垢材の家具の1番の良さは質感の良さだと思ってます。
実際に触ってみたときの肌当たりもそうだし、見た目からの木材本来の柔らかさや、重厚さ、温かみは無垢材ならではです。
電気製品など無機質なものが増えた中で、天燃木はきっと暮らしの中に落ち着きを与え潤いを与えるでしょう。

・経年変化が楽しめる
天燃木の家具は、年数が経つにつれて、風合いが変化していきます。
無垢の家具は、風合いや雰囲気が良くなり経年変化が楽しめるものです。

・丈夫
なんたって、芯まで木の板です。
いくら何枚かの木を繋ぎあわせているからといって、まず割れませんし、少しくらいの傷は経年変化の内です。
ハニカムパネルの張り物のテーブルのようにスカスカではないのでとても丈夫です。

・修理が可能
専門の郷社に任せることになりますが、ちょっとした傷やへこみに関しては、無垢材であれば修理は可能です。
削りだして再塗装すると綺麗になります。年数が経た木質は色味も深くなり実に味わい深いものです。
ただし、素人さんが自分ですると失敗して余計にひどくなる事もあるので、必ず自己責任でお願いしますね。

無垢の家具の難しいところ

・傷に強い訳ではない
無垢のテーブルは丈夫と書きましたが、だからといって、めっぽう傷に強いという訳ではありません。
材質は木なので木よりも硬いものが当たれば、傷がつきますしへんでしまいます。できるだけ大切に扱いましょうね。
また、木の種類によっては、硬い、柔らかいがあるので、傷が付きにくい素材のテーブルを選ぶということもできます。
※桜や楢材(オーク材)とか)は硬いので傷が付きにくいです。が傷が付かない訳ではありません。

・若干重いです。
無垢材の家具は若干重いです。芯まで木の塊なので間違いなく重いです。
突板などでは、芯材で天板の形に組んで、表面に加工したベニヤ板を貼っているので、中身が空洞のものもあります。
その分重さの面ではかなり軽いこともあります。
まっ、重いことが無垢材の重厚感に繋がっているんで、メリットでもあるんですが、掃除などを考えると、場合によってはデメリットと言えるでしょう。

・反ってくる可能性がある
天然の木材というのは、わずかですが呼吸をしていいます。
周りの湿度に合わせてさらに水分を吸ったり、吐き出したりしています。
この時に、若干ですが木が伸縮します。それがテーブルの反りにつながります。ひどいと割れが起こる場合もあります。
もちろん、反りを止めるためのパーツが裏側に取り付けられているので、反ったり割れたりは非常に少ないと思います。
ただ、その可能性がある事は知っておくべきでしょう。

ちなみに集成材の場合は1枚当たりの材料の面積が小さいので反りにくいです。
逆に効果ではありますが一枚板のテーブルの場合には、面積も広いので反ってくる可能性はかなり高くなります。

・継ぎ目がある
無垢材といえども、一枚板のテーブルは意外に少なくほとんどが何枚かの板を接ぎ合わせています。
違う木繋がるので当然、木目模様や色味が違ってしまいます。でもこれも天燃木の味わいと言えるものかもしれません。
天燃木の床材とビニールシートや塩ビタイルとの差のようなものです。
また接ぎ合わす枚数が少なくて、しっかり作られたものは木目を上手いこと繋げていて風合いが良いですが、細かな木をたくさん繋ぎ合わせたものなどでは、木目がまったくないように見えてとても安っぽく見えます。

さぁいかがだったでしょうか。
簡単に無垢材と突板材の違いなどを述べてみました。
幾らかは参考になったでしょうか?

ひとは太古の昔に森から生まれ、森の中で暮らしてきました。
無垢材であれ、突板材であれ、天然木の家具には森の命が息づいています。

そして天然木には決して同じものがない。天然木の家具類は世界に唯一のものです。
一期一会の木の表情。使い込むほどに味わい深くなり、使い込むほどに愛着が増していきます。


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