欧州で主流のウッドスプリングベッドって、すのこベッドとどう違うの?

ヨーロッパでウッドスプリングが主流なわけ

日本では金属コイルマットレスが主流です。
が、欧州ではウッドスプリングとラテックスマットレスの組み合わせが80%と言われています。
それはなぜか?

その理由は、ヨーロッパで金属スプリングマットレスが使われなくなったためと言われています。
金属スプリングを使わなければクッション性が損なわれます。反発力や耐久性が低下します。
それを補うためにウッドスプリングが発達したものと思われます。

では、なぜ金属スプリングマットレスが衰退したのか?

金属スプリングマットレスは廃棄とリサイクルがしにくいの大きな理由のようです。
金属とウレタン、わた、生地など様々な素材からできている金属スプリングマットレスは廃棄とリサイクルがしにくいものです。
早くから環境に関心が集まっているヨーロッパでは、このために急速に脱金属スプリングマットレスになったものと思われます。
日本でも金属スプリングが破砕機の故障の原因になることから、今後処分が難しくなっていくのではないかと考えています。が表立った動きはまだありません。

《店長私見》
つまりヨーロッパでは、廃棄の時、金属スプリングマットレスは、仕分けなどのコストがかかり過ぎ、環境を汚すということではないでしょうか?
無金属のマットレスやウッドスプリングでしたら焼却廃棄で済み、とてもお手軽るに廃棄できるということです。

それと気候の違いで、比較的涼しいヨーロッパでは、ラテックスマットレスが受け入れられたということも大きいと思われます。
※コイルマットレスのほうがラテックスマットレスよりはるかに通気性に優れます。

そして、ラテックスはゴムですから独特のあの嫌なニオイの問題もあり、日本人にはあまり受け入れられないかも?と思ったりします。
あのキツイ体臭を香水でごまかすヨーロッパ人には、ゴムの匂いなんかさほど気にならない?なんてことも考えられます。

そこで今日は、ウッドスプリングベッドについて考察してみましょう。

ウッドスプリング構造

ウッドスプリング構造

❖ウッドスプリングとは

ウッドスプリングは木の板をベースにラテックスやエラストマーなどの素材を組み合わせて、マットレスの下に弾力性のある支持層を作り、いわばダブルクッション効果で体を支えるしくみです。
主にドイツを中心にヨーロッパで広く使われていて、日本でも増えてきました。

ウッドスプリングの最大の役割は、体の寝姿勢・背骨のラインを保つことにあります。
そこで、硬さを調節できるようになっている製品が多く、仰向き寝・横向き寝など寝姿勢に合わせて調節を行います。

身体の重量をマットレスとウッドスプリングの両方で受け止めるダブルクッション効果があるので、
板やスノコに比べるとマットレスへの負荷が少なくなり、性能の低下が少なくなって寿命が長くなる効果があります。

高級ドイツブランド【sembella】センべラ【Spina】スピナ(ウッドスプリング仕様)

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❖センベラ社

ヨーロッパで最もポピュラーなメーカーが、ドイツのセンベラタイプのウッドスプリングです。
よって国内で最も多く流通しているのがセンベラのウッドスプリングだと思われます。
反りのある積層合板を使い、両サイドをエラストマーと呼ばれる樹脂で支える構造です。
ヨーロッパでは非常にポピュラーなタイプで、本数を多くしたものなどさまざまなバリエーションが用意されています。
電動リクライニングタイプもあります。

❖ウッドスプリングの長所

腰の部分に硬さを調整するスライダーが付いています。
このスライダーは上図にあるように外側へずらすと二本分の板で支えるようになり、硬くなります。
内側へやると、柔らかくなり、これによって腰から臀部の硬さを変えることができます。
また、肩の部分は柔らかくできていて、横向き寝をしたときの肩の出っ張りをやさしく受けるようになっています。

❖ウッドスプリングの短所

15cm以上の厚さを持ったマットレスと組み合わせるのが基本です。
ですから寝心地等はマットレスの質に大きく左右されます。
硬さの調節ができるといっても限定的で、マットレスの性能を補うまではありません。
長年使うと木のしなりが失われてきます。耐久性は10年程度を目安にして交換するようにしてください。

❖ウッドスプリングはラテックスフォームと組み合わせて使う。

ウッドスプリングの伸縮が大きいので5~10cm厚の比較的薄めのラテックスフォームなどのマットレスと組み合わせます。
両側はラテックスフォームでできたサスペンションユニットに支えられており、
中央部に1本~2本の調整用サスペンションユニットを持つ物が多いですが、それぞれのメーカーによってこだわりがあります。
なぜコイルスプリングマットレスと組み合さないのかは下記にその理由を示します。
※日本ではコイルスプリングマットと併用しているものも多いです。

(フラットウッドスプリング+コイルマットレス)デザイナーズベッド【Fortuna】フォルトゥナ

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ウッドスプリング4つの質問

  • Q-1.ウッドスプリングベッドと、すのこベッドとではどう違うんですか?
  • Q-2.ウッドスプリングの耐久性はどうでしょうか?
  • Q-3:ベッドの高さ(マットレスを含む)はどのくらいが理想なの?
  • Q-4:ウッドスプリングがきしみます。

Q-1.ウッドスプリングベッドと、すのこベッドとではどう違うんですか?

