収納は文化、かくして時代は移りベッド下収納に至った!

江戸期の文化

江戸期の長屋のお宅

江戸期の長屋のお宅

江戸期のドラマなどで長屋のお宅を見ると、ほとんどものがないことに驚きます。

押し入れさえなく、部屋の隅にせんべい布団が積んであったりします。

少し実入りがいいお宅は、タンスぐらいは持っているようです。

土間にはかまどがあり、キッチン収納などといった便利なものは見当たりません。

部屋の隅に米びつ、あとは小体な棚に炊事道具や調味料が少し、実にシンプルな暮らしを想像します。

これが、商家になると一変します。

大店になりますと大きな蔵をいくつも持ち、当然屋敷も広く、押し入れなども装備し商売に必要な収納はこと足りる造りに様変わりします。

江戸期の大富豪の蔵屋敷

江戸期の大富豪の蔵屋敷

石高の高い武家屋敷もそうです。

武具を入れる物置や、食料庫は必須であったでしょう。

しかし、商家や、武家であっても、下級の小物のお宅は、長屋住まいに毛が生えた程度であったことでしょう。

そこはやはり、経済的に余裕がある世帯でなければ収納なんて必要ではなかったと思われます。

物が多いということは経済が豊かになるということです。

裕福な家は敷地も家屋敷も大きく、広大で周りを頑丈な門や塀で囲まれていることは古今を通して変わりません。

高禄の武家屋敷では門番さえ置いています。ここのところは現代ではセコムが担当でしょうか。

一億総中流の時代

昭和時代の花形 団地

昭和時代の花形 団地

そして近代、一億総中流と言われた高度成長期、昭和も進んでまいりますと庶民の生活も一変します。

みんながそこそこ裕福になった時代の登場です。

文化住宅と言われた団地が造られ、人々はこぞって入居します。

うさぎ小屋から、3DKの文化住宅へのあこがれが都会を中心に発達し、郊外のあちこちに団地の建設ラッシュも経験しました。

さらに高度成長が続くと、文化住宅と言われた団地サイズから、一回り大きくなった間取りが一般的になり現在に至っています。

一億総中流は所得が増えるということです。経済は住居にも大きな変化をもたらします。

住宅ばかりでなく生活にも変化をもたらします。豊かさは物に反映し、物が溢れ使い捨てという時代に突入します。

使い捨てれば物は増えないのですが、それが間に合わないほどの物量に私たちは自然に埋没しています。

かつて貧しい時代の着たきり雀は過去のものです。

洋服、寝具、家財、嗜好品、電話やテレビや車だって一家に一台なんてケチなものじゃありません。

一人一台です。全てが複数、スペアを持つ時代の大消費社会にワタシたちは住しているのです。

そのような生活の変化は、当然収納の分野にも大変化を要求します。

豊かな暮らしとともに、増えたものを収めるクローゼットが押し入れの他に登場するようになります。

ウォーキングクローゼット

使い勝手が良いウォーキングクローゼット

昔は押し入れが一部屋一つあればよかったものが、あらゆるところに収納箇所が考えられるようになりました。

住居から始まって、家具に至り、自動車だってユーテリティや収納効率のよいものが要求される時代です。

あの小さな軽自動車を見ても、初期のものと現代のものでは比べるべくもありません。

さて、住居に戻ります。昔の台所は流しの下に収納部を設けたシステムキッチンになり、食料庫や床下収納も登場。

寝室にはクローゼット。ロフト収納も現れます。

家具の分野では、ちょいとした隙間にも置ける隙間収納家具も考案されています。

収納ベッドの登場

収納ベッド

収納ベッド登場!

そして、生活習慣の変化によるベッドの普及とともに、ベッドの下を有効活用する収納ベッドも様々なタイプが登場します。

収納ベッドの分野も大きな発展があります。

ベッドの下に二杯の引き出しを装備した スタンダードな収納ベッドから、引出しが5杯(二段タイプ)反対側にコンテナボックスを装備した大収納のチェストベッド。

ガス圧式跳ね上げ式収納ベッドは、トランクを開けるように、ガスシリンダーを使って女性でも軽々開閉できるシステムです。

その他ベッドの脚を高くして、クリアケースなどを使って物が置ける、高さが調節可能で収納も可能なベッドもあります。

ロフトベッドは、押入れとベッドをコラボしたような新しい考え方。若い人には人気のベッドです。

物があふれる時代、それを収納する住居システムと、それでも収まらないから処分する。

そう言った意味では、現代は「収納文化」+「捨てる文化」といえるのではないでしょうか。

仕舞う文化から捨てる文化へ

スカイ捨て時代

廃棄される衣類とスクラップされる自動車

大切なものを、然るべきところにきちんと保管するのが収納です。

でも「仕舞いっぱなし」という言葉もありますように、収納が多くなればなるほど不要物も増えます。

ご自宅のクローゼットを思い浮かべてごらんなさい!

もう何年もしまいっぱなし…こんなことはありませんか?

貧しかった時代「もったいない」と擦れきれるまで使い倒した頃との違いは歴然です。

まだまだ使えるのに次々買い変える時代が今日です。

メーカーはどんどん物を作り、私たちはCMにほだされてどんどんものを買う…

これではいくら収納場所を増やしてもイタチごっこ。終着はありません。

実は、メーカーは私達であり、それを買うのも私たちです。そのような循環で生活を維持しているのも現実です。

ですから、ものが増える文化からは結局は脱出できない仕組みなのです。

その上で、だからこそ私たちは仕舞う文化から、捨てる文化が必要なのかもしれません。

かつての「もったいない」では、社会経済は回らない現実はどうしょうもないのではないでしょうか。

「捨てる文化」は必然です。

だから、いかに効率よく収納し、いかにものを活用してゆくか、この辺をよくよく考えていかないとなりませんね。

収納ベッドは救世主になるか?

前述の通り現代はモノが溢れている時代です。溢れたモノは室内を侵略します。

そのままでは実に落ち着かない部屋になってしまいます。

ベッド収納の場合、その場所は寝室と云うことに絞られます。

押し入れもクローゼットも満杯ならもうベッドの下を活用するしかないです。

ベッドは専有面積が最も大きい家具です。

しかし通常、ベッドの下はホコリが積もるに任せたデッドスペースになっているのが実情です。

そのベッドの下を有効活用するというのが収納ベッドと云うことになります。

収納ベッドにはいくつかの基本的な形態があります。

それは引き出しを使った収納と、ベッドの底板を持ち上げて収納するスタイル、そしてベッドの床下に物を置くというスタイルです。

以下にそれらを簡単に説明します。

収納ベッドのスタイル

  • 引き出し付収納ベッド
  • 引き出し+ロングコンテナ=チェストベッド
  • ガス圧式跳ね上げ式収納ベッド
  • 高さが調節できるベッド

引き出し付収納ベッド

引き出し付収納ベッド

色々な引き出し付収納ベッド

ベッド下に左右二杯の引出しを装備した一般的な収納ベッドです。

引き出しの奥行は40cm弱となっています。

ゆえに引き出しの反対側にも物は置くことが出来ます。

そのためにはモノの出し入れに必要なスペースが必要です。

メリット

収納ベッドはベッド下を収納スペースとして使用できるので、お部屋がスッキリ片付くのがメリットです。

引き出し付は、収納ベッドのスタンダード系で人気が高いベッドと云えます。デザインも豊富で好みの商品を見つけやすくなっています。

殆どのベッドが、引き出しは左右付け替えが可能なので、お部屋のレイアウトを選びません。

他の収納ベッドと比して比較的安価なのもメリットです。

デメリット

収納スペースがある分ベッド高が高くなってしまうので、使うマットレスによってはお部屋に圧迫感を感じることがあります。

が、この高さが腰掛けるのにちょうど良いという方もおられ、そういう方にとってはデメリットになりません。

それから、通常のベッドと比べて、引き出しが付く分お値段も上がってしまいます。

選び方

収納ベッドはヘッドボード以外に収納スペースの造りを良く確認する必要があります。

大きく分けると、引き出し部分がBOX構造の商品(価格高め)と、そうで無い商品(価格安め)で分類されます。

BOX構造

メリットだらけのBOX構造

BOX構造の商品は、完成品で届き(引き出し部分のみ)ベッドフレームと引き出し部分が一体化していることもあり、収納力が高く、埃が入りにくいのが特徴です。

またスライドレール付きで引き出しがスムースに行えます。

ただしBOX構造は、以下に説明するチェストベッドに多く採用され、スタンダードの収納ベッドには少ないです。

引き出し付収納ベッドはこんな方におすすめ
  • お部屋に収納スペースが不足している方。
  • 空間を有効に活用したいと考えている方。
  • 将来的に収納スペースが必要になりそうな方。