A:すのこもウッドスプリングも通気に優れたベッドの底板です。

現在出回っているベッドの底板は大きく分けて「板敷」「すのこ敷」「ウッドスプリング」の3つです。※パイプベッドにはメッシュ構造が多いです。

すのこが通気性だけを求めたのに対して、ウッドスプリングはマットレスのようにクッション性を付加したものになっています。
つまり、すのこがたわみのない平板で作られているのに対し、最近人気上昇中のウッドスプリング(センベラ等)は、板を貼り合わせた合板でアーチ上に反っています。

このそりと、板を支える両端のゴムブッシュによって、ウッドスプリングは体のカーブに添って体を支えることができるのです。
いわばダブルクッションの下のスプリングの役目を果たすのです。

さらにウッドスプリングは腰の部分が2重になっていて、硬さを調節するスライダーがついているのが一般です。
スライダーは外へやると硬くなり、内へやると柔らかくなります。
寝姿勢を考えるときに、もっともデリケートなのが体重の45%を支える腰部です。
スライダーを調節して腰から臀部への硬さを、寝る人それぞれに合ったものにすることによって理想的な寝姿勢が得られるのです。

また、肩の部分にはスリットが入っていて、横になった時に肩の部分がより多くたわんで出っ張りを受け止めるようになっています。
また、ヒュスラーネストやリラックス、エルゴフレックスなど、さらに上級のウッドスプリングは、ラテックスによるクッションで身体へのフィット感がより高まり、さらに細かい調整が可能になっています。

腰痛など腰にトラブルをもっている人はウッドスプリングにすることにより、自分に合わせた腰の支え方を選ぶことができるのでおすすめです。

通気性についていえば、すのこより、ウッドスプリングの方が良好といえるでしょう。すのこだからといって安心はできません。
すのこの木は巾が大きいこともあって、思うほど通気性が確保できていないものがおおいので要注意です。

Q-2.ウッドスプリングの耐久性はどうでしょうか?

A:10年保証のメーカーもあります。

スイス生まれのウッド スプリングベッド「ヒュスラーネスト」など高品位の スプリングベッドは構造上こわれにくく、またパーツの交換も容易です。例えばエルゴフレックスには10年間の保証が付いていますが、通常の使い方ならその倍の年月は使えるでしょう。

またマットレスでは定評があるセンベラのウッドスプリングは、エラストマーと呼ばれるウッドスプリングを支えるゴムブッシュへのストレスが大きく破損しやすい部分です。
通常使用であれば10年ぐらいまでは問題ありませんが、これもパーツを交換することによって補修が可能です。

どちらにせよ、通常使用という前程ですから、お子様のトランポリン遊びは厳禁です。

Q-3.ベッドの高さ(マットレスを含む)はどのくらいが理想なの?

A:30cm~45cmくらいならホコリを吸う量が少ないです。

お布団を敷いての就寝後、お部屋の中には多量のホコリや花粉等が舞っています。
これは暗い処でカーテンの隙間から差し込んだ朝日のように懐中電灯で透かしてみると驚きます。

これらを大量に吸い込まないようにするには、ベッドの高さが最低30~35cmは必要です。

25cmくらいまでが一番ホコリの量が多いのです。
俗説ですが、欧米人に比べ日本人男性の鼻毛が伸びるのは布団文化によるもの。との逸話もあるくらいです。

また高齢の方や足の不自由な方、そして腰痛持ちの方の場合は、低いベッドやお布団でのお休みは拷問でさえあります。
マットレスに座った状態でお尻の位置がヒザと並行、またはヒザより上にあるほうが立ち上がりはとても楽です。

日々の、布団の上げ下げが健康につながる。なんて言葉もありますが
和式トイレと同じように今では死後となっています。

ですからお年を召したらも布団に慣れている方でもベッドのほうが身体には良いです。
寝心地はマットレスでいくらでもお布団に近いものが選べるからです。

またチェストベッドのように50cmも高くなるのは膝や腰を痛めた方やお年寄りには向かないです。
チェストベッドを買ってしまって、どうしても高いのが嫌な場合は、マットレスだけを低いものに替えるか、お布団を敷いて使うこともいいでしょう。

ベッドの適性はホコリ対策には最低30~35cm以上で、体調や体格でお決めになると良いでしょう。
反対にフロアベッドなど25cm位の低いベッドも人気ですが、お部屋は広く感じるでしょうが、ホコリ対策や湿気対策などデメリットも有ることを考慮して下さい。

Q-4.ウッドスプリングがきしみます。

最近、ウッドスプリングすのこのチェストベッドを買ったんですが、
マットレスの下のすのこの部分が、動くたびにギシギシうるさくて困っています。
ベッド自体は買ったばかりなので買い換えるわけにはいかず…

すのこじゃなくてもいいので、ベッドのマットレスを支える部分だけって売っていないでしょうか?
検索しようにも、なんと検索すればいいかわかりませんでした。

ベッドによってサイズが違いそうなので難しいかもしれませんが…
代替できるものなどでもいいので、教えていだだきたいです。

A:私も同じようなベッドを使用しております。

楽○で購入しました。ベッドの下に引き出しとラック?みたいなのが付いており、
足元が観音開きの物です。同じようなベッドでしょうか?
ウッドスプリング部分は6か所か8か所、ねじ止めのところがあります。
同じ仕様なら対策方法があります。
私は、L字型の緩衝剤をホームセンターで購入して、ウッドスプリングに噛ませました。

HOME′Sというホームセンターの「震災対策用品コーナー」にありました。
商品名:安心クッションL字型90cm小
材質:発砲ゴム
発売元:株式会社カーボーイ
サイズ:巾、37mm×長900m×厚9mm
一本800円弱でした。4本購入しました。
厚みがありますので、すのこ敷くときには少し力がいるし、反りがきつくなりますがとても快適です。
ねじ止めはしていません。(ねじ止めしなくても何ら問題ありません)
こんな説明でわかりづらいとは思いますが、ご参考になさってくだされば幸いです。

※ウッドスプリングベッドは、ショップ検索窓にて「ウッドスプリング」で検索してくださいませ。


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