チェストベッド

チェストベッド

大収納量のチェストベッド

通常は引出しが5杯(二段タイプ)反対側にコンテナボックスを装備したもの。

アレンジ型としフット側にも引き出しがついたものなどがあります。

引き出しの反対側も板で囲われ、ホコリの入らない収納スペースとして機能しています。

メリット

チェストベッドは、引き出しが5杯で二段になっていて、反対側は巨大なコンテナを装備します。

その為、長尺物やお布団のようにかさばるものも収納でき、その総収納量は押し入れ一個分にも相当する巨大なものです。

二段引き出し付の普通の収納ベッド以上の収納力が魅力です。

お部屋に他の家具を設置するのが不要になるぐらいの収納力が最大のメリットとなります。

また引き出しタイプが浅型・深型など、それぞれ複数用意されているので、収納するものを分けて収納できるもの利点となります。

引き出しの反対側のコンテナは仕切りがないため、長尺物や大物の旅行バッグ等の収納として使うことができます。ホコリ対策も万全です。

デメリット

ベッド下に大容量収納があるため、床板が高くなってしまうので、ベッドの圧迫感を感じやすくなってしまいます。

その分、フロアベッドのように掛ふとんが汚れることはないです。が、寝相の悪い方はベッドガードなどが必要かもしれません。

また ダブルクッション等のマットレスは、厚みがあるため、さらにベッド高が上がるので使いにくくなってしまいます。

その為、薄めのマットレスを選ばざるをえなくなることもあります。

選び方

チェストベッドは、収納部分がBOXタイプ商品かどうかがポイントです。

Box構造であれば収納部分が完成品なので、ベッドの設置組立の手間が少なくて済みます。

チェストベッドはこんな方におすすめ
  • ベッドに押入れ並みのたっぷりの収納力を持たせたい方。
  • お部屋にベッド以外の家具を置かずにお部屋をすっきりさせたい方。
  • 大きい物から小さい物まで細かく分類して収納したい方。

ガス圧式跳ね上げ収納ベッド

ガス圧式跳ね上げ式収納ベッド

ガス圧式跳ね上げ収納ベッドは縦開き横開きがあります

ガス圧跳ね上げ式収納ベッドは、深々なコンテナをベッド下一面に装備しています。

巨大なコンテナですから、お布団や、ゴルフバッグ、旅行かばん、カーペットなど長尺物もたっぷり収納できる♪

しかも車のトランクと同じシステムのガスシリンダーを使い、マットレス毎、軽々と開閉できるから女性でも楽にお使いいただけます。

メリット

ガス圧式跳ね上げ収納ベッドの最大のメリットは、ベッド下全てを、仕切りの無い収納スペースとして利用できる点です。

ガスシリンダー装備なので、力のない方や女性でも簡単に開け閉めができる点も特長になっています。

また引き出しタイプのように、引き出しを引き出すスペースを取らないので、さほど設置場所を必要としないのも特徴です。

デメリット

ベッドを跳ね上げる為の部品が高価な為、他のベッドより価格が高くなっているのがデメリットとなります。

またチェストベッドのように収納スペースが区切られていないので、小物を収納する場合は、ご自身でスペースを区切るか収納ケースなどを使用する必要があります。

(※逆にこれがないから収納するものを選ばないともいえます)

また 跳ね上げ部分の金具の設置など、他のベッドよりも組立が複雑になっている点が難点です。

販売店の組み立てサービスを利用するのがお得です。

選び方

デメリットにあるように、組立が複雑になっていますが組立設置サービスが使える商品も沢山販売されています。

ベッドにより跳ね上げ方向が縦型、横型など異なりますのでお部屋のレイアウトや使い勝手を考慮してお選びください。

ガス圧式跳ね上げ収納ベッドはこんな方におすすめ
  • ベッドの設置スペースを有効活用したい方。
  • 旅行バッグや季節ものなど大きなものを頻繁に出し入れする方。

高さが調節できるベッド

高さが調節できるベッド

高さが調節できるベッドがベッド下収納も可能です

こちらはベッドフレームを段階的に上にあげて、その下に物を置きたい方は置くことが出来るシステムです。

縁の下に物を置くような感じでしょうか。

この場合、収納Box等で収納したほうがホコリが入らず散らからないのでお勧めです。

ただし通常の収納ベッドと違い、収納場所が見えるため、物を見せる収納といえます。

収納ボックスをおしゃれに彩ると、また変わったインテリアが演出できます。

メリット

ベッドの高さを調整すると、ベッドの使用時に限らず、さまざまな場面でメリットがあります。

起き上がるのが楽になる。

足の長さに合わせてベッドの高さを調整すれば、負担を感じることなく楽に起きられるようになります。

フロアベッドなどの低いベッドを使っている場合、ベッドから立ち上がるときに足腰に負担がかかります。

特に腰痛や背中痛みの時や、年配の人は、寝起きしづらいこともあるでしょう。

足の長さに合わせてベッドの高さを調整すれば、負担を感じることなく楽に寝起きできるようになります。

朝スムーズに起きられると、一日を気持ちよくスタートできます。

収納スペースが増える

ベッドが低いとベッド下のスペースが狭いため、物は収納できません。

ベッドの高さを上げれば上げるほど、収納量を増やすことができます。

その最たるベッドがロフトベッドという事になります。

ただしこの場合は、相当高い場所に梯子で上り下りするため使う方が限られます。

高さが調節できるベッドはこんな方にお勧め
  • 使う人に合わせて高さを調整したい方
  • ベッド下収納したい方

ベッドに、座りやすい、立ち上がりやすい理想の高さは、一般的に身長(cm)×0.25であると言われています。

ベッドの上に敷くマットレス(敷布団)の厚さにもよりますが、次のように考えられます。

 

ハイタイプ設定

身長167cmから178cm前後の背の高い方に。

ミドルタイプ設定

身長155cmから166cm前後の方に。

ロータイプ設定

身長143cmから154cm前後の小柄な方に。

ベッド下収納

ベッド下収納はハイタイプ設定がお勧めです。

